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(京都市浄土宗総本山知恩院の霊園・最高級の国産銘石が建ち並んでいます)
「仕事で故郷を離れて都会暮らし!もう実家で暮らした時間より長くなりました。父の遺骨と母に、こちらで住んでもらう事にしました。日本の石を国内加工でつくってあげたい。でも高いのでしょ?」等のお話しをよく受けます。
日本の石を国内で加工してもらったら、さぞかし高いだろうと、最初から諦めないでください。
実は、銘石と呼ばれるような日本の石でも、デザイン的にシンプルな墓石であれば、海外加工と比べても、加工料に大きな違いはありません!
海外に日本の石を運んだ場合、往復の海上運賃や通関費用がプラスされますので、国内加工の加工料金と大きな差がなくなります。
ここでは、国産墓石として販売されている墓石に、どんな加工の違いがあるのか?国内加工と中国加工では、品質や料金がどう違ってくるのか?国内で加工された国産墓石と、どう違うのか?ご予算の検討をして頂ける様に、おつくり致しました。
この記事の目次
SECTION 1 日本の石の加工には、幾つもの方法があります。

これからご説明する全てが、国産墓石として販売されています。
①採掘会社が中国に原石を販売して、中国が加工した墓石を通常輸入
②日本の石材商社が、中国の工場に加工を委託する委託加工(来料加工)
③日本の工場や商社が、ヤクモノ加工(複雑な加工)だけを中国に委託加工、カクモノ(直線的な加工)を国内で行うミックス加工
④国内で、ヤクモノ加工、カクモノ加工、文字彫刻、磨き等の工程を分業で行う分業加工
⑤一つの工場、または一人の職人が加工する国内加工
④と⑤を純国産墓石として、中国加工の国産墓石と区別がされています。
注意ポイント
純国産墓石には、産地証明、加工者証明、販売者証明が付きます。
産地証明は中国工場も、日本の採掘会社 から購入した時の証明を出してくれますが、一度輸出された石ですから、本当にその石が使用されたのかどうか?が分かりません!国内で加工された墓石の産地証明、加工者証明の付いた証明書と比べると信用性は落ちます。
(中国加工でも、石を送って委託加工をすれば、委託加工をしている日本の会社が、産地証明出してくれます)
中国商社や中国工場の産地証明書は、無いよりはましですが、石の良し悪しを判断するには、販売する石材店の目利きが重要です。
更に、誰がどんな加工をしたかも重要なのです。
木目でいう柾目、板目を無視して、ロスの無い様に、縦横で作られては、安くても色違いに見えたり、水抜けが悪く変色の原因にもなります。
SECTION 2 高くても国内加工された純国産墓石なら、いいお墓が出来上がるのか?

残念ながら、そうではありません!⑤の特別な技術を持った職人さんが、丹精込めて作り上げた墓石なら、文句なく国内加工の技術が上回っていて、高くても価値はあるでしょう。
しかし深刻な後継者不足から、国内加工も分業制になり、未熟な職人さんでも加工ができるシステムに変わっています。
カクモノ加工なら、機材の豊富さと正確さで国内加工ですが、複雑なヤクモノ加工では、毎日加工をし続けている中国の職人さんの方が、技術レベルは高いかもしれません!
注意ポイント
「国内加工は高い!高い墓石の方が良質に違いない!」と思い込まない事です。
石材店毎に見積もりが大きく違うのが、日本の石の国内加工です。
最も違うのが、「国内加工なら、これ位は儲けたい!」という石材店毎の利益の違いなのです。
出来れば加工も含めた全てを国内が希望だけれども、予算があるので石だけでも日本産でつくりたいとお考えであれば、委託加工も選択肢に入れられてもどうでしょうか?
また、デザインをカクモノ加工にした純国産墓石なら、海上運賃のかかる中国加工と変わらない予算で、国内で全ての墓石をつくることも可能です。

墓石を国内加工するメリットと安く作る方法を参考にされてください。
POINT
国産材は、採掘量も少なく希少価値が高いのと、採掘にかかる人件費も高額です。
また高額になる原因として、熟練の職人が丹精込めて、価値のある墓石を、おつくりするからです。
直線的なカクモノ加工であれば、加工料は少ないのです。

高ければいいお墓!品質も良いに違いない!と思い込んでいませんか?
そんな事はありません!
デザインや加工方法を工夫する事で、日本の石でもコストを抑えて、おつくりする事が出来ます。
ご予算と想いに合わせて、日本の石で墓石をおつくりください。
日本の石の国内加工の料金表
(株)かしこでは、日本の石の国内加工を、石質、施工等を譲らずに、コストを抑えてご提案させて頂いております。
基本文字彫刻料金、据え付け工事代金、ステンレスの備品を含んだ完成料金ですが、墓石の大きさ、墓地の広さ、工事条件、基礎工事の要不要等の施工で、若干料金が変わってまいります。
ご予算検討の目安としてご使用ください。
みちのくの石、岡崎の石、四国の庵治石、大島石、九州の天山石等、其々の石を専門に扱う会社や職人に加工して頂いています。
下記は全て国内で加工を行った場合の料金です。

真壁小目石
茨城県を代表する白色系細目の真壁小目石です。自然焼けが少ない銘石です。

磐梯みかげ
独特の青みを特徴とする、みちのくを代表する銘石です。

花沢石
愛知県を代表する青みが綺麗な白系の御影石です。

大島石
採掘会社(丁場)で、最も綺麗な石を特級として販売されています。
幾つもの大島特級の中から、お選びいただけます。

天山石
天山の紺碧、銀鋼、七山御影、富士御影、椿石等、天山系御影石のお取り扱いもしております。

万成石
現在採掘されている中で、最も赤い万成石を、ご提案いたします。

庵治石
庵治石は、色の濃さ、石目、斑の浮き具合が丁場の位置や時期で、それぞれ違います。
必ずサンプルをお取り寄せして、ご了解を頂いた石でおつくりしています。
高ければいい庵治石だと思い込まないで、現地で比べられるといいでしょう。
極上細目を極極上細目の料金で購入されると、大変高額になります。
極極上の特別な庵治石をお求めのお客様には、庵治町にご案内もしております。
価格は、最高級の極上細目ですが、上級細目、細目もございます。
同じ庵治石でも中目になりますと、格段に料金が下がります。

最高級庵治石・ヤクモノ国内加工

特に青目の美しい庵治石は、大きな石が採掘される事が稀です。
極極上細目の石は、時には1年以上お待たせする事もあります。
それだけに、サンプルを施主様にお見せして、了解して頂いてからの加工です。
卓越した技術の職人が、丹精込めておつくりする逸品中の逸品です。
5000番の研磨で、丁寧に磨かれた墓石は、独特の濡れ感を感じさせる艶です。
(上記の画像は、最高級品ですが、予算を抑えて庵治石でおつくりになりたいお客様におかれましても、お気軽にご相談ください。加工は全く同じ国内工場でおつくり致します)
墓石セット料金(国内産出・国内加工)

墓石と納骨室を真壁小目石で、外柵を足助粗目石でおつくりした外柵セットです。

上下蓮華でおつくりした墓石は、庵治石の極上、灯篭付きの外柵は、真壁小目石(青小目)で、国内産出石材の国内加工でおつくりしています。
卓越した職人で無いと、上下蓮華の加工は難しいとされています。
国内加工では、デザインが複雑になればなるほど、加工代金が変わってまいります。
ご希望の石種で、デザインを変更しながら、ご予算のご検討がして頂けます。
このHPをご覧になって頂いて、お分かりかと存じますが、墓石本体とカロート(納骨室)部分を国内加工で、外柵部分をインド材等の海外加工にする等、お客様の想いとご予算に合わせて、ご提案させて頂きます。
(日本の石の委託加工・ミックス加工・文字彫りだけを国内加工にする等の対応もして頂けます)
お気軽にご連絡ください。
取り扱い石種(国産材)
上記以外の日本の石も対応をさせて頂いております。
国内加工の純国産墓石には、石材の産地証明、加工責任者の加工証明、(株)かしこの販売証明をお付けいたします。


(株)かしこでは、フリーダイヤルTEL:0120-953-574か、メールmail@kashiko-ohaka.com
FAX 058-392-6529
LINE 電話番号検索(058-322-9888)株式会社かしこ
で無料相談をしております。
郵送でのお見積もり発送も致しますので、お気軽にご連絡ください。