墓石材として流通しているのは日本産、インド産、中国産、南アフリカ産、ヨーロッパ産をはじめ世界中の石材が使われています。
現在採掘されている石、以前採掘されていた在庫の石を含めると、400種類以上にも及ぶ石が市場にあります。
このページでは、その中でもよく知られている石種を150種類程に絞り込んで、特徴や注意点のご紹介をしています。
① 耐久性や経年変化等の性能で選ばれる
② 色や石目の美しさで選ばれる
③ 日本産(国内産出)等、石の産出地で選ばれる
④ デザイン(和墓・洋墓・デザイン墓)に合わせて石を選ばれる
⑤ ご予算(価格)を優先して、その価格帯から選ばれる
墓石の種類によっては、吸った水が抜けなくて変色する石、耐光性に弱く日焼けする石、鉄分を多く含み錆が出る等の特徴があります。
ここでは、石の産地、強さ(性能)、経年変化、注意点等、特徴を数値と共に、画像で色や柄をご覧になりながら、ご説明させて頂きます。
求められる性質で、最も多いのが、①の耐久性と経年変化です。
つまり硬くて頑丈で、何年も美しさが変わらない石なのです。
このページでは、石の性質を見分けるための数値で表しました。
それでは、石の性質を比較する数値、吸水率、圧縮強度、見かけ比重を、簡単にご説明いたします。
値が低い石ほど水を吸いません!
圧縮強度はどれだけの力に砕けず耐えられるのかを計測した値です。
一定の体積あたりの質量を算出した値です。
重い石のほうが強度もあると考えられています。
年月が経過すると、雨風や紫外線等の影響を受けた石が、劣化や変色するのが経年変化です。
墓石に使用されている石の中でも、御影石は硬くて経年変化にも強いです。
① 粗目の石目より、細目の石目の方が硬くて良質だとお考えの方が多いのですが、見た目の石目がきめ細かくても、必ずしも目が詰まっていて、強い石ではありません!白系の細目の石ほど、水を吸います。吸水率の数値をご確認ください。
② 性能の良い石材は人気もあり価格も高めですが、採掘量の少ない石や、採掘された石の一部しか墓石に使用出来ない様な歩留まりが悪い時は、希少価値として価格が高くなります。安定して豊富に採掘されている石は、価格も安定していて安いです。つまり希少価値や需要と供給にも左右されますので、高い墓石が高性能とは限りません!
③採掘期間が長く、実績の有る石でないと、性質を示す数値が出ていません!新しい石は、採掘後、2~3年で枯渇したり、小さな石しか出なくて、採算が合わないために、閉山になることもあります。継続して採掘されている石は、既に建てられた墓石から、経年変化も確認出来て安心です。
④数値、経年変化等が分かっている石は、注意点も合わせて掲載してあります。デメリットについては、説明をしない石材店も多いので、必ず確認をすることが大切です。
⑤墓石の種類で価格も変わりますが、お墓の値段は、墓所の広さ、墓石の大きさ、地盤、施工、工事条件の良し悪し等でも変わって来ます。墓石のデザインや大きさが決まったら、お気に召した石種で見積もりをしてもらいましょう。金額を見ながら、墓石の大きさや石種を変えて、予算のご検討をされても良いでしょう。
石の性質を更に詳しくお知りになりたい方は、必見!失敗しない墓石(お墓の石)の選び方をご覧ください。
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