墓石(お墓)の石選びのポイント

STONE SELECTION

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「墓石の石なんて、どれも同じに見えて?日本の石だと高そうだし・・・?どうすればいいのかしら?」

墓石に使われている石を、普段から意識して見る事等、殆どないですよね!

墓石の値段は、日本の石だからって、そんなに変わりません!

同じ大きさの墓石で、中国材の安価な石材のG213、茨城産真壁石、国内屈指の品質、西日本を代表するブランド銘石佐賀県天山石の価格の違いです。

想っていたより高かったですか?安かったですか?

石の値段が5倍でも、墓石の値段は、5倍にはならない物です。

日本の石だからってボッタクリされないようにしてくださいね!

値段がどうしても気になる方は、墓石の値段(価格・相場)はこうして決まります墓石の選び方は価格比較しながら予算の検討をご覧ください。

ここでは石の選び方を、性質や注意点の観点から説明しますね!

墓石(お墓の石)には、どんな石を選んだらいいの?

どの石を見ても、みんな全く同じにみえて分からない!

石は、中々素人さんには、わからない物です。

かく言う私も、お墓の形もみんな同じに見えていました。

この仕事を始める前は、お墓参りはしても、そんな事意識して見ていませんでしたからね!

お墓に適した石は、硬くて経年変化が少ない石だと言われます。

墓石材は、大まかに花崗岩、閃緑岩、斑レイ岩、安山岩の4種が挙げられ、産地や成分などにより国内外合わせて300種類ぐらいがあります。

花崗岩は瀬戸内海沿岸をはじめ、茨城県、福島県、愛知県で多く産出され、各産地により目の粗さや色合いが異なり、安山岩は、神奈川県真鶴の小松石が有名ですが、柔らかく経年変化は激しいです。

最近では、輸入石材の流通が増加していて、現在国内で建立されているお墓の大半を中国産の石材が占めつつあります。

値段は値段だけの物なので、高い石がいい石ですか?

石の価格は、需要と供給のバランスで、相場が決まっています。

採掘量が多ければ安価で、少なければ高額、人気があれば高く、無ければ安いです。

また、歩留まりの多い少ないで価格が変わります。

石目が一方方向だったり、キズが多かったりすれば、同じ大きさのブロックでも、つくれる墓石の量が変わります。

ちなみに世界一高額な墓石材は、香川県の庵治石で、石のダイヤと言われています。

庵治石は、希少価値とキズが多くて、原石のブロックの5%ほどしか使用できません。

日本人が、手間をかけてつくるから、特別に高くなってしまいます!

国産材は、外国の石に比べて、日本の風土に合っているからいい石なの?

一概に、国産とか外国産で区別することはできません!

国産材には、経年変化の少ない、いい石も沢山ありますが、そうでない石もあります。

外国産でも吸水率も低く、耐久性に優れた綺麗な石もあります。

避けた方がいい石は、柔らかく、吸水率の高い経年変化がしやすい石です。

国内産の石が日本の風土に合っているという根拠がわかりませんが、考えすぎない方がいいとおもいます。

「生まれ育った日本の石がいい」という想いであれば、日本の石をご検討ください。

石の性質を見分けるための数値として、吸水率、圧縮強度、見かけ比重があります。

圧縮強度

お墓は先祖代々のお骨を守り、将来も子孫に継承され、今後何10年、あるいは100年単位で受け継がれるものですから「耐久性」は重要です。

この圧縮強度はどれだけの力に砕けず耐えられるのかを計測したものです。

硬い石(硬度の高い石)は、風化・劣化に強いといえます。

墓石で使われている石は、御影石などの丈夫で非常に硬い石が多く選ばれています。

見かけ比重

墓石の石を比較検討するときに、もうひとつ参考になるのが見かけ比重です。

これは一定の体積あたりの質量を算出したものです。

重い石のほうが強度もあると考えられていました。

一般的に白よりも黒い石の方が重いのですが、御影石はとても丈夫な石ですので、どの色であっても一定の水準は超えています。

注)御影石は、一般的には花崗岩質岩石ことですが、現在では、完晶質の深成岩のすべてが、御影石の名で呼ばれています。本小松石(神奈川県真鶴産出)は安山岩で御影石ではありません!

吸水率

墓石では吸水率が低い石が、よい石とされ好まれます。

理由は、水は凍ると膨張するため、水を多く吸った状態で凍結すると、石の成分同士の裂け目がヒビ割れて、繰り返すと経時的に石が弱くなってくるとされているからです。

このようなトラブルを避けるには「吸水率の低い墓石」がお薦めです。

墓石に最も多く使われて御影石と呼ばれる花崗岩は、安山岩などに比べて吸水率が低く、墓石に適しています。

経年変化で大きく色が変わったりするのは、水を吸って変わるケースと、太陽の光で焼けて変わるケースがありますが、水が抜けなくなると目立って変わりますので、吸水率の少ない石をお薦めしています。

白系の石、細目の石は、水を吸って抜けない石が多いです。

  • G614

  • バルチック

水が抜けていないですね!変色したように見えてしまいます。

若干グレーですが、日本の天山石、インド産のアーバングレー、インド銀河等は、吸水率も低く経年変化が少ないです。

  • 天山石

  • アーバングレー

  • インド銀河

石の性質や性能の目安として吸水率、見かけ比重、圧縮強度のご説明をしましたが、性能のいい墓石材が、人気があるので高めですが、価格にはあまり関係ありません。

吸水率、圧縮強度、見かけ比重は、石材情報でご確認ください。

墓石の石を選ぶ時には、霊園に出かけて、何年か経った墓石をご覧になってください。

墓石は、風雨や太陽の日差しを浴びた霊園で、ゆっくり経年変化をして行きます。

屋根のある展示場では、分からないのが経年変化です。

そこではサンプルでは分からない事が見えてきます。

欲を言えば、雨上がりの霊園は、石の性質だけでなく、墓地の水はけなども分かるので、墓地確認には最高です。

墓地確認の時にサンプルだけではなく、何年かたった場合の石のご説明や、お気に召した石のイメージを伺うようにしています。

色や柄(石目)で、石を選ぶ時の注意事項

墓石を選ぶ時の要素として、色や柄の好みというものがありますが、ご自分のお気に召した石を選ばれるのがベストです。

さて!ここでは同じ石種での色違い、石目の違いなどで、考えていたイメージと違う墓石にならない為の注意点を幾つかご紹介いたします。

色や石目にこだわっても、価格が大きく変わるものではありません!

お客様が要望され、石材店が正直な説明と、ご希望に合わせて手間をかければ解決する事ばかりです。

石を選ばれる時、色、石目(紋様)、硬さ、吸水率等お客様で、重視される選ばれるポイントが違いますが、ここでは、同じ石種での色違い、石目の違い、などのご説明をいたします。

大島石のランク

同じ石種でも、ランクで石目や価格が大きく違います。

例えば、伊予大島石などは、大きく分けると、以下の4種類に分かれます。(丁場の位置でも細かく違います)

  • 特級

  • 一級

  • カレイ

  • 二等

値段も違いますが、現物で比べられると、同じ石に見えません!

西日本を代表するブランド石の一つですが、大島石の名前だけで購入するとイメージと違う墓石になることがあります。

天山石

日本を代表する国産最高品質墓石材の一つです。

天山山系で産出され、青みが強く透明度の高い石目が特徴の銘石です。

天山石としては、もともと「天山石材」と「田中石材」で採掘された石を天山石として扱いました。

現在では同じ天山系の石も天山石として販売されていますので、産地証明を出してもらうといいでしょう。

  • 天山石材

  • 田中天山

  • 七山御影

  • 椿石

天山石材の石の方が、田中石材の石より色が濃いです。

「七山御影」「椿石」も石目が違いますが、性能は劣りません!

価格が若干違います。

他に「富士御影」があります。

天山石にも「特級」「1級」「並」のランクが付けられています。

石のナデと黒玉

石は自然の物なので、木の節(玉)や年輪(ナデ・オビ)があります。

原石には交わせないほど入っている石種がありますので、予め石材店に説明を受けましょう。

どんな石にもありますが、G654、黒龍石、M1H等は多いです。

G654平和の丁場ですが、画像の左のブロックに白い線が見えますか?

これが大きくした、原石に入っているナデです。

このナデや玉を加工中に出てきたものを取り替える頻度で価格がかわります。

加工中にこのナデや玉(節のような物)が出てきたら、加工を止めて取り替えます。

原石の価格ですから、金額に大きな差はありませんが、コストを詰めすぎると、取りかえずにゴマカシが行われます。

下の画像が、ナデが出てしまった外柵です。

早ければ3ヵ月、遅い時は3年くらい経過してハッキリしてきます。

たまりませんよね!こんな物後から出てきたら!

一発、レッドカードですね!

アーバングレーの青手と赤手です。

吸水率も少なく硬く透明な結晶が美しい人気の石材ですが、青目がお勧めです。

赤目には、錆のような箇所が見えませんか?磁鉄鉱でしょうか、変色します。

バイオレットブルーの色違い

バイオレットブルーは、ウルグアイ産で、硬くて、吸水率も低いです。

研摩後の光沢もよく艶持ちもよく経年変化が少ない高級石材です。

石英と呼ばれる透明感のある鉱物が、雲母や白い長石などを覆っていて大変綺麗な石材です。

下の画像が、白手と濃手ですが、同じ石種に見えませんよね!

  • 白手

  • 濃手

濃い手の方が、角度で薄いピンクがかかったような、ブルーに見えます。

ただ色の濃い石は、ナガレと言うかナデのような物が入っています。

AランクとBランクと呼んでいるようですが、ナガレの少ないのがAランクです。

左がAランク・右がBランク

Bランクの石のサンプルにナガレがあるのが、わかりますか?

Aランクの石を使って、更に削っているときに、ナガレが出たら、取りかえて貰える工場で加工出来る石材店でつくってもらいましょう。

この石で、説明を出来ない石材店で求めるのは危険です。

こんなに色が違うんですから、サンプルを必ずもらいましょう。

インパラブルーのブルーのチップ

小さなサンプルでは、チップの量がわかりません!

当社はンチ20㎝×20㎝ぐらいのサンプルを今ある原石から磨いてつくってもらいます。

小さなサンプルではわかりません!

タマタマ沢山チップが入っていたものを、選んで見せられたら、たまりません!

従来のサンプルと20センチ×20センチのサンプルです。


ブルーのチップの大きなものを探すために、原石に水をかけて、チップの大きさを確認しています。(原石は水をかけると磨いた時の石の色や、結晶の大きさがわかります。)

この石材は、縦と横ではチップや石目が違います。

デザインでカットを工場に指示できる石材店が安心です。

加工して送ってこられた木箱を開けてみないとわからないでは、話になりません!

こんなにブルーが綺麗な原石が採掘されているのがこの丁場です。

マハマブルーの模様

マハマブルーは、マルチカラー系御影石で、インドブルーと呼ばれることもあります。

大理石風で、模様の混ざり方は、様々で、二つとして同じ模様はないので、個性的なお墓を建てたい方によく利用されています。

当社は、現地画像で確認していただくか、どうしても判断が付かないときは、その部分だけもう一つおつくりして、どちらか選んで頂くこともしています。

(イメージは、施主さんで無いとわからない事が多いです)

だからって高くなりませんからご心配いりません。

輸入するわけではありませんので、料金はいただきません!

下は、墓石の最も目立つ部分の部材ですが、模様の違うパーツを、2つ作成して画像を送ってきました。

ここがポイント!

どんな紋様が出るかわからないところが、オリジナルの墓石が出来て、この石のいいところですが、目立つ部分でのBの様な紋様が出た時は、もう一枚Aをつくります。

当社の工場は、Bの様な紋様が出た時は、確認の画像を送って来てくれます。

作り手の目線では無く、買い手の妥協点を考えてくれるからです。

マルチカラーの墓石材は、他にマルチカラーレッド、パラディソ、オーロラ、オリーブグリーン等がありますが、どれも綺麗で、オリジナルの墓石がつくれます。

M1Hの色と石目の違い

どれもM1Hですが、違いますよね!

色も違えば石目も違います。

緑の石で、吸水率が殆ど無いインド材だけの説明でつくると、イメージの墓石にならない事があります。

ニューインペリアルレッドの色と石目の違いです。

同じ石ですが、採れている場所、深さで全く違います。


原石に水をかけました。

中央に辺りをご覧になってください。

途中で変わっているのがわかりますか?

水をかけると、磨いた後の色艶を確認できます。

磨かれていない石を美しく輝かせるには、水をかけることです。

京都などでは、よく見かける風景ですが、打ち水をすると綺麗になるのを見たことありませんか?

「こんなに違っちゃうの?」ですよね!

インドPANの違い

黒御影でも石種が同じなら、区別なんかつかない!同じに見えると考えていらっしゃいませんか?

この画像は、どちらもインドPANです。同じに見えますか?

原石の色が違い、磨きが違えば、黒さが違ってきます。

インドPANは、クンナムと並んで、最高級インド黒御影です。

同じ値段なら、黒い方がいいですよね!

丁寧に何度も磨いてもらえば、ドンドン綺麗な黒になっていきます。

加工料なんて殆ど変わりません!

本小松石・大谷石

東日本で高級墓石材の神奈川県産の本小松石は、安山岩ですからナイフで削れます。

色合わせが難しく、加工中にも青目が赤目に変わったりします。

変わらない美しさを求める方にはお薦めできません!

西日本ではほとんど見られませんが、やわらかさを感じる石肌で、関東では人気が高く、大変高額です。

高い物はいいものだ!と言う先入観は捨ててください!

大谷石(栃木県宇都宮市)に至っては凝灰岩ですから、すぐに壊れますから問題外です。

この石を墓石材として堂々と販売している石材店がありますから、要注意です。

この石を売っている石材店では、一生に一度は、ご先祖様のためにお金を使いましょうと言う考え方です。

儲かればいいと言う、石材店の都合のいい考え方です。

大まかな目安の説明をさせて頂きましたが、硬い石でも、もろかったり、経年変化が大きかったり、ナデ、オビ、ナガレ、玉等の瑕の出やすい石の性質もありますので、よくわかった石材店に相談しましょう。

ここがポイント!

日本の石のランク分けに比べて、海外の石は、品質のいい石か粗悪の石か、大きな原石か小さな原石で価格が違います。

同じ石種で違うと言っても、才(30センチ立方)で10ドル前後ですから、8寸の和墓で15,000円までくらいの違いです。

あくまで加工料、物流費、施工代金等は同じ条件で考えた原価の話です。

墓石の原材料を譲った石材店は、加工や施工でもゴマカシて、安くつくる方法を考えています。

石の説明だけでなく、加工や施工の説明もした上で、見積もってくれる石材店を選びましょう。

商社丸投げの石材店や色や石目の変わりやすい石の現物サンプルを見せてくれて、無ければ取り寄せてくれる石材店を選びましょう。

かしこでは、フリーダイヤルTEL:0120-953-574か、メールmail@kashiko-ohaka.comで無料相談をしておりますので、お気軽にご連絡ください。