見なければ損をする!石材店(墓石店)の選び方!

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お墓は、世代を超えて祀られ引き継がれて行く物です。

何度も作り直すものではないので、慎重に検討したいものです。

お墓を検討された時に、どんな石で、どんな大きさの墓石をつくると幾らなのか?分からない事ばかりですよね!

良いお墓づくりには、誠実にサポートしてくれる親切な石材店を見つける事です。

寺院や葬儀社、仏壇店は、宗教や仏事の専門家ですが、石材の専門家ではありません。

地元である事!会社の規模が大きい事!創業年数等も当てにはなりません。

適正価格で、想いを込めたお墓づくりをしてくれる石材店を選ぶには、先入観を持たずに見分ける方法を勉強してください。

ここでは、石材店選びのポイント、石材店のタイプ、見分け方、見積書の見方、相見積もりの仕方等のご説明をしてまいります。

それでは石材店選びのポイント、タイプの違う石材店と現状をご説明してまいります。

良い石材店選びの7ポイント

POINT1 : 親身になって向き合い相談にのってくれるか?

お墓づくりには、みなさんがさまざまな想いを抱いて望みます。

じっくりお話を聞いて、わかりやすく説明をしてくれ、決して慌てさせること無く、お客様の想いに合わせて、提案をしてくれる石材店を選んでください。

建立後のクレームの殆どが、説明不足、加工施工の丸投げに、あぐらをかいた知識不足です。

石の情報、新しい施工、構造等は、日進月歩で進化しています。

つまり売る事のテクニック(騙しの曖昧営業)ばかり考えて、お墓づくりの勉強不足と言うことです。

海外の事情や施工技術も、目まぐるしく変化しているばかりか、新しい石種がドンドン出て来ています。

墓石を並べて、つくっている振りをして、お店番だけをしていれば商売になる時代は終わりました。

積極的に勉強会や研修会に出かけて、情報を集めていないと、いいお墓づくりは、出来なくなってきています。

POINT2 : 石、加工、施工、仏事にいたるまで詳しいことです。

お墓の石は、日常的に見ているものではありませんから、石のサンプルなど見せられても、比べて見れば、何となく色や文様の違いを感じるくらいです。

親切な石材店は、石の特徴、性質、どんな加工、どんな施工、仏事に至るまで、詳しく説明してくれます。

正直な石材店なら、どの石材店でも共通した石材名で、加工地も教えてくれるはずです。

相見積もりを避けるために、独自の石材名や加工地を黙って販売することはありません!

安くても、粗悪な石や壊れやすい構造や施工では、後々後悔します。

何処の石材店で頼んでも同じ墓石が、出来上がる訳では無いのです。

小話その1

大変熱心な女性で、石の事をよく調べて勉強されていました。

ある石材店で「インドSRのサンプルを見てみたいのですが?」と、お尋ねになったそうです。

「えっ!うちでは扱っていないので、この石がよく似ていますから、これにしませんか?これでいいじゃないですか?」と言われたそうです。

それはアカンでしょ!

貴方は、石屋さんですよね!

お客さんが見たいとおっしゃるなら、サンプルくらい取り寄せて、見せてあげましょうよ!

石材店に置いてある石のサンプルは、石材商社から無償で提供された物です。

商社に電話一本かければ、10日間ぐらいで、工場から国際郵便で届きます。

色調が変わりやすい石は、サンプルがお店にあっても、念の為入手してくれる親切なお店がいいですね!

霊園で独自のルールが決められている事も多く、また、寺院墓地を購入して、新しい墓石を建てる場合等にも、境内での規定や、宗教上、墓石のデザインがある程度決められていることがあります。

トラブルにならないように、相談できる石材店は、心強い味方です。

POINT3 : 見積書・完成図面・契約書があるかどうか!

見積書に、石種・施工方法・図面(大きさのわかる図面)が付いているかです。

墓石の出来上がりや大きさがわかる完成図を付けてもらってください。

石との合成写真や墓地との合成写真を作ってもらえると、更にわかり安いでしょう!

そのお店で購入した場合に、墓石の図面、彫刻の原稿、金額、石の名前、原産国、加工地、施工の仕様、納期、支払い条件、保証などを明記した契約書を交わすかどうかの確認をしてください。

誠実な石材店といい加減な石材店の違いは、契約書の有無や内容です。

見積書の値引き金額や、提出後に容易に値引きがある場合は、元々高く販売していたり、原価を落とすために、粗悪品の石、質を落した加工、手抜き施工で、対応してくる可能性がありますから要注意です!

小話その2

相見積もりで、90万円と70万円で20万の差額があることを伝えられた営業マンが一言!

「アッチの地域の石材店は安いんですわ!うちも同じでやりますから、うちにしてください!地元ですから安心してください!」

営業と別れて、お客さんが一言、「最初からその見積もりでもってこんかい!アンタが安心出来ないよ!」

だって最初は、ボッタクロウとしたんですよ!

信用できる訳がないじゃ無いですか?

POINT4 : 説明を墓地の確認してもらいながら、聞きましょう!

「どんなお墓をイメージしていますか?」と聞かれても、殆どの方が、何から答えていいのか分からない?何を聞いたらいいかもわからない?のでは無いでしょうか?

小さな石のサンプルを見せられても、何が何だか分からない!

展示場の墓石をみても、分かるのはプライスカードだけで、お墓は同じに見えてしまうものです。

お墓を見たことはあっても、ご自分が購入するつもりで見る事なんて、初めての方が殆どです。

屋根のある展示場より、デザインや石の経年変化を見るには墓地が最適です。

墓地確認に同行して、石の説明を受けましょう。

誠実な石材店なら、墓地の確認をして、周りの墓石の形を一緒にみて、お客様のご要望を聞き、石の性質や経年変化の説明をしてくれるでしょう。

屋根のある展示場やでは無く、実際に建てられて、雨風や太陽光線にあたった墓石をご覧になれば、石の良し悪しが判ります。

石は自然の物なので、原石毎に色や石目が違います。

親切な石材店なら、お気に召した石の色や石目が変わりやすい場合、現在使用している原石からカットして、サンプルを作成してくれる事があります。

サンプルと色違いの可能性を、石材店に尋ねてみるのも良いでしょう。

注意!

石材店の案内で、施工実績を見せてもらう事もいいですが、失敗した墓石の案内は、絶対しないものです。

外から見ても分からない構造や施工内容は、仕様書や図面で説明を受けましょう。

POINT5 : 保証やアフターサービスが充実しているか!

墓石の保障内容は、後々のトラブルに発展しますので、保証書は必ずもらってください。

メンテナンスサービスは、無いよりましですが、しっかり施工してある墓石は、天災でも無ければ、10年や15年で修理が必要になることは、ありません!

戒名(法名)の追加彫刻は有料です。

安くやってもらえる所で依頼しましょう。

保証内容とどんな施工をしてもらったかが大切です。

保証内容やアフターサービスについて、最初から丁寧に説明してくれ、お客様の質問に、わかりやすく答えてくれる業者を選びましょう。

POINT6 : 店舗や工事現場に来ることを歓迎してくれ、画像も提供してくれる。

ショールームや工事現場に、見に来ることを歓迎してくれる会社が、お薦めです。

誠実な石材店は、自分たちの仕事に自信と誇りを持ち、見てもらいたいくらいです。

お仕事の都合などで、足が運べないお客様にも、施工後にアルバムなどで見せてくれる石材店なら、安心できるでしょう。

POINT7 : 団体に加入している事や、資格を持っている事を強調する石材店がいますが、加入していないよりは、良いぐらいに考えてください!

全てとは言えませんが、団体も資格もお金を出せば、入手出来るものが多いので、安心の決定打にはなりません!

簡単に石材店を選ぶPOINTのご説明をしましたが、色々な石材店や団体のHPを観ると若干の違いが出てきます。

それは石材店にも色々な石材店があり、タイプの違う石材店が、「自分の会社を売り込みたい!」「不利益なコメントは載せたくない!」等の思惑があるからです。

ここではタイプの違う石材店と現状についてご説明いたします。

このHPを観ている方で、訃報を見てのお悔やみ営業や、霊園内のキャッチセールスに、騙される方は無いと思いますので、そこは省きますね!

タイプの違う石材店と現状

昔からの老舗石材店

みなさんが、石材店として、最初に想いうかべられる墓石の路面店です。

数多くのお墓づくりを手掛けて来た老舗の石材店であれば、安心感もありそうですが、大手ホテル、百貨店レストランのメニュー偽装、木曽路の松坂牛メニュー偽装、赤福や白い恋人の賞味期限偽装や「大阪・船場吉兆」のように、大手企業、老舗の店の偽装事件の例も記憶に新しい所です。

1990年から中国での加工が始まり、自社加工をするお店は殆どなくなりました。

塵肺などで、跡継ぎが育たず、商社から仕入れて販売するだけの石材店が、殆どです。

昔からの機械を置いて、あたかも加工しているかのように、見せているだけです。

1か月に一基か多くても二基、売れない月もあり、販売する墓石に、家族の生活費の全てを乗せますので、かなり高額になります。

お寺や葬儀社の紹介も重要な売り上げで、紹介のマージン分も高く売らなければなりません!

何よりの強みは、お客さんの家の大きさ、本家分家の関係や、お墓の大きさなどを知っていますから、とんでもない高額ですが、それが常識なのです。

創業から永くても、加工は商社任せ、施工技術の変化、販売競争の激化で、倒産、廃業が多くなっています。

地元でしかお墓を作れなかったのは、昔の話です。

頑丈につくってあれば、10年や15年で壊れません!

15年経ったお墓の修理なら建てた石材店でも有料です。

他社が作った墓石の追加彫刻でも、石材店は喜んでやります。

自社加工の個人石材店

今日では、ご自分で加工出来る石材店は、ほとんど無くなりましたが、産地の近くの石材団地では、一部の石材店や職人さんが、国内加工をしています。

庵治石(香川)には、庵治石の加工を得意な石材店さんがいて、大島(愛媛)、天山(佐賀)、真壁(茨城)等、それぞれの産地には、その石を熟知した職人さんが残っています。

技術のある職人さんにお願いすると、たいへん高額になりますが、ご予算が許されるなら、ご検討されるのもいいでしょう。

国内生産でも分業がされている中で、一人の方がおつくりになる墓石は、もはや希少価値というか、芸術です。

お家を宮大工さんに建ててもらう感覚ですね。

加工は、石材商社任せ!店売りと施工だけをしている石材店

「私がおつくりします」「私がお建てしますので安心してください」と言われると、本人が、加工から施工までの全てをやってくれると、思ってしまいませんか?

外注に任せないで自分で建てるとは言うものの、加工が丸投げでは、何にもなりません!

自社施工は、ユニック車等の機材の償却に経費がかかります。

毎日施工しているほど売れている訳ではありません!当然高くなります。

毎日施工をしている専門業者と比べて、時々しか施工しないでは、技術的に高いとは考え難いです。

施工の仕様が明確で、技術レベルの高い専門業者が、少しでも安く建て上げてくれるなら、自社施工で無くても問題ありません。

大型の自社工場や展示場を幾つも持っている石材店

工場の設備投資、展示場の維持管理費、人件費等の莫大な経費がかかる石材店です。

この石材店は、とりわけ工場の職人、営業マン、展示場の留守番、TELのアポインター等の、人件費比率が高いのが特徴です。

以前、ぞんじあげている社長で年収1億2000万の方がおいでになりました。

借り入れが多くて、止めたくても辞められないで、銀行の管理になっている事も多く、資金繰りの悪化で、名の知れた大手が、バタバタ倒産しています

技術者不足で、自社工場を持っている工場でも、難しい加工は中国、原価を抑える為に、中国生産が多くなりました。

原価率は、30%前半で高額の販売をしなくてはならない企業体質です。

メディアに出ている石材店

メディアが記事として取り上げたわけでは無く、お金を出して宣伝させてもらっているのです。

実績や貢献があって呼ばれているわけではありません。

メディアだってお金儲けです!

カモにされて、バカ高く買わないようにしてくださいね!

葬儀社、仏壇店、金融機関等の石材店

お墓の専門家では無い業者が、墓石の販売が出来るのは、日本や中国の石材商社に加工を丸投げして、施工も業者に丸投げです。

少し石の事を話されただけで、専門家だと思い込んでいませんか?

仏事関連業者のお悔やみ商売です。

故人に、「あれもしてあげたい!」「これもしてあげればよかった!」と想っている時ですから、ここぞとばかりにボッタクラレマス!

葬儀を行い、特別な信頼関係を感じられるお家もあるでしょうが、あくまで彼らは仕事で、お金儲けをしている業者なのです。

加工も施工も丸投げで、ノーリスクのお悔やみ商売ですから、お悔やみブローカです。

小話その3

葬儀社の営業さんが一言、「当社は、お仏壇もお墓も扱っています。仏壇やお墓は、一度買われたら何代も使いますが、葬儀は一生に何回もお付き合いしますから、おかしな事は出来ません!

お墓も是非とも当社でお願いします」葬儀後のドサクサで言われると、「そうなのかな!」と思ってしまいます。

でも冷静に考えてください。

「貴方何屋さんですか?」

「何十万も何百万もするものを、何でも屋さんで買えますか?」

本当に美味しいステーキを食べたいなら、肉の専門店ですよね!

色々食べることができる、ファミリーレストランでは無いですよね!

民営霊園や寺院墓地の指定石材店。

墓地の造成、維持管理、人件費、宣伝広告費に経費がかかりますが、独占のために、墓石は、ボッタクリに近い金額で売ります。

彼らは高いと言われたら、墓所を売らなければいい訳です。

お墓の総金額は、「墓地代金 + 墓石代金」です。民営霊園は綺麗ですが、経営者が変わったり、寺院墓地も手厚い供養してもらえますが、入檀家契約が付いてきて、寄付が発生したりします。

お近くの公営霊園が入手出来れば、公営がお薦めです。

お寺の住職のご紹介の石材店

ご住職によっては、マージンを全く受け取らない方もおいでになりますが、ほとんどの場合、何割かのお金の流れがあることが多いです。

お寺さんからの紹介を受けたいために、石材店が競って、マージンを送り寄付をしています。

インターネットでの石材店

ネットでもHP上に店舗がある訳で、展示場が無いから信用できない事はありません!

信用できないのは、立派なカタログやメジャーを送って来ても、お客様に墓地の広さを測らせたりする会社は、信用できません!

墓地は四角形では無いので、対角線や勾配も、測らなくてはならないからです。

施工業者に確認させて、任せっきりでトラブル続出です。

石の良し悪しも分からない様な小さなサンプルを送って来るだけで、石材も、上質な石ではありません!

カタログそのままの大きさで作ると安いですが、同じ条件の墓地など、ほとんどありません!

ドンドン追加料金を乗せられて、良心的な石材店と比べると高くなります。

ジャストプライスの見積もりは殆どありません!目玉商品だけ安くても何もなりません!

比較サイトの石材店

墓石が売れなくなって、生活が苦しくなった石材店、独立したもののHP等作ったことの無い人たちが、比較サイトに登録して、お客様を紹介してもらいます。

サイトの運営者は、成功報酬として10%~15%を石材店からマージンを取ります。

それだけでは無く、紹介を沢山して欲しい石材店には、プレミアム会員として、成功報酬以外にも、月々の会員費を納めさせて、固定で稼いでいるのです。

同じ地域で、同じメンバーが、取った!取られた!の競い合いをさせられていますから、取った!取られた!の競い合いをさせられ、終わりのない販売競争とゴマカシ加工、ゴマカシ施工です。

我先にアプローチされるお客様は、アマゾン川でピラニアに、襲われたようなものです。

成約お祝い金は、チャッカリ石材店からのマージンから払われます。

お客さんが払っていると言う事なのです。

ビジネスですからそれもアリかもしれませんが、販売競争だけの中では、いい墓石が出来るとは思えません!

40万円の墓石の場合は、4万円から6万円をサイトが持って行きますから、44万円か46万円の墓石ということです。

更に販売競争をするわけですから、ゴマカシや手抜きは当たり前で無いと売れないのが、登録している石材店です。

ゴマカシタ安さは、ボッタクリと同じです!

色々なタイプの石材店のご説明をしたのは、大手だから、有名だから、地元だから大丈夫の先入観を、捨てて頂きたかったからです。

大手でも、老舗でも、メディアに出ている石材店でも無く、POINT1~POINT7を重視して選びましょう!

(霊園内で声をかけて来る石材店は、飲み屋街のキャッチセールスと同じです。親切な石材店を装っていますが、ルールを守らない詐欺師です

石材店に行った時に注意する事

最初は話を聞くだけです。

お墓づくりをサポートしてくれる石材店を選ぶわけですから、気楽に行きましょう。

専門家の様に、貴方の知らない言葉を使いますが、選ぶのはあなたですから、主導権を渡してはいけません!

同じ物なら安い方がいい!

安くても悪い墓石は買いたくない!

誰もがお考えだと思います。

訪れた石材店が、貴方にとって良いのか悪いのかは、同じ大きさ、同じ石材、同じ加工と施工で、他の石材店と比べてみないとわかりません!

最初は、ご自分の墓地の広さ(間口×奥行)、和墓、洋墓、デザイン墓等のイメージを漠然と考えて、相談されても良いでしょう。

ネットでも、近隣の石材店でも、まずは薦めの石や墓石の形を聞いてください。

その中で、ご自分の希望される墓石を、大きさ、石材、加工、施工を同じ条件で、何社かに見積もりを依頼すればいいのです。

遠隔地でも誠実な石材店は、墓地の確認や建立後のアフターサービスはしてくれますから、地元の石材店に、こだわる必要はありません!

簡単な知識を勉強されるのも望ましいですが、相手は百戦錬磨の強者です。

予算を聞かれても、判らないままに応えなくても良いのです。

分からないままに話すと、相手のペースになります。

彼らは、出来るだけリスクを負わない話し方をしながら、あなたの予算はどれくらいか?石材店を訪問しているのは自分のお店だけか?等を、話をしながら探っています。

大体の金額を聞いて、もし「初めてですか?」「他社も見られましたか?」とか聞かれたら、「何軒か回って、色々聞いてみたいです!」と伝えてください。

「当社に決めて頂いたら、もう少し勉強できます」なんて言い始めたら、最初の提示金額には、利益が沢山乗っていますね!

墓地の広さから、地域的にどれくらいの金額なのかの相場も、聞いてみるのも良いでしょう。(安くは言わないと思います!)

初めてのお買い物ですから、説明をたくさん聞きましょう。

いい石材店の見分け方

さあ!見積もりが出そろったら、あなたと一緒に、お墓づくりをしてくれる誠実な石材店を選びましょう。

あなたにとって、いい石材店選びと言うと難しくなるので、まず悪い石材店を削除して行く事でご説明してまいります。

石材店が貴方に選んでもらうためのステージです。

STAGE 1(見積もり前)

①親身になって、相談にのってくれましたか?
②わかり安く、石の性質、加工、施工、仏事の説明をしてくれましたか?
小話その4

「これはいい石ですよ!日本の石ですからね!」なんて訳の分からない説明や「インド材は間違いないです。このキーンと言う金属音を聞いてください」

なんて古典的な販売はゴマカシです、叩いている石のサンプルの厚みを変えただけで、音は変わります。

③日本産出の石材には、産地証明が付きますか?

国内加工には、加工証明を付けてもらいましょう。

④設計図や画像で、大きさや完成イメージをつくってもらえましたか?

(通常は設計図や画像は、3日もあれば出来ます。二週間以上見積りに時間がかかっていれば、怠慢です)

⑤契約書、保証、アフターフォローの説明はしてくれましたか?
⑥墓地確認はしてくれますか?

(遠隔地は、見積もり後でもOK)

⑦施工に立ち会えない時でも、工程を画像で見せてもらえますか?

誠実で自信のある石材店は、見て欲しい、詳しく説明を聞いて欲しいはずです。

説明をハッキリしないで、曖昧にしたい石材店は、やめた方がいいです。

ここまでは、POINT1~POINT7のおさらいです。

契約を急がされる!
②金の話ばかりされた!

他の石材店が知らない石種で売り込まれた!
加工地の説明が曖昧だった!

店舗の大きさや創業年数の自慢話ばかりだった!
最初から値引きや、お買い得品の話をされた!

地元でのアフターフォローを強調された!
墓地購入からのお墓づくりで、格安の墓地を薦められた!

1円の墓地なんて言って、墓石と合計したらバカ高じゃん!

もっと詳しく知りたい方は、石材店で聞けない話をご覧ください。

石材の才単価販売の会社がありますが、知らないで便利だと思い込んでしまうと、とんでもない落とし穴があります。

騙されるな!墓石の相場や金額の仕組みが分かります。の才単価販売をご覧ください。

ここに注意!

見積書の比較は、同じ大きさの墓石で、同じ石、同じ施工で無くてはなりません!

特に、普段馴染みのない石材で、紛らわしい名前があります。

国産御影石、中国産白系御影石、インド黒御影石、スウェーデンブラック等の、石材名がハッキリしていない見積書は、アウトです。

AG98と新AG98、インド銀河と新インド銀河、インドSRと新インドSR の様に(新)が付いたらそれは全く違う石です。

    • Ag98

  • 新Ag98

    • インド銀河

  • 新インド銀河

    • インドSR

  • 新インドSR

それぞれ原価が違います。

各社で石材名が違わない様にしましょう。

インド材のアーバングレーは、硬くて経年変化が少なくて、安価なので人気があります。

「これはいい石ですよ!インドのアーバンです!」と言われると、アーバングレーだと皆さん思ってしまいますが、これにも新アーバンと最近ではアーバンKなる石が市場に出ています。

アーバングレーとアーバンKは似ていますが、磨いた時の透明感が違います。

アーバングレーは通称MD5で流通していますが、MD6、MD8、MD9等の紛らわしいアーバンも出て来ています。

    • アーバングレー

  • アーバンK

採掘している丁場も、全く違う石です。

アーバングレー(MD5)で統一して相見積もりしてください。

他にも、極上とか極極上なんて、石のランクを付けて、いかにも高そうにしている表示が有ったら、無視するか、その時点でアウトにしてください!

極極上なんて、業者が勝手に付けているだけで、そんな基準はありません!

ウサン臭いニオイがプンプンしますね!

「相手は、百戦錬磨のプロです」見積内容を同じにして、いい石材店をマズ探しましょう。

誠実な石材店が見つかったら、石の事、予算の事、何でも相談すればいいのです。

石材名に困ったら、墓石の種類と性質を参考にしてください。

新しい石材は載せていませんので、

フリーダイヤル:0120-953-574

メールアドレス:mail@kashiko-ohaka.com

でお確かめください。

STAGE 2 (見積もり後)

ここでは見積もりを出してもらって、貴方が返事をするまでの間のステージです。

①見積もり後の、しつこい売り込みをしてくる石材店は、自信が無いからです。ここでの売り込みを、熱心と勘違いしないでください。

出来れば他社の見積もりを聞き出して、後出しジャンケンをしたいからです。

姑息な反則です!

「もう少しお値打ちにできるんですが?」

それなら「最初から、その金額で見積もらんかい!」

見積書は入札と同じ一発勝負です。

ボッタクッテなければその必要はありません!

②A社は、見積もり後、何度も電話の売り込みやメールの案内が入ります。

B社は、「近くまで来ました。先日お渡ししなかったので、当社のカタログです」と訪問されました。

C社は、見積もり後全く連絡がありません!

貴方は、「A社、B社は熱心なのに、C社は売る気があるのかな?」と想ってしまいませんか?

試しにデザインの一部変更を、C社に依頼してみましょう。

すぐ対応してくれたら、誠実な石材店です。

貴方からの返事を待っていてくれたのです。

STAGE 3(見積もり書の内容)

さて!いよいよ一番気になる金額が書いてある見積書の内容です。

①石の名前は、誰もがわかる石材名ですか?

中国産黒系影石、国産御影石の表示ではダメです。

黒龍石(中国産)では、ダメです。

同じ黒龍石でもG1704、G1716、G1790、G1791等石番があり、原価も品質も違います。

AG98と新AG98、インド産のSRと新SRの様に石も違えば、原価も違います。

同じ石で無ければ、比較検討ができません。

確認されてもいいですが、黒龍石としか書かなかった時点で、バツですね!

明確に石材名がわからない表示は、産地偽装、食品偽装と同じです。

②設計図は付いていますか?

高さ、間口、奥行等見積もり時の墓石の大きさ等が入った図面で見積もり上の大きさを同じであることが確認できる図面を付けてもらいましょう。

図面で一番わかりにくいのが、石の厚さです。記入が無ければ確認してください。

他社が一つの部材でつくってあるのに、不自然につないであったりする場合は、反則の可能性がありますから確認です。

一つで作れる部材を二つにしなければならない場合は、原石の大きなブロックが無いか?搬入出来ない墓地事情か?です。それ以外なら、小さくて安い石を繋いだゴマカシです。

(即答ならOK、曖昧な返事なら×です)

図面は、大きさや高さだけで無く、墓石を支える構造を注意して、ご覧になってください。

近年、相見積もりの販売競争の激化で、完成後の目に見える部材を厚く頑丈にしてありますが、見えない部材の強度を無視して、削ってある図面がありますので、ご注意ください。

③基礎工事、耐震施工等などの簡単な内容の記述がありますか?

一番手抜きがされやすい工程です。

耐震ボンド、コーナー金具、耐震棒等の確認をしても良いでしょう。

基礎工事は、鉄筋コンクリート、厚み、コンクリート強度等ですが、確認して即答してくれる会社ならOKです。(曖昧な説明は×です)

④最初から大きな値引きが記載されていませんか?

値引き大好きの方が、まだまだ多いですが、千円単位の端数や塔婆立てなどの部材をサービスで、2~3万円の値引きは目をつぶってもいいですが、10万を超える値引きや、総金額の一割以上の値引きがしてある最初の販売金額は信用できません!

大きな値引きがある場合は、バツですね!

ダメだよ!高くしておいて値引きするなんて!

⑤日本の石の場合には、加工地の記述がありますか?

国内加工と海外加工では、加工料金が大きく違います。

石種の信用性や等級(ランク)も記載された産地証明が付きます。

国内加工には、加工した会社の加工証明が付きます。

産地証明、加工証明、販売証明が日本の石の国内加工には付きます。

誠実な石材店なら、最初から説明をしてくれるはずです。

⑥基本文字彫刻料金は何処までか?

竿石の正面、建立者名、戒名(法名)ご一名様までは見積もりに入っているケースが多い。

花立て、水鉢、竿石の正面に家名以外の彫刻をする場合、オプションで料金がかかり、文字や字体の変更に、料金を乗せて来る会社があるので注意です。

文字彫刻の変更を無料で出来る会社と、2回以上は手数料がかかる会社があるので、確認が必要です。

⑦ステンレスの備品(線香皿・ロウソク立て)等は、含まれているか?
⑧開眼供養、納骨時の費用は幾らになるのか?

二万円から三万円が相場です。

新規のお墓を建てられる場合、サービスとして墓石の金額に、含まれている場合と、オプションとして、有料の石材店があります。

納骨は、石材店で無くても、ご自分で納骨出来る構造のお墓が増えて来ています。

石材店が立ち会うのは、関東地区を中心とした一部の地域ですが、ご自分で納骨される方が多くなりました。

全区販売の会社の場合、対応出来る会社と出来ない会社があるので注意!

ポイントは、同じ条件で、完成した時の支払合計がで幾らになるかです。

反則例は、墓石の見積書、反則ランキングベストテンを参考にされてください。

STAGE 4(相見積もりの金額の比べ方)

この段階までの消去法でドロップしても、中々決めかねている石材店が3社あったとします。

同じ墓石で

A社 見積もり金額 95万円

B社 見積もり金額 75万円

C社 見積もり金額 65万円だったとします。

どの石材店も親切に説明をしてくれて、見積書の内容も同じに見えるのですが、この段階では、C社が最安値です。

ここで皆さん悩まれるのが、「値は値だけの物良いものは、それなりの金額がする」と言う言葉を思い出して、あなたは不安になりませんか?

「95万円が65万円なんて、悪い石材を使って手抜き工事をされるかもしれない?

でも、昔は5万円ぐらいしていたメガネが、今や2本で5000円だから?」

色々考えてわからなくなってしまうかもしれません!

今こそ、いい石材店を探し、金額の不安を消すためにも、相見積もりが有効です。

A社、B社、C社のそれぞれに、他社が60万円でお見積りが出ている事を伝えてください。

A社の営業

「え~!そんな金額で見積もったら、赤字になっちゃいますよ!上司に相談してお返事します」

当日返事があり「会社に相談して、同じ石のお値打ち品を特別に出してもらいました。60万円でやりますので当社でやらせてください」と、60万円になりました。

その調子のよさには、ダマサレンコン!

B社の営業

金額に驚きながらも、「2~3日お時間をいただけませんか?」

2日後「会社の上司のOK取りましたので、今日決めて頂けましたら、58万円でおつくりします」と返事をしてきました。

C社の営業

「そうですか!当社ではあの金額で精一杯です。60万円だと石板を薄くするか石種を変えて頂けば、何とかなりますが?それじゃ墓石が違ってしまいますもんね!すいません!」と返事が返ってきました。

一番安かったC社が一番高くなってしまいました。

でも、これでどこが誠実で信頼できる石材店なのかは、分かりましたよね!

A社は、ボッタクッテいた金額を下げるために、理由が必要でした。

B社は、契約をあわてさせましたね!

2社とも時間を稼いでいる間に、石を粗悪品にして、工場のランクや加工の仕様、施工の仕様を変える事で、原価を詰め、出来るだけ利益を残すようにしていたでしょうね。

見積金額を下げないことだけを考えるとC社は、頑固に感じられる方もおいでになるかもしれませんが、良い石を使用して、丁寧な加工と施工がされた65万の墓石は65万なのです。

60万の墓石とは違って当たり前です。

ボッタクル石材店がいるので、仕方が無いのですが、相見積もりを値引きさせる手段に使うと、結局は高い物を買うことになります。

安くなった他社の見積もりを伝えれば、魔法の様に金額が下がりますが、墓石の質が限りなく落ちて行きます。

利益を残さない石材店はありません!

タダ働きをすることは、絶対に無いですね!

(あるとすれば、自転車操業の会社ぐらいでしょうか?

やめる寸前ですから、何をされるかわかりません!)

相見積もりは、安くさせる為の駆け引きだけに使用しないで、価値あるお墓をつくってくれる石材店を探すためにも使ってください。

企業努力で会社経費を削減して、質を落とさずに、原価を下げて提案してくれる石材店を見つけて、是非いいお墓をおつくりください。

あまり詳しく書きすぎると、HPを各社の営業に読まれているので、後はお気軽にご相談ください。

忘れていました!私も石材店でやんした!

このHPには、ご予算検討の目安にして頂ける様に、価格表をおつくりしています。

石材店選びの参考や、相見積もりにお使いください。

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メールアドレス:mail@kashiko-ohaka.com

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(個人の感想も交えておつくりをしています。正直な石材店を批判するものではありません)