「中国産の墓石材は、みんな危ない!そんな事ありません!」
お墓をご検討のご相談者で、中国産は錆びが出て変色する粗悪品が多いからと、インド材を薦められたそうです。
お話を伺うと、最初の石材店で、黒龍石でお見積もりを取られたそうです。
次の石材店で相見積もりの内容を伝えると、中国材は危ないからと、インド材を薦められたそうです。
黒龍石と聞くと反則によく使われる石ですが、お客様が相見積もりをご希望なのに、インド材を薦める石材店もどうかと思いましたね!
「中国材でも経年変化も分かっている安心できる石材もありますが、たしかに黒龍石は難しい石ではありますがね!」
「K-5(黒龍石)と書いてありますが、あまりいい石では無いのですね!」
「すいませんK-5と書いてあるんですか?」
「K-5です」
「今回私どもに、見積りでは無くて、ご相談と言う事ですよね!差しつかえなければ、その見積書を拝見できませんか?」
ここ最近のご相談では、黒龍石だけのお話しばかりなので、チョット興味もありました。
K-5はG1716 K-12のG1704と並んで、安心できる石です。
実は同じ黒龍石でも、大変品質が落ちる石があります。
素人さんで見分けはつかないと思いますが、石番を載せている事に、取り扱いの多さや、誠意の様な物を感じました。
メールに添付して頂いた見積書を拝見すると、金額も妥当で大きな値引きもありません。
簡単ですが施工の記述と四面図が付いていました。
久しぶりに綺麗な見積書でしたね!
「これ!いい見積書ですよ!」ご相談者には、取り扱いになれている石材店であれば、安心できる石材である事、拝見する限りでは、正直な見積書である事をお伝えしました。
こうなると怪しいのは後者の方です。
中国材が安いのは、加工の大半が中国な訳ですから、産地が加工地に近ければ近いほど、安く出来る訳です。
少しでも儲けを増やしたい!他社より安くして売りたい!等の理由で、実績のない石で粗悪品をつくり、中国材の評判を落としているのは業者の問題です。
私の想像ですが、同じ石で見積もっては、「分が悪い?」「儲けが薄い?」とか考えたのかもしれません!
中国材では価格で戦えない場合に、同じ土俵で戦わない様にしているということです。
確かにインド材は、アーバングレー、インド銀河、緑のMシリーズ、黒御影などの良質な石材の宝庫です。
私も大好きで、ブログでも多くご紹介していますが、インド材の全てが安心出来る訳ではありません!
中国材でも石を吟味して、加工に手間をかければ、低価格で安心できる石材が沢山あります。
日本の石でも錆のリスクのある石もあります。
中国材でも安心できる墓石の種類は沢山あります。
何かを悪く言うことで、比較するものをよく見せようなんて、程度の低い営業です。
中々見分けがつきませんが、営業が下手でも、正直でいい石材店はあります。
僕のHPでどのくらいお役に立つか分かりませんが、見なければ損をする!石材店(墓石店)の選び方!や墓石の見積書、反則ランキング・ベストテンをご覧になって、ご自分に合った正直な石材店を探してください。