OW-2?カンボジアAG98?カンボジア654?
そんな石!知らないな~?
新しい石種については、お客様からのご相談で知る事が多いです。
新規の工場や公司(中国商社)が、売り込みの為に単価表を送ってくることも有りますが、私がある程度実績や流通期間が経過しないと、扱わない事を既存の工場は知っています。
闇雲に新石種を売り込んでは来ません!今回もお客様からのご質問で、OW-2とカンボジアAG98、カンボジア654のお問い合わせでした。
OW-1は、カンボジア産出で、白系中目の綺麗な石です。
実績もあるので、コストパフォーマンスの高い石として、ご紹介しています。
OW-2もOW-3も存在する事は知っていましたが、まだ取り扱った事はありません!
間違ったお返事をする事は出来ませんので、工場に確認をしました。
ここから先は、工場からの受け売りです。
丁場は同じですが、石目の細かい細目が採掘され事があるのです。細目の石にOW-2とかOW-3の名前で流通しているようです。
OW-1は外柵や舞台でご提案する事が多いのですが、この細目の石を墓石材で販売しているのが、OW-2とOW-3らしいです。
個人的には、中目のOW-1で墓石本体でも奇麗だと思いますがね!
紛らわしいのですが、別名カンボジアAG98、カンボジア614、カンボジア213で流通しているらしいのです。
細目の方が、墓石本体に使用する場合には綺麗ですが、値段も上がって来ます。
石質は、A,B,C,Dの4ランクに分けられていて、CとDは中国国内向けでAとBを日本向けにしているらしいのですが、私の付き合いのある墓石工場ではAランクのみです。
墓石本体だけの石材使用量なら、それ程多くはありません!
アーバングレー等、高品質のインド材と、見積もり金額の差が無くなって来ます。
お客様其々のご予算や好みもあるかと思うので、サンプルだけは取り寄せる事にしました。
カンボジア654に関しては、中目が中国国内向け、細目は黒玉が多くてお薦めできません!
と言ってきました。中国の工場がお薦めできません!と言うのは、「使ってはいけません!」と私は理解しています。
他にカンボジアグレー(深山654)という石が有るらしいのです。
「玉も少ないですが、流通してまだ1年なのと、加工後に若干ですが色が変わる情報がありますので、御社にはご紹介していません!」と画像を送って来てくれました。
画像でも、石目の大きさが、比較して分かる様にしてくれています。
654長泰細目と比べると、少し荒い石目です。
綺麗ですが、色の変化が落ち着いてからの、経年変化が分かっていないと、やはり心配ですね!
654長泰の金額が上って来た事と、良質の石を選ぶのが、中々厳しくなって来ています。
北大青だと黒すぎると言われてしまうと、安心してお薦め出来て、コストパフォーマンスの高いグレー系の石は少ないです。
工場には、グレー系の良い石が有れば紹介して欲しいと依頼をしています。
何度か画像や情報をくれるのですが、中々難しそうです。
私が決めた最低3年の流通実績が、難しいのかもしれません!
もう少し短くても?と、正直迷うことも有ります。
水を吸って変色が早かったり、ヒビが出たり、3年経ってから、自然にスジが浮いてくる石もあるのです。
1年で小さな石しか採れなくなって、丁場がSTOP!なんて事もあります。ヤッパリ継続している丁場の方が、山も大きくて安心出来ますからね!
「もう少しだけ待ってみよう」
実績のある丁場でも、良い石が採れていない時期がある位なのです。
新しい石種だと二の私は気が小さいので、どうしても足を踏んでしまいます。
お墓をおつくりになるお客様は、どなたも真剣なのです。
お応えできるのは、石屋の誠意しか無いので、これからもリスクが少ない綺麗な石の、ご提案をして行こうと思います。
新しい石種がドンドン出て来ていますので、知らない石もありますが、国内外の工場、石材商社に聞いてお答え出来る事も出来ます。お気軽にお問い合わせください。
フリーダイヤル 0120-953-574