地上カロートと半地下カロートの違い!
地上納骨式なのですが、半地下カロートとして扱います。
納骨室(カロート)が、地上に作られているのが地上カロート!
地下に作られているのが地下カロート!です。ここまでは分かりやすいのですが、分かりにくいのが半地下カロートの表現です。
半地下カロートは、カロートの天井部分がGLより上で、骨壺を納める部分が地下になっている納骨室の事です。
上記の画像は、地上に作られているのに、半地下カロートとされています。
実は、地上に作られているのに、半地下カロートとされているのには、霊園規定が関係しています。
都立霊園を始め、幾つかの公営霊園では、地上カロートの設置基準で、隣接する墓所から、50センチの間隔を開ける規定があるのです。
この規定を守ると、広い墓所でなくては、地上カロートの墓石をつくれません!
例えば、間口1メートルの墓所で、両側から50センチ離したら、お墓がつくれなくなってしまいます。
画像では、骨壺を安置する石板の高さが、GLよりも高い位置になっています。
端に砂の部分がありますが、この部分には地下につながるスペースが作られています。
基礎工事時に、予めカロートの下に、地面につながったスペースが開けられています。
このスペースがトップ画像の砂の部分になるのです。
砂の下にもご遺骨を納める事ができる事を理由に、半地下カロートとして扱われているのです。
分かりにくいですよね!
ちなみに石板には水勾配が付けられていて、砂の部分に水が落ちる様におつくりしています。
砂の部分を水抜きとしても利用する事で、カロート内を綺麗に保ち、カビなどが生えない様にする為です。
本来の半地下カロートには、雨水浸透桝の様な水抜きがつくられていますが、年月が経過すると、目詰まりを起こします。
水が溜まってしまって、ご相談を受けるのが半地下や地下カロートです。
大雨の後には、必ずカロート内に水が流れ込みます。
建て替え時には、地上納骨式の墓石にされる事をお薦めします。
追伸
しまなみ海道を愛媛県に入りました!
1ヶ月以上ブログをお休みしてしまいました。
実は、台風や滝の様な雨に降られて、施工中止になったりして、スケジュールがボロボロになってしまいました。
お約束の納期に間に合わすために、建て上げ優先のスケジュールになりました。
墓所確認のお客様には、大変お待たせする事になり、申し訳ございませんでした。
淡路島や岡山から徳島、香川を経由して四国には何度も入っているのですが、今回、九州から四国を訪問しましたので、しまなみ海道は初めてでした。
天気も良かったし、抜群に綺麗な所ですね!
楽しみながら移動する余裕も無いのですが、休息した時の画像です。
「本当に来てくれるのか?と思っていました」と、今回もお客様に言われました。
お待たせしたことも有るのですが、本社からの距離を心配される方も、まだまだ多いです。
関西圏は日帰り、関東も4~6時間で着きます。
西も東も関東、関西仕事合わせて、伺っていますので、それ程遠いと思ったことはありません!
既に基礎工事がしてある墓所は別ですが、墓所の確認だけはさせて頂かないと、どうしても心配なのです。
七月から八月にかけて、建て上げに墓地確認、石のご相談で、関東、関西、山陽、九州、四国を1ヶ月半で訪問しました。
12000キロを超えると、爺の体力にはきつい物がありました。
35度を超える暑さには、へコたれていましたが、雨の降り方が、経験したことの無いほど強い物で「この滝の様に落ちてきているのは雨なのか?」と思う程の土砂降りでした。
線状降水帯って、メチャクチャ怖いんですね!
ワイパーなんて全く役に立たない降り方で、50キロ以下のスピードに落としても、前が見えない状態でした。
高速道路で停車する事も出来ないので、ハザードを点灯して、何とかパーキングエリアに着いた時には、「ホッ」としましたね!
「やばかった~!何だ今の雨は?」
線状降水帯にこの酷暑!爺さんにはチョットきつい日々が続いています。
丸投げにすれば、どれだけ楽だろうか?と思わないでは無いですが、何かトラブルが発生しても、ゴマカスしか無くなってしまいます。
遠くてもご依頼に感謝して、高品質中プライスを譲らずに、頑張ります!
一基、一基、大切におつくりしています。
お待たせする事もありますが、綺麗なカロートを中心に、価値ある墓石をお作りいたします。
お気軽にお問い合わせください。
フリーダイヤル 0120-953-574