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デザイン墓石の強度無視にご注意ください!

和墓から洋墓へ、墓からデザイン墓石に、お客様の要望が変化してきています。

形が変わることに対しては、全く問題が無いのですが、これを利用して石材使用量を削る人間が出てくる訳ですよ!

先日も、国産材の山元さんが開かれた展示会に、お付き合いで訪問させていただきました。

過っての展示会と大きく変わっていたのが、半分が外国産の石材で作られたデザイン墓石でした。

地上カロート型のデザイン墓石が多く展示してありましたが、表示してある単価が随分安いのです。

「私が直接加工しても、この販売金額にできるかな・・・?」と、一生懸命説明してくれる営業さんの説明を、上の空で聞きながら、「この墓石も何かおかしいな」と墓石の後ろに回りました。

想った通り地上カロートを支える板石が3センチしかないでは無いですか?

墓石の後ろまで回って見る人間など、滅多にいないでしょうがね!

「ヤッパリここでもか?遂にここまで来ちゃったか~!」と想いましたが、展示会中なのでコメントすることも無く、黙って会場を一回りして帰って来ました。

わかりやすい様に説明をしますね!

安い墓石を購入したいお客様が、少しでも安い石材店から買いたい。

それに目を付けたネット業者が、比較サイトを立ち上げて、石材店同士を競わせて、責任を取らずにマージンだけを頂く商売を考えた様な時代です。

単価が下がって売り上げが減っている石材店は、何とか売ろうと「我こそは最安値です」と、価格の競争をするわけです。

石材店は、石材商社同士の相見積もりを取って、「安い所から仕入をするからね!」と伝えます。

そうすると商社同士の競争になり、ゴマカシ加工が行われている事は、今までに何度もブログやHPでお伝えしてきました。

今回は、石や加工でのゴマカシではありません!

加工でのゴマカシだけでは、小売店の価格競争での競争に対応できなくなった商社が、図面を著しく削ってしまうしかなかったのでしょうね!

彼らだって利益がいる訳ですから!つまり耐震構造も耐震施工も、関係ない図面になってしまっていると言う事です。

彼らは、大きさを比べられたら分かってしまう和墓では無く、分からない様に削れる、地上カロート型のデザイン墓に目を付けたのでしょう。

わかりやすい様に、画像で説明しますね!

左が最低限必要な厚み、右が削られた厚みです。

富山県の笠墓でつくられている唐戸部分の様に、石をくり抜いてつくる究極の構造まではいかなくても、以前は12センチから15センチの厚みはありました。

近年、施工技術の進歩で、ステンレスのコーナー金具をアンカーで取り付ける事で、補強構造にすれば、幾分薄い厚みでも強度を保てるようになりました。

でも、それなりの強度のアンカーボルトを打つには、8センチの厚みが無いと、まれに割れることがあります。

私の会社では、ご要望があれば、上に乗る墓石の重さしだいで、8センチ+1センチの9センチまで、厚みを薄くすることはありますが、3センチなんてありえません!

これは壊れます!もう少し小さいアンカーもありますが、石で考えたら画鋲で留めてある仮止めの世界です。

ボンドだけで10年持てば、保証外で有料修理なんて考えているのでしょうか?

ボンドの耐用年数が過ぎてから、霊園内で遊ぶ子供がケガでもしたらどうするのでしょうか?

何かが起こってから、大騒ぎされて見直しても遅いのです。

ビルの耐震偽装がありましたが、これは強度無視ですね!

過って、墓石の良さや施工の頑丈さで売っていた石材店は、何処に消えたのでしょうか?

左うちわで店番をしているだけで、儲かったときの事を忘れられずに、同じように楽をして儲けようなんて考えが甘いですって!

海を渡って、地べた這いずって、正直に物づくりすれば、安く売ったって働いた分だけ稼げます。

地上カロートは、遺骨が水につかりませんから、大変すばらしいお墓の構造ですが、若干費用がかかります。

安いお墓をお求めのお客様の為に、究極の価格でお墓づくりをしている石材店さんもいらっしゃいますが、分かっている方は地下カロートになっているはずです。

どうかデザインや、見せかけの大きさに誤魔化されないで、少しだけ勉強して頂いて、いいお墓をおつくりになってください。

墓石の基礎工事・耐震施工と費用(価格)安い値段でつくる墓石の種類とデザイン(形)の価格表人気デザインベスト30のカタログはこちらです。

シッカリおつくりしてもそんなに高額にはなりません!

お墓のご相談は無料です。お気軽にご相談ください。

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