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「この石綺麗ですが錆びますよ!」と石材店が言っていたそうです。

「植物が落ちて、そのまま放置されたので、錆びてしまった痕です。」

このトークは、海千山千百戦錬磨の強者詐欺師が使う常套手段だと思ってください。

このお話を聞いた時には、その石材店に「貴方の頭が錆びついていませんか?」と言いたかったですね!

今日では、安いお墓を求め、反対にいいお墓を求めて何軒も訪問されるお客様もいらっしゃいます。

お客さんとしては、こんな事を初めてのお墓づくりで、石材店に言われたら心配になりますよね!

今日は、墓石を選ぶ時の錆についてお話をいたします。

石の含まれる鉄分(磁鉄鉱や磁硫鉄鉱)についてお話しして、錆の原因、出さないような方法、出てしまった時の対策について触れますね!

他社の薦めた石にケチを付けて、何かしらの心配を植え付ける訳です。

そのうえで不安になっている相手を、自分のペースに持ち込み、自分の売りたい石を売る手段にしかすぎません!

「その石材店さんは、どの石をお薦めになりましたか?」

「大島石です」

先日お墓をおつくりしたお客様も同じような理由で、天山石を大島石にかえられたそうです。

「不安に思わないでくださいね!大島石も錆びますし、庵治石だって錆びます。どんな石も、何かしらの鉄分を含んでいますから錆びます」

「庵治も錆びるのですか?」

「もちろんです。信頼できる工場に選ばれた庵治石は、二十年、三十年と経て、少しずつ錆びて行きますね!急に真っ赤になるようなことはありません!これが50年以上経った庵治ですかね!気にならないどころか、いい風合いじゃ無いですか?」

「はあ・・・?50年ならね~・・・?」

「その石屋さんが、錆びますと説明した石の画像かなんかお見せになりましたか?」

「それは無かったですが!」

「錆でイメージされているのがこんな錆ですよね!」

この画像をご覧になって、ひどいと思いませんか?

先日、墓石の建て上げにうかがった時に、撮影してきた画像をお見せししました。

「そうです。こうなるのは嫌ですね!」とおっしゃいました。

分かっていてお見せしたのですが、写真は中国産黒御影です。

 

この石をスウェーデンブラックとして購入されたお話を聞きましたが、千年品質とも言われる最高級の黒御影と比べたら、似ても似つかない石目で、値段が何倍も違います。

おまけに錆が浮いてくるなんて最悪です。

この石は元々鉄気の強い石で錆びやすいのですが、安価なので扱われてきました。

同じ石種でも比較的安心できる丁場もあるのですが、現在では更に安価で、安心できるインド黒御影が出て来ているので、そちらをお薦めする様にしています。

スウェーデンブラックなんて知っていて売ったなら詐欺師で、知らないで売っていたなら、無許可で薬の販売をしているようなものです。

ごめんなさい?脱線しましたので話を戻しますが、鉄分を多く含んでいる石材は錆びやすいので注意が必要です。

その石がいけないと言う事では無いので、誤解が無いように付け足しますが、注意して、その石をよく知っている石材店さんにお願いをすることです。

例えば、私の好きな石の一つに稲田石があるのですが、この石は錆びやすい石です。

都営霊園などで観ると、半分くらいが錆びていませんかね!

こんな説明をされると、稲田石は錆びるから止めておこうなんて考える方がいると思いますが、よく考えてみてください。

半分は錆びていないと言う事です。

何が言いたいかというと、稲田石をよく知っている石材店にお願いすれば、絶対はなくても、まず安心だと言う事です。

あの白くて青くも感じる綺麗な石が、ゆっくりゆっくり自然に変って行く変化が、いいと思いませんか?

もし黒御影をお求めなら、できるだけ黒御影が分かる石材店の話を聞く事です。

(一般石材店で黒が分かる方は殆どいないです。かく言う私だって、扱ったことの無い黒御影は、分から無いです)

とにかく拘りのお墓をお求めなら、十分な情報収集をして、自分自身の目と耳で確かめて、信頼できる石材店とお墓づくりをされることです。

決して創業年数、店構え、金額等で、専門家気取りの素人石材店に騙されないことです。

余談ですが、採掘されて新しい丁場の石は、錆びやすい傾向にあります。

石選びをする際に、業者間では上場の石が錆びやすいという表現を使いますが、岩盤でも玉石でも、地表に近い部分は、水などの影響を受けやすいのか錆びやすいです。

その石の採掘が進むと、しだいにそれも無くなって来ます。

私が新しい石に価格で飛びつかずに、最低3年位様子を見るのはそれもあるのです。

市場に出て何年か経った石材について、山石屋さんや工場にクレームの有無を、確かめて、それから扱うのが確実です。

今までにお話ししたのが、石には鉄分が含まれているので、石を選ぶ時にはその石をよく知っている石材店を選んでくださいというお話です。

ここから先はマニュアックになりそうなので、要点をまとめます。

石以外で錆の原因は次のようなケースが考えられます。

① 墓石に金属製の物を置き忘れたりして、錆が移ってしまった。

② 鉄道の近くに墓地があるので、線路の鉄粉で錆びてしまった。

③ 水はけや日当たりが悪く、墓石が水を吸って乾きにくい。

等の原因が考えられますが、①は忘れない様に気をつけてもらう。

③は吸水率の少ない石種を選んでいただくとか、施工や構造で水を吸わない様に改善することも出来ます。

既に錆びてしまった墓石には、錆取り剤を使用しますが、業務用なので石材店に相談するのも良いですが、高額の金額を言われることがあります。

最近では業務用でも、ネットで簡単で購入できますので、ご自分でなさる方もおいでになります。

バーナーや熱風吹き付けて効果を出す方法も紹介されていますが、何度も湿布して根気よく錆取りをされる方法がお薦めです。

使用後は錆取り剤が残らない様に、念入りに水で洗ってください。

ご質問等は無料です。気軽にお問い合わせください。

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