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石材選びから墓地確認、企画、CADの図面作製、加工管理、貿易、施工、検査、お引き渡しまでの全てをマネジメントする管理会社です。
企画はしますが、直接加工や施工をしていません。
お家を建てる時に設計や施工の管理をお願いする建築事務所の様なものです。
簡単なショールームを持ったり、事務所を持ったりで、形態は様々ですが、大きな石材展示場等は持たないので、経費率が低くて、一般石材店よりはかなり安いです。
墓石の販売をしていますが、設計、加工、施工の管理料としてマージンを頂くことで会社の運営をしています。
ブローカーとの違いは、墓石づくりの全ての工程に関わり品質に関して、責任を持ってくれますので安心です。
建築事務所の建築士の様に、仕様通りに加工されているか?施工されているのか?立ち合って、墓石の確認をする位で無いと、丸投げのブローカーと同じです。
仕様通りかな?
何よりも広い知識とネットワークが必要な仕事です。
お店をかまえていても、知識もない!管理もしない!保証も出来ないでは、大切なお墓はまかせられません!
お客様の立場に立って、直接生産者と交渉できるのが、品質管理の石材店です。
(株)かしこは、大きく分けた場合、この分類に入ります。
国内、海外を問わずに、企画、原石からの石選び、加工、施工に立ち会って品質の維持管理をしています。
物づくりは、原材料から完成までを一貫して管理し、各部所にフィードバックし続ける事で、質を保つことが出来ます。
丸投げをして、「信頼できる取引先だから大丈夫!」「信頼できる工場だから!熟練した職人の施工会社だから!」では無いのです。
国内加工で、日本の職人さんとでも、細かな部分まで打ち合わせが必要な仕事です。
海外加工では、相手が外国人なのです。日本の霊園を見たことが無い様な職人が加工しているのです。
日本人の品質に対しての考え方、品質の基準を伝えるには、言葉だけでなく頻繁に会って、コミュニケーションを取り続ける事が必要なのです。
自然の石をは、どれ一つとして同じ物はありません。
丸投げにしてしまった時、作り手や合格点と、お客様の合格点が違うことが多く出てきます。
その時、丸投げにした石材店が使う都合のいい言葉は、「自然の物ですから、これ位は!」なのです。
これ位とは、どれ位なのでしょうか?
合格点を変えるには、大変都合の良い言葉です。
確かに交わしきれないキズ、ナデ、玉等もありますが、買い手の目線で検品することが大切では無いでしょうか?
「墓石はお客様の為につくります」勘違いした石材店が、利益の為に作る商品では無いのです。
いつの世も、商売の基本は物づくりからです。
丸投げでは、ブローカーと同じです。