石でダマサレナイための基礎知識(国産材類似編)

STONE STORY

「日本の石を使っています」とか、「責任もっておつくりします」とか言って、加工地や自分で加工していない事を言わないで、日本産の石を自社で加工するかの様な販売をしている石材店の話は、すでにご存知かと思います。

ここでは、代表的な国産材の良く似ている石材と石の性質の基礎知識のお話をいたします。

庵治石(香川県)

庵治石

花崗岩のダイヤといわれ、正式名称は「黒雲母細粒花崗閃緑岩」斑(ふ)と呼ばれるうろこ雲に似た文様が特徴的です。

細目(こまめ)、中細目、中目で、取り扱い業者で極上、上級などとランクが複雑に分かれているために、わかりにくい。

中でも大丁場の白庵治が最高と言われるが、関東では見られないです。

最高級石材で中国へは、若干輸出されているが、いい物は無いですね!

庵治石で安いものを探しても、斑が見えなくて庵治石に見えないことがあります。

類似品としては天竜青御影がある。

天竜青御影(長野県)

天竜石

庵治石の中細目くらいの石目で、高級感もあり庵治石に類似した斑(ふ)がある。

黒手と白手があり、中国加工も可能。

庵治石の安いものを探すより、この石のご検討をお薦めします。

大島石(愛媛県)

大島石

石の貴婦人と言われて、青磁の肌を感じさせる気品があり、石善の石が有名。

吸水率は低めで天目を通せば、水が抜ける性質がある。

(天目とは、石が出来るときの流れの様な物で、熟知した職人が同じ方向で墓石をつくる技術)

中国へ大量に輸出してあり、多くが中国加工です。中国でも天目を通すことは出来なくはないが、それなりのコストがかかる。

ランクは、特級、一級、並等に分けられている。

類似品は、紀山石(福島県)、AG98、AG213です。

紀山石(福島県)

いわき市と平田村の間の芝山で採掘され、石目が大島石とG614(福建省)の間くらいの紋様です。

AG98(福建省)

AG98

白系の中細目で石目が大島と類似しているために、中国大島と言われる。

吸水率は高いが、キズ、色むら、スジ等は少ない。

AG213(福建省)

AG-213

AG98より吸水率は少なく変色しにくいと言われる。中国大島と言われるが、後に説明する真壁小目にも類似している。

天山石

天山石

佐賀県唐津市近郊の花崗岩で、天山御影とか鍋島御影と呼ばれる閃雲花崗閃緑岩。

中目で青みがかった色で、国内屈指の吸水率の少なさと経年変化のない美しい銘石です。

天山石と呼ばれるのは、天山石材と田中石材の採掘した石材だけです。

近年人気があるので、中国でも天山石材と田中石材の産地証明を出してくる工場がありますから、出してもらうといいでしょう。

ランクとしては特級、一級、並等に分かれている。

同じ天山石系の七山御影、富士御影がある。

石材の確認と加工の現地指導までできる会社の製品がお勧めです。

どの石も美しく高品質です。

もちろん天山石が若干高価だが、私たちでも見分けはつけにくくサンプルで確認する。

同じ佐賀県の椿石も若干石目が違うが良く似ている。

お好みで選ばれればいい石ばかりです。

真壁石(茨木県)

真壁小目

中目と小目があり国産材としては比較的リーズナブルな石材。

以前真壁の青石を見たことはありますが、大変綺麗な石だった印象があります。

残念ながら近年、以前ほど青い石は採掘されていないとの情報。

中国にも多くの石材が輸出されており、価格的にはアーバングレーとインド銀河の中間ぐらいのプライスゾーン。

国内加工をしても、かくもの加工(直線的な加工で曲線など複雑な加工をやくもの加工という)でつくれば金額は変わらないのではと感じる。

中目に似ているのが、G603、小目に似ているのはAG213

G603(福建省)

G603

G603は、荒目の白系の石です。

日本に多く輸出され「石材業界を支えてきた石」とまで言われるほど、20年以上前から使用されているポピュラーな石材です。

そのため、「お墓らしいお墓」を安価に建てたい場合におすすめの石材です。

丁場が度々採掘STOPになります。

錆が出ることが有るのがデメリットです。

その他の石材につきましては、無料相談にお問い合わせください。

代表的な石の類似石のご説明をしましたが、国産材をお買い求めになるときは、高額なお買い物になりますので、産地証明と加工地のご確認をされるのがベストです。