特級なら自信ありますが、B級は困ったな?
何でもって・・・?
何でも良いから大島石!相見積もりだから安い方で買います!B級品でも良いから安く欲しい!とおっしゃるお客様でした。
何か愛媛県とか今治市に想いが有られるのですか?お尋ねしましたが、特に無いそうでした。
他の石材店に、「大島1級や在庫墓石なら、今なら安く出来ます」と薦められたそうです。
「プロが見ても分からない位の石で、吟味して保証書も付けます」と言われたらしいです。
B級品と言うのは、色むら、ナデ、玉等が入っているので、良質な石として販売出来ないという事です。
多分分からない様に、ゴマカシ加工がされて、後から何か出て来る石じゃないですかね!だってプロが見て分からないのなら、安く売る必要は無いはずです。
在庫品は、墓石の加工が終わっているのに、引き取りがかからない工場の在庫、廃業した石材店の展示用在庫だと思います。
石屋には得意不得意がありまして、私の会社ではパイプがありません!「すいません!扱った事が無いので」とお断りする事しかありませんでした。
その辺りは、ご希望を叶えてくれる石材店に、ご依頼して頂くしかありません!
すいません!力不足です!
大島石に関しては、採掘会社の数以上に特級の数が有ります。
石材卸や採掘会社が、自由に特級として販売しているのが特級なんです。
特級の次は1級2級と続くのですが、1級でとして売るにはどうかな?と迷う石に2割と言うらしいのです。
1級と2級の間にそんな等級を入れられたら、基準が無い自由な等級等、私には分かりません!
だから各社の大島特級だけを揃えて、特級の中から石を選んでもらっています。
特級でさえ分かりにくいのに、他の等級なんか業者間で「1級ですからこれ位は?」の揉め事になりそうです。
特級の中から選んでもらって、安くお作りすればいいのかな?と思っています。
先日も、田中石材の天山1級で中国加工を希望されたお客様がおいでになりました。
日本の石材を中心に扱っている中国工場に、「天山田中を持っているか?」と問い合わせると「持っていますが、特級では売れない石です」と返事がありました。
お客様には申し訳なかったのですが、「天山田中も良い石で、以前は扱っていましたが、現在天山系でご紹介できるのは、天山石材の紺碧と七山石です。
中国には良質な石は無いと思いますので、委託加工でよければお見積もりをお出しします」と、ご説明申し上げました。
拘り過ぎかもしれませんが、石は何年やっても難しいんです!
良い石、綺麗な石だけを見ていないと、ドンドン本物が分からなくなってしまいます。
「その時々で、いい石が採れてなければ扱わない!」
「インパラブルーなら、綺麗なブルーチップが入っている石を販売する!」
私の会社は、国産材もインド材、中国材も、良質な石が採掘されていればご紹介して、採掘されていなければ、「いい石が有りません!」と正直にお伝えします。
それで良いのかな?と思っています。
それ以上爪を伸ばすと、自然からしっぺ返しをもらいはしないかと、気の小さい石屋の爺は仕事をしています。
拘り過ぎて金額が高いと勘違いされない様に、価格表をお出ししています。
ご予算検討の参考にされてください。
九州の石は、高品質の石が多いです。
天山紺碧、七山石はお薦めできます。
椿石、唐原石は取れていませんが、細目で高品質の内垣石はご紹介できます。
内垣石
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フリーダイヤル 0120-953-574