この墓石そんなに安くないですよ!
「お墓のカタログ販売で、墓石が安く出ていたんで、見積もってもらいました。
でも家の墓地が、カタログより広くなってしまうので、気に入ったデザインで作るとかなり高くなってしまうんです。」
「そうですか。墓地の広さはどれくらいですか?」
「間口280で奥行きが120です」
「メールで送って頂いたデザインなんですね!」
「かなりとおっしゃいますが、どの位ですか?」
「14万円です」
「墓地が広くなれば、基礎工事代金や石材の使用量が増えますから仕方ないですね!
280センチの間口なら、外柵もつながずに、1本の石で出来ますが、墓石の原石は、大きな石ほど高額になります!
多分そう言ったご説明をされたんでしょうね!」
「そうなんですよ!
それで安心なところで、石のランクを変えていただいて、予算内で上がらないかと思って、ご相談なんですが?」
「ごめんなさい?!僕が石のランクをブログで書いたもんですから、それを読まれたんですね!」
「ランクを変えたぐらいでは無理ですか?」
「この墓石そんなに安くないですよ!
デザインをそのままおつくりすることは出来ませんが、多分この石種なら最も安心できる石を使って、予算内でおつくりできると思います」
驚いていらっしゃいましたが、カタログ販売が必ずしも安いとは限らないんですよ。
もっと安く売れるように努力していらっしゃる会社もぞんじあげています。
カタログ販売の良さは、わかりやすく広範囲のお客様に販売することで、大量仕入れのコストカットです。
一般石材店さんよりは、絶対安いでしょうね!
でもカタログ製作費や送料に経費がかかるんですよ!
僕もお客様のお家におじゃますると、お墓のカタログが山の様に積んであることがよくあります。
今は、気軽にメールで資料請求出来るので、ドンドンカタログが送られてきます。
書いてあることは殆ど同じですが、墓地の広さや周りの墓石、立地条件、霊園の規程等で、そのままおつくりできる墓石は、まずありません!
価格やデザインの検討をされるには、いいかもしれません!
僕は墓地確認時に必要であれば、ご説明をしてお渡ししています。
カタログ代と送料で1500円、20件に1件墓石をつくってもらったとしても、そのお客さんに3万円のご負担をしていただいている訳です。
20件に1件も売れているかな・・・・・?
メジャーを送ってきたりしていかにも安くつくれそうですが、最終の墓地確認は、業者か会社の人間がしなくてはなりません。
墓地の地盤が岩盤なのに、無理して掘って、お金使って鉄筋を入れますか?
遠慮なく僕を呼んでください。