和讃 (わさん)
和讚とは仏教歌謡の一種です。
釈迦や仏、仏教の教義、高僧の業績などを日本語で賛美する仏教賛歌のことです。
仏の経典や讃歌はインドや中国の言葉で作られたものが多いですが、それを日本語に翻訳したものを和讚といいます。
和讚は元々親鸞聖人が作ったと言われています。
七五調で覚えやすく、はやりの曲に合わせて歌われ、広く民衆の間に広がりました。
「浄土和讃」「高僧和讃」「正像末和讃」などがあり、現在法要で和讃を多く使うのは真宗で、親鸞の和讃を抜粋し、念仏と組み合わせて用いられます。