「墓石の種類で価格がそんなに?国内加工ですか?」
「怪しい箇所が幾つも?」
少しだけ先入観を無くして、気を付けて頂くと、曖昧さが分かるんですがね~!
墓所確認に伺うと、他社見積もりの金額をお聞きする事がよく有ります。
先日も、御親族から「そんな遠くの石屋さんで大丈夫なの?」と、言われたそうです。
何度となくこんなお話を聞きますので、慣れっこになっています。
「大丈夫ですよ!(笑)HP通りにおつくりします!施工は近くの提携会社が行いますが、建て上げ時には、私が必ず立ち会います」
「遠いという事も有るのですが、一番は金額が全然違うので、みんなが心配して・・・?これですが?」と、他社見積りをお持ちになっていました。
見せて頂けるのならと、興味深々で拝見させてもらいました。
売る気満々で、何種類もの石種で見積もりが出されていました。
最も安い見積もりは、380万円でしたかね!
中国産白系御影石になっていました。
墓石本体と舞台を含めると、60才位の大きな墓石なので、それ位で売る石屋さんもいるかも?の印象でした。
次に安いのが、湖南623を使用した見積もりでした。
水を吸って黒くなる事、丁場がすぐSTOPしてしまった事で、継続性が無いので私は取り扱っていません!
それでも湖南623であれば、原価は大体分かるのですが、それより安い中国産白系御影石だと、私には全く分かりません!
石種の名前を出していないのは、出せない理由が有るのでしょうね!
そこからは、墓石本体の石種が変わるだけで、段々高額になって 来ていました。
インド産高級黒御影石、スウェーデン黒御影石に、国産大島石1級が最も高くて770万円になっていました。
「舞台は湖南623になっていますから、大島石は墓石本体だけですよね!国内加工ですか?」とお聞きするのですが、その辺りの説明は無かったそうです。
「親戚が作った石屋さんなのですが?良く分からなくって!」
安い物じゃ無いので、ネットで調べていたら、私のブログをご覧になったそうです。
「アレコレ悩んでいても仕方が無いので、遠くですが来て頂けるのなら、お話したいとお願いしました」
「他の案件と合わせて動いていますので大丈夫です。良く分からない・・・?」
「石の事や値段の事もです」
「そうですね!私もこの見積書と、お話を聞く範囲では、全く分からないですね!(笑)」それからサンプルをご覧に入れながら、施工内容と見積金額には全てが入っている事、建て上げには私が立ち会って、お引き渡しをする事等、お話をさせて頂きました。
さて、今回のブログの本題ですが、どの石材店に依頼をするのか?分からない時には、知人に聞いたり、菩提寺のご住職に聞いて、ご紹介を受けたりされる事が多いと思います。
お墓をつくった知人は、ご自分が作った石屋さんは、良い石屋さんだと信じてご紹介されると思います。
お寺のご住職も、石材店をご存知ですので、ご紹介もして頂けると思います。
でも、知人もお寺のご住職も、墓石の専門家ではありませんよね!
親切で適正価格で作って頂ける石材店で、ご自分が納得が行くお墓を、想いを込めて作られるのが一番です。
先入観を持たないで、納得行くまで聞きましょう!
今回の場合、墓石本体が20才位で、石材使用量全体の3分の1位だと思われます。
確かに西日本では特に人気の銘石伊予大島ですが、20才位の大島の国内加工でも、390万円はかなりいい値段ですね!
価格を決められるのは、石材店さんの自由なのですが、庵治石細目の間違いかと思いました。
それに国内加工なら、チャント国内と説明をするはずですがね!
それに大島1級が何か言い訳臭いんですよね!
周りに大島が多いので、比べられたら困るからでしょうか?
以前に天山田中1級の中国加工の見積もりをもらった事がありますが、国内加工や加工証明の話が出ないのは何故でしょうね?
このHP上には、国産墓石(日本の石)の料金と仕組みに価格が載っていますので、参考にされてください。(価格表は8寸ですから9才です。20才の墓石の半分位です)
石材名に至っては、中国産白系御影石、インド産高級黒御影石、スウェーデン黒御影石で、分っているのは、湖南623と大島1級だけです。
石屋の私が見ても、分からない事ばかりです。
私が車に積んでいるインド黒のサンプルは、10種類位あります。
スウェーデン黒御影の細目のファイングレインと粗目のボナコートでは、2倍くらい値段が違います。
これではトラブルがあっても逃げ道が作ってある、どこかの国の国会議員さんみたいです。
中国産山西黒をスゥェーデン産の黒御影と言われて購入して、真っ赤に錆びてしまったお客様や、同じくスウェーデンブラックと言われる石を保険会社の依頼で鑑定したら、アフリカ産のベルファーストで、黒い色が薄くなっていたことも有りました。
確かに、この石屋さんは、ウソは言っていません!
でも肝心なことが書かれてない見積書です。
「大きな出費なのに、何か?」
お客様は不安なんですよ!
正直、私も不安だらけです。
そんな物、何年やっても、どれだけ確かめても石は難しいです。
何十億年前に形成された物を、たかだか70才にも満たない小僧に、分かる訳がありません!
今できる最も安全な選択をしても、間違っているかもしれない?
石屋に出来る事は、何度も確かめて、もしもの時には、お詫びして責任がとれる覚悟が必要では無いでしょうか?
石の産地、経年変化、基礎工事に耐震施工等、お客様が理解するのが難しい事も、分かりやすく説明して、安心させてあげる事くらいです。
分からない事や不安に感じる事は、石材店に遠慮なく聞きましょう。
無料相談は、フリーダイヤル 0120-953-574
お気軽にお問い合わせください。
墓所確認のお願い
「本当に無料でいいのですか?」とか「近くに来られた時で良いので!」と、みなさん言われます。
幾つかの案件と同時にまいりますので、遠隔地でも墓所の確認は無料です。
お願いがあるのは、どのお客様にも立ち会って頂いています。
実は過去に、建て替えのお客様で、「都合が悪いから見て行ってください」と頼まれた事があるのです。
それで古碑の大きさや写真撮影をしていて「アンタ何しとるの?誰?」と、とがめられたことが事があるのです。
依頼ご相談者立ち合いで無いと、墓所には立ち入らない事にしています。
写真や墓所の広さを送って頂けば、かなり近いお見積もりが出せるのです。
稀にですが、墓所までの搬入導線、勾配、地盤等の確認して、ご説明しなければならない事案も中にはあります。
墓所確認後に微調整したお見積もりを、皆さんで検討して頂いて、ご縁があったらお手伝いさせて頂きます。
見積もり後は、お客様から連絡が無い限り、こちらからのご連絡は控えております。
お手数ですが、立ち合いをお願いします。