「耐震ボンドの経年劣化?耐用年数の事ですか?」
大きな地震があったばかりですから、耐震や免振の施工をアレコレ調べられて、お尋ねがあります。
墓所確認に伺っても、必ず聞かれるのが地震対策です。
前回のブログでも、耐震施工に触れましたが、説明不足でしたかね!
ボンドの耐用年数は、正直お返事し難いご質問なのです。「10年位なので金具を使用します」とか?
「適正に使用されていれば、何十年かは大丈夫です」とか?
石材店は売りたいばかりですからね!
其々バラバラの説明をしますから、分からなくなりますよね!
ボンドのメーカーでも、条件の違う環境の墓所、墓石、施工時の使用料が違うわけですから、一概に何年は大丈夫とは言い切れないと思います。
安く売る為に、石材店から施工費用を叩かれまくったら、施工会社だって何かを削らなかったら、やって行けません!
ボンドの量をケチられたら、そんな物は適正使用じゃありませんからね!
私の会社の提携している施工会社では、其々ゴム、鉛、セメントなどを挟んで、施工されています。
方法は違いますが、石と石のつなぎ目に、多めにボンドが入る様、工夫されています。
一例ですが、墓じまい(解体撤去)に伺った時、20年前のコーキングボンドでも、粘りと接着が、まだ残っていました。
何処のメーカーのボンドなのか?積み直しがされて、新しいコーキングが入れてあれば分かりませんが、墓石の建え時期から数えると、20年前のコーキングボンドなのでしょう。
多分20年前のボンド何だろうな?
20年間で、ボンドの接着力も向上していると思いますが、どの位有効か?と聞かれても、申し訳ないですが、お返事のしようがありません!
免振用のジェルやゴムパットでも、何年位まで免振性が担保されるのか?分からないですよ!
分からない事ばかりで、無責任なお返事が出来ないのが現状なのです。
耐用年数が、10年なのか?それとも30年なのか?分かりませんが、私の会社の施工仕様は、耐震構造でステンレスの金具を使用する事にしています。
ステンレスのピンにしても、特注でお作りする様な太くて長いピンでなければ、何千円で入れる事が出来ますので、ご要望に応じて対応しています。
(特注・和墓の竿石から芝台まで通す、太さ3センチの無垢で1メートル以上のステンレスピン)
元々過剰品質気味の施工をしていますが、お客様かお尋ねがあれば、費用対効果のご説明をして対応しています。
どんな施工をしても、震度7以上の大きな直下型地震が来たら、一たまりもありません!
費用をかけ過ぎないで、安心を得られるのがポイントでは無いでしょうか?
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