姫路市のM1Hでつくられた墓石です。こちらの施主さんは拘られましたね!
こちらの施主さんは、色々研究されて、楽しんでお墓づくりをされました。
デザインも時間をかけて、何度も作りなおされ、文字彫刻も書道家の書体で、国内彫刻上彫りを希望されました。
M1Hは大変硬い石なので、彫刻面にムラが出やすいです。中国でも丁寧にやってくれますが、比べれば国内の上彫りは一味違います。(費用対効果を考えながらご検討ください)
施主さんは、近隣の施工実績を観て回られたそうです。あれやこれやと施工の資材にも拘られて、コーキングボンドをご自分で購入された施主様は初めてでした。
当社で使用しているボンドではありませんが、ご希望であれば使用してまいります。
固まるのに時間はかかりそうですが、免震には優れているかも知れません!
実は、こちらの施主さんはコーキングにも参加されましてね!
それだけで無く!私たちが現地に到着すると、床掘りがしてあったのには驚きました。
コレ!彫るのは大変ですよ!
施主さんが施工に参加されるのは、そうそうある事ではありません!
私たちも楽しみながら墓石づくりをさせて頂きました。
金額の大小に関わらず!アレコレお墓づくりを考えて頂くのが、故人へのご供養では無いでしょうか?
ありがとうございました。
最近また増えてきたのが、石のナガレやナデのお問い合わせです。
自然の物なのでどんな石にもあり、悪いものでは無いのですが、目立つ場所に出るのは嫌な物です。
こう言ったご相談があると言う事は、施工実績を観られて、嫌だと感じられた訳ですよね!
その後質問に対して、予め保険をかける様な説明や、竿石(仏石)の正面に入っていても、当たり前の様な商品説明をされると、不安になりますよね!
「自然の物なので、これ位は・・・?」なんて、石材店にとって大変都合のいい言葉ですよね!
安売りの値段の交渉だけをして、商社丸投げにしている会社の墓石は、ゴマカシ加工されて、半年から二年後には出てきます。
その時にクレームにならない様な、商品説明をしていると言う事です。
ご相談者に、「これ位は・・・?は、大変分かりに表現です。
売る側の都合のいい常識と、お客様の目線が違うのを避けることが、ベターです」とお返事をしています。
私が墓地で墓石を観て、「自分なら通さないけれども、問屋さん通しではこれ位は仕方ないか?」と言う場合もあれば、「ナンボなんでも、これはアウトや!」と言う場合もあります。
展示用に綺麗に作られた墓石を観ながら曖昧な説明を聞くのでは無くて、墓地で「こうなるのは嫌です!出無い様にすることが出来ますか?」と石材店に伝える事です。
原石をご覧になると、ナガレやナデが入っているのがわかります。
つまり加工の段階で分かっている訳です。少し歩留まりが悪くなっても、取りかえる事は出来ますので、取りかえて貰えばいいのです。
何も言わなければ、10基ゴマカシをして、8基通れば2基取りかえても儲かる計算の中に、貴方の墓石が含まれます。
石材店も石材問屋も工場も、利益無しで仕事をする訳がありません!
価格だけで要求すると、その価格でも利益が出る墓石をつくって来ます。
「何でも出来ます。値段は格安です」には要注意です!
高い墓石を購入する必要はありませんが、お求めになっている品質の墓石が、幾らでつくれるのか?なのです。
私の場合、渡航して検品員との打ち合わせをしています。
良質な石材を使用して、若干の歩留まりに目をつぶれば、正面に出てしまう様な、目立つナガレやナデは、交して加工してもらっています。
竿の正面に出さないだけなら、幾らも違いません!
会社の姿勢や検品の基準を伝えるのが物づくりの基本です。
お客さんは、一生懸命なのですから、そこは気持ちでお応えしてまいります。
中国状況
新型コロナウイルスの影響で、中国加工をご心配のお客様からのお問い合わせがあります。
本日、工場に問い合わせて聞いた情報です。
春節明けに職人が戻れない状況と政府からの指導で、殆どの崇武、石井、康美、角美、漳浦の工場は、まだ稼働できていません!
ただ崇武地区、大手墓石工場の数社が、地元従業員の従業員の健康状態や環境を政府に申請することで、稼働の認可が下りています。
従業員の発熱検査ですが、画像を送ってもらいました。
稼働は出来ますが、職人の人数が足りないので、生産能力は少ないです。
安い墓石をつくっている外柵工場や建築工場、税金も納めない様なもぐりの工場は、全く稼働していません!
例年、3月は新人も多く、工場の品質が安定していません!
当社は、トラブルが多いので、特別なご要望が無い限り、3月は国内加工を中心にしています。
当社で既にご契約済みの3月、4月建て上げ予定のお客様におかれましては、輸入済みか加工済みでございます。
ご心配は要りません!
稼働できる墓石工場との取引もございますので、お急ぎのご相談もお受けいたしますが、少しでもいい墓石をおつくり頂きたいので、出来れば5月以降の建て上げをお薦めいたします。
生産能力が落ちているのは確かですが、この時とばかり、高い墓石を売りつけようとするボッタクリにご注意ください。
安心していただける様に、情報を発信してまいります。
新しい情報が入りましたら、またブログにてご報告いたします。