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日本の墓石は、産地証明をもらってくださいね!

「これ中国に入った時のインボイスじゃん!産地証明じゃ無いよ!通関書類だぜこれ!」

友人の石材店が他社と相見積もりになり、他社はインドの産地証明を出せると言って来たらしいです。

そんなもの見たことが無いので、お客さんに見本でいいから、証明を見せてもらえる様に頼んでもらったらどうか?と彼に言っていました。

ホントに送って来たと言うものですから「見せてくれ~!」と頼んで、画像を送ってもらいました。

私はタルミナード州政府の産地証明だとばかり思っていましたので、国産墓石の産地証明以上に、権威のある文書を想像していました。

インボイスなんか船済み書類で、売主が買主に、間違いなく売った商品を、売った値段で送った明細書の一つで、通関に使うものです。

インドから中国に入ってから、その原石が間違いなくその墓石に加工されたかなんて、どうやって証明できるのかと思いました。

日本に輸入された原石に証明が付いていて、国内加工業者の製造証明書が付いているのなら、信用していいのかもしれませんが、インドから中国へのインボイスでは、ガッカリしました。

本格的な中国生産が30年で、インド加工はその前からですから、私がこの業界で仕事をする前の話なら全く分かりませんが、インド州政府の産地証明を見たことは無いんですよ!

クンナム村で採掘されていたクンナムの、どれがグランドクンナムなのかを聞いても分から無いです。

私は無い事の説明は出来ないです。

またするつもりもありませんが、このブログをご覧の方で、どなたかインド州政府の産地証明を扱ったことがあるとか!お持ちの方は、教えて頂けないでしょうか?よろしくお願いします。

今回の産地証明は、全くの詐欺みたいなものですが、今日は産地証明について私の分かる範囲で書いてみますね!

外国産墓石材の産地証明は、石材名、加工地、輸入業者、販売店名が記載されているだけですが、日本で産出された石を、国内で加工してもらう場合には、産地証明書と製造証明書が付きます。

つまりどの石を使って誰が加工したかが分かる訳です。

中国でも日本の石で加工する場合、石の名前、等級を日本の採掘業者が証明している産地証明書を付けてくれます。

費用がかかっても知れていますので、付けてもらった方がいいでしょう。

例えば契約書の石材名と産地証明が同じであれば、後で石が違うような事が発覚したら直してもらえばいい訳です。

日本の石の産地証明が出せない工場は、直接日本の採掘業者と取引が無いということです。

中間業者のマージン分を含めても、価格競争の為に安い石を仕入れると言うことです。

中国でもいい墓石の加工をしてくれる工場は、石材商社が根こそぎ買ってきた石材市場で選ぶのでは無くて、直接日本に買い付けに来ています。

良い原材料を使用していい加工をするのは、日本でも中国でも同じです。

加工賃が高いのもヤッパリ同じです。

産地証明をもらえば安心かといえば、そうでもありません!

産地証明には、偽造をしたり、何部ももらって、渡さなかったお客さんの産地証明を使う悪い奴がいます。

建立後に、墓石の鑑定等、まずされないのが前提の反則です。

仮に鑑定をしてもらったとしても、その墓石の使用石材が間違っていないかどうか?を確かめてもらうくらいで、特級とか一級とかのランクの判別までは無理です。

何故なら石のランクは、宝石の鑑定士などの様に、資格を持った人間が、決まった基準で鑑定するわけでは無いからです。

採掘している会社ごとにランクを決めているという大変曖昧なものだからです。

もう一つは、誰がどんな加工をしたか?を証明するものでは無いからです。

国内加工の場合は、製造証明書が付きますが、海外加工ではほとんどありません。

日本で加工してもらっても、墓石の全てを一人で加工するなんて一握りの方だけで、ヤクモノ、磨き、彫刻等を分業で行われているのが一般的です。

以前、いつも建て上げをお願いしている職人さんに聞かれました。

「社長!大島でいつもと同じ施工をしましたが、芝台が水を吸ってしまって、商社からクレームをもらってしまいましてね?」

「芝台の下は石にしたの?コンクリートで、水抜き付けたぐらいでは浸みて来るよ!」

「社長の会社と同じになるように、石を都合して入れましたよ!お客さんから苦情をもらったって、ガンガン言われましたよ!」

「それって国内加工なの?建ててからどれくらい?」

「中国ですよ!1年ぐらいですかね!」

「その墓石、天目で通して無いんじゃないの?」

「それは・・・?」

「貴方たち大丈夫だと思って観ているから、建てた時も分から無かったと思うよ!いつもと同じことをしていて、違う訳だから必ず何かがおかしい訳だよ!絶対に違うと思って観ると、石目が違うか?石が違うのが分かるかもしれないから」と見に行く様に薦めました。

大島は綺麗な石ですが水を吸います。

吸っても水を吐くというのですが、水が抜ける様につくることで、いつまでも美しくいてくれます。

縦横でカットして、歩留まりを少なくして安くつくったら、水が抜けなくてこの石の良さが失われてしまいます。

トラブルは、加工賃を安くたたき過ぎると起こりやすいです。

日本でも中国でも、誰だって利益が無いのに働きませんからね!

中国でも頼めば天目で通してくれますが、歩留まりが悪い分かなり高くなります。

石は大島かもしれませんが、誰がどんな仕様で加工したのかは、産地証明には書いてありません。

墓石で説明すると馴染みが無いかもしれないので、料理でお話ししましょうか?

海の近くの旅館に泊まって、新鮮なお刺身で地酒を頂くのは格別で、どれを食べても美味しいものです。

私はロードサイド型の牛丼屋さん専門の、どちらかと言えば味音痴なのですが、ゴチになれるのならいいか?と以前料亭に誘われて付いて行ったことがあります。

その時、お吸い物を口にした瞬間に「これは~!」と、だしの味が口に広がる感覚に、言葉を失いました。

早飯が得意な私ですが、その時だけはゆっくり食べましたね!きっともの凄い手間をかけてつくってあるんでしょうね!

何が言いたいのかは、もうお分かりだと思いますが、いい石でいい加工がされた墓石は美しいということです。

同じ物なら安い方がいいに決まっていますが、ホテルの部屋やサービスは同じなのかは分かっても、墓石が同じなのかは中々分から無いものです。

産地証明は出してもらった方がいいに決まっていますが、少しだけ安心できる程度に考えてください。

私のHPは、少しマニアックですが、簡単な知識を得て頂いて、何より誠実な石材店を選んでいただくのが大切です。

石材店の選び方はこちらです。

ご相談は無料ですから、お気軽にご連絡ください。

フリーダイヤル:0120-953-574

メールアドレス:mail@kashiko-ohaka.com

LINE:電話番号検索(058-322-9888)株式会社かしこ

クンナムの続報です。

いいご報告ではありませんが、クンナムの在庫は大変少なくなりました。

インドの丁場がストップしていますので、中国には入ってきていません!

何でもクンナムの名前を付けて、偽物ばかりが動いています。

石目は全然違うばかりか表面に小さなキズを感じるので、要注意の石が出回っています。

クンナム村のKの丁場に近い場所の、ティンデイバナム地区と言う所で、新しく許可が出ているようですが、大材は採掘されていない様で、4尺の石は採れないようです。

石が枯渇したわけでは無くて、チェンナイという貿易港から近いので、発展して民家が増えてくると、たぶん役人が許可申請を受け付けないんでしょうね!

丁場がストップしても再開した例もありますので、今後の状況を見守りたいです。

お約束した墓石は、大丈夫なのでご心配は要りません!

まだ本物は残っていますが、どうしても希少価値で、金額が上がって来ていますので、ボナコートと差が無くなって来ています。

今後はインドの状況を確認しながら、デザイン的に小さなブロックで出来る方法やボナコート、MUを代替として提案して行くのが安全策なのかな?と考えながら帰国しました。

今後は、思ったより安いクンナムが横行するかもしれませんが、間違いなく偽物です。

実績のある石ですが、クンナムの名前が付いているだけで、詐欺師の餌食にならない様にご注意ください。

インボイスを産地証明にする大バカ者がいるんですよ!

詐欺師は、何でもありで商売してきます。

ご用心!ご用心!