低価格墓石を出した理由の一つは、墓じまい!
前回のブログの続編です。(夏のヘベレケその2)
「おい!アンタがウッサン(臼井)と話したいと言うから呼び出したのに、黙っとったらアカンがや!」
実は先ほどから、娘さん夫婦が一緒なのですが、ジイサンたちばかりが話して、若者が大人しくしているものですから、姑ジイが話を向けました。
「なに!副社長がお話しって、何ですか?私の嫁さんの世話でもしてくれますん?」
「おとなしく聞いたれよ!お前がいらん事言うもんで、話しかけれん様になってまうやろ~!」
「ハイハイ!何ですか?」
「すいませんお呼びだてして!先ほどからお話は聞いていましたが、どうしてもあの安い墓石は理解できないです。今まで石や加工に拘っておつくりだったじゃないですか?今までの価格でも思いっきり安いとおもっていましたが?」
「う~ん?安くつくれる墓石の種類で低価格にしたんだけれども、安くしている訳ではないよ!」
「・・・?」
中々わかってもらえなかったので、安い石種で小さな墓石をつくたから価格が低いだけで、墓石の質が悪い訳でも無いが、私が付きっきりで無かったり、サービスの内容が違うので、何にも変わっていないと説明しました。
何よりも「カタログやネット上の墓石は、企画力が上手いと言うか?大きく見えるが実際の石材使用量は、○○㎡で○○位よ!」
「え~!そうなんですか?」
「まあ僕は金具で止めたいので、それなりの厚みにしているけど、四国で2寸(6センチ)の壁板の丘カロート見たからね!上に乗せる石も軽いから大丈夫なのかもしれないね!今までと何にも変わって無いよ!」
「そうですか?」
「お客さんが、拘った石や加工が希望なら、一番得意な部分だから、一生懸命つくっているだけよ!私は、カロート(納骨室)を綺麗につくらせてもらって、チョットだけ頑丈につくらせてもらえば、何でもありの人なので!」
「お義父さんそうなんですか?」
「そうだよ!こいつ昔からカロート中心の石屋だもん!」
「でも今までは・・・?」
どうしても納得が行かないようでした。
今回わざわざ渡航して工場を探しに行ったのは、もちろん中国材中心に加工してくれる工場と付き合いが無いからなのですが、きっかけは、墓じまいでした。
実は今年に入ってから、今まで一度も納骨されていないお墓を3基も片付けました。
お墓をつくられた方がそのお墓に納骨されないで、墓じまいされてしまう訳で、どなたもお子さんがおいでになります。
「私が片づけて、家内と一緒にお寺にお世話になる事にしました」とおっしゃるのです。
公営や地域墓地でいくらも管理料を取られないのに、何で・・?の世界です。
・お墓はお守りが大変!
・墓じまいにお金がかかる!
・子供に負担をかけたくない!
なんて間違った考えが当たり前になりつつあります。
お一人様なら、供養も頼めるお寺もいいでしょうが、子供さんがいて、お墓まであるのですから、墓じまい等、やらなくていいと思いませんか?
お寺に行ったら、他の住職が境内で勝手に典礼を行うことは許されません!
お墓の指定石材店制度の様に、指定御坊さん制度の適用で、供養するたびに子供さんの負担が、大変大きくなるとは、お考えにならないのでしょうか?
お墓購入の全国平均価格は、百何十万なんて言われていますが、お布施と同じ様に包めるだけ、お墓に使える予算だけでいいと思います。
もちろん特別な石でつくってあげたい方の想いは、今までどおり精一杯お世話させて頂きます。
「お前!久しぶりに悪い酒やで!大分溜まっとるのか?嫁さん欲しいなら、うちのに言っといたろか?」
「いらん!いらん!この年になって今更苦労したくありまへん!」
「お父さんが飲ませるから、臼井のオジサン!」
「○○ちゃんいい子やね~!ホント綺麗になったわ!アンタだけよ、オジサンて行ってくれるのは!この勝手に隠居ジイの娘には、どうしても思えん!」
久しぶりに気を使わなくてもいい先輩との酒なので、グダグダと愚痴をこぼしていましたが、副社長も少しだけ分かってくれたような?どうかな?
このつづきは、近日(夏のヘベレケその3)をお出しします。
夏バテ気味で、小出しのブログです。ごめんなさい!
永代供養の費用のボタンをつくりましたので、ご覧になってください。