墓石屋ジイのヘベレケボヤキ年末編
「お久しぶりで~す!アレ?どうしたんですか?皆さんお揃いで!」
「オウ!今日はあんたを魚に飲・も・う・か・な?と、みんなで待っとったんだわ」
「忘年会には、まだ早いですやろ?娘さん綺麗になったわ~!ドンドン女らしくなりましたね!良かったですな~!お父さんに似んかって!」
「ご副社長もご活躍ですがね!お父さんいつも自慢してますで~!」
「あんたな~!ええ加減にしとかなあかんぞ~!だから言ったやろ~!この調子のええジイサンに相談しても、あ・か・へ・ん・ぞ・と!」
「ハハ!ごめんなさい?!調子のいいのは、社長と飲んだ時だけなんですがね!」
「アンタにチョット聞きたいことがあるらしいんで、聞いたってくれへんかな~」
「いいですけど、私の分かる範囲でしたら何でもお答えしますよ!そんなら、飲んじゃう前にしましょうか?」
「実はこのところ、お客さんに値段ばっかり比べられて、負けっぱなしなんですわ!店売りも霊園の近くに店舗だけで、抽選の発表前後だけが、いいだけなんですよ!うちも比較ネットに登録しようかな?と迷っているんですが?社長の会社は、どうされているんですか?」
「なに?そんな難しいお話しなんですか?社長はどう思われているんです?」
「わしは、そっちの事はわからんから、アンタに相談したいんなら、呼んでやるぞと、電話したという訳や!」
「そうですか?じゃ!今日は社長のおごりと言うことで!」
「わしとアンタは、ワリカンのルールなんで、それを破ってはあかんので、今日は副社長のおごりと言う事やな!」
「お父さん、何を言っとるの、今まで3人で飲んでいたのに、当たり前でしょう!」
「アハハ!偉そうに説教をたれると、また師匠に怒られそうなんで、感じている事だけを話しますね!」
ここだけマジのお話しです!(長いので会話調は、やめときます)
比較ネットは、分かりにくい墓石の価格を比べて、ボッタクリされない様に購入するには、いい方法だと思いますね!
ただ、何度かブログには書きましたが、運営しているのは、石材店では無くて、HPの作成や、SEO対策をしている会社が、ビジネスとしてやっている訳ですよ!
販売価格の何割かを石材店が納めることで、そのサイトが運営されている訳です。
成約お祝い金も石材店が払っている訳ですから、お客さんが出していると言う事なんですね!
石材店では無いので、墓石の保証や責任はとれないので、お客さんにも石材店にもノーリスクの商売をしている訳です。
つまり必ず儲かる第三者、公営ギャンブルの自治体みたいなもので、その分高くなるだけです。
石材商社は、墓石の輸入価格の何割ですが、比較ネットは販売価格の何割かですから、大きな金額になります。
同じ地域の同じ提携店が、価格の争いをして、それでも利益を残すわけですから、反則は当たり前になって行くんでしょうね!
粗悪品の石を集めてきて、ゴマカシテ加工している工場は、私も一度行きましたが、互換性のあるCADを使って直接取引が出来るレベルの工場では無いので、石材商社を通さずには出来ません!
懐かしい東京オリンピックの時代を思い出すほどの田舎です。
墓石は建築基準法の様なものがありませんから、施工もいいかげんです。
儲かった昔のままで、変われずに自転車操業でお亡くなりになった大手が何社もありますもんね!
お客さんも一度に何社もの石材店に訪問や電話をされて、電話にも出れない話を聞きます。
石材店からは、常時車にカタログを積んでおいて、当日に住所のポストに直接投函して、「○○石材店と申します。近くを通りましたので、カタログをお届けしておきましたが、ご覧になっていただきましたか?」のTELコールをするらしいです。
まさにアマゾン川でピラニアに囲まれた状態ですね!
値段が分からないお客さんや比較サイトが悪いのではなく、儲かった時代を忘れられずに、ボッタクリをしたり、我が身大事に、価格競争で反則をしている方たちが問題だと思いますね!
せっかくいい墓石を安くつくるために、流通から商社を外すことが出来たのに、今更、第三者に余計な経費を使うつもりはありません!
一番知りたいのが価格の相場なら、それが分かればHP上で比較できますよね!
その為に、価格表をつくり、施工も構造もHP上に掲載しました。
料金価格一覧・地上カロート型墓石の価格表は、こちらです。
(お客様のご要望で、近日デザインも増やして、モット観やすい価格表を掲載の予定です)
「すいません!もう一つだけいいですか?資料請求の後に、TELやDMで販促するんですか?」
「ホント、一生懸命やな~!私の会社は、HPでカタログ以上の情報を出しているので、見積もり中心ですね!」
「大きなカタログもDMもTELもしないですね!お客さんからしてみれば、うっとうしいだけだし、TELの人件費やカタログ代も経費がかさむだけからね!」
「僕の会社を選んでくれたお客さんの為の時間や経費は惜しまないけどね!」
「中国加工のお客さんには、春節があるから、12月くらいまでに作った方がいいですよ!とか2月、3月のお客さんは、4月くらいにしてはどうですか?は言うかな!他のケースで、お客さんに慌ててもらっても、いいお墓は出来ないからね!」
「あの!難しい話はこれくらいで、ソロソロいいですか?」
「すいません!お待たせして!見積もりばかりが多くて、迷ってしまうんですよね!」
「わかりますよ!お客さんが、買い物をする場所が、お店からネット上に変わりつつある過渡期なんじゃないですかね!」
「HP上をお店だと考えて、商品も、値段も、石質も、構造も、施工も陳列して、よろしかったらお見積もりいたしますで、いいんじゃないですかね!」
「もう一つ聞いていいですか?ブログに出てくる東京の今井社長とか富山の宮崎さんは、どんな方なのですか?」
「今井社長は経験豊かな方で、東京で予算が少なくてもいいお墓を作り続けている方だし、宮崎さんは、お墓づくりの構造の面ではスペシャリストですかね。」
「スタイルは違うんですが、譲れない部分を譲ってまで、仕事は取らないでしょうね!」
「お客さんのお家の門構えや顔色を見て値段を決めるような方たちでは無いでしょうし、尊敬できる正直な石材店ですかね!」
「ありがとうございました!大将には、私の支払いで伝えておきますので、家内とは、お二人の邪魔をしない様に早めに失礼しますので!」
「いやー副社長!さすがやな~!どこかの社長とはえらい違いやで~!タマにはいいじゃないですか?介抱してくれる人も傍にいることだし!ね!ね!」
「とにかく、この座布団に根っこの生えた楽隠居を、もう一度仕事させなあきませんで!最近は、一緒に行こうって何度誘っても来ないんやから!」
「アッ!ダメですよ!お父さん臼井社長と出かけると、悪いところ連れていかれるって、母が怒ってましたよ!」
「エッ!そんな話になっているんですか?まったくこの爺さんは~!」
「税関を抜けた途端にベルトが回転して、何処か行こう!何処か行こう!言うのは、お父さんの方ですよ!」
「気が付くと、いつの間にか観光に来た奥さんとよろしく飲んでいるのは、この人ですからね!」
「前回一緒したのは、いつだったかな?なかなか綺麗な人でね!いつの間にかが、ヒモの極意だって自慢していましたよね~!あんな綺麗な奥さんがいるのにね~!」
「昔は綺麗だったけどな~・・・!アレから40年か?」
「アンタは、桂きみまろか!ほ~ら!この話になるとすぐ参加したくなる人が現れましたよ!」
「副社長!いい工場に恵まれて、いい職人に恵まれているのが、私らの強み何ですから、自分の仕事に胸張って、私が作りましたと言えるお墓つくりましょうよ!」
「私も御社も直接取引できるパイプがあるんですから、中国材はともかく、インド、アフリカ材や中国材でも、35才超えたらいい勝負、40才以上なら、反則している業者より安くつくる自信ありますよね!」
「ありがとうございます!なんか出来るような気分になってきましたよ!」
「そうだ!今度は副社長も一緒に行きましょう」
「そうですね!是非!ご一緒させてください」
「ダメよ!」
お叱りをうけた所で、お後がよろしいようで!
追伸
中国材の丁場STOPとインド材のM10・アーバン・M13・YKD・MUあたりの原石の価格が上がって来ていますが、あくまで原材料のブロックのお話しです。
値上がるからと焦らされて、買わされないようにしてくださいね!
押し売りは、キッパリ断りましょう。