地元で墓石の販売している仏壇店の店長との話です。
「よお!久しぶり!どうですか商売は?」
「ボチボチかな?墓はアカン!納骨堂で儲けとるだけやな!」
「いいじゃないですか?それなら!」
「何言っとるんや!アンタが基礎工事の写真なんかチラシで配るもんやから、お客が中途半端に知っとるもんやから説明するのに苦労するで」
「悪かったねー。うちの会社の標準工事を載せただけですがね!」
「それはネットだけにしてくれ、チラシに出したらオジーやオバーも知ってしまうやろ!
日本には曖昧という美学があるんやぞ!
何でも正直に説明したらアカンやろ」
「悪かったなー!
そーかーあれが普通なんでね」
よくよく話を聞くと、施工の業者が建て上げに入ったら、墓地が近所なので、おじいさんが気が付いて見に来られたらしく
「基礎工事はやらんのか!鉄筋は入れんのか?」と言われたそうです。
業者さんに「そんな話は聞いてない、今日は帰らせてもらう」と文句を言われたみたいです。
私の顔を見たら、文句の一つも言いたかったんでしょうね!
曖昧の美学なんて、アイツ難しい事知ってるけど、使い方が間違っとる!
対人関係なら白黒はっきりさせないのも美学かも知れないけど、商品の売買や請負契約で、曖昧は反則でっせー!