構造に拘っているのは、富山のお墓営業マン宮崎さんでしょうかね!
墓地確認で、お客様にお尋ねするのが、ご予算と墓石の形のご要望です。
和墓の場合、地域で墓石の形や大きさが違いますので、周辺の墓石に合わせておつくりするのですが、ご希望を必ずうかがう様にしています。
「この中でご希望に近いお墓がございますか?」
「このお墓がよかったんだけども、・・・石材店に聞いたら予算オーバーでね!おたくでも無理かなー?」
地域ではみなさんご存知の大手石材店のお名前でした。
墓石の大きさを計って、「この大きさでこの石ならご予算でおつくり出来ますが、こんなかわいそうな作り方してあったら、壊れませんかね!
墓石のこの部分が、薄いのがわかりますか?
ここが薄すぎて上のコーピンが殆どのってないんです」
施工の事までわかっていないと、このお墓の作りが弱いのが、中々わかりません!
設計図をつくれない担当者なら観ただけでは、まずわからないと思います。
お墓の土台の上部を囲ってある石を「コーピン」とか「なめ石」といいます。
この石の内側まで、厚みがあるとは考え難いので、この石板の厚みは4センチぐらいです。
耐震施工でアンカーを打つ場合最低9センチぐらいはないと割れる可能性があるので、打つことはできません!
つまりこの土台は、積んであるだけです。石材使用量を削ったのか、素人が設計したかで、どちらにしても、丈夫なお墓づくりができていないということです。
基礎工事、石の性能、価格を売りにしている石材店は多いですが、構造や強度にこだわって販売しているところは少ないですね!
大切な部分なのに、難しそうで石材店任せにしてしまうことが多いんでしょうね!
構造で、印象に残るのは、富山のお墓営業マン、宮崎さんのブログでしょうかね!
富山県のお墓は、おそらく和墓では日本一大きな墓石じゃないかと思います。
寒さの厳しい環境下で墓石をつくられる石材店だから、構造をいつも意識されているのかもしれませんね!
エッ!富山の石材店は、みんな凄いのかって?
そんな事は無いと思います!
大手とか老舗とかに関係なく、よく話を聞いてくれて、構造や加工事まで解るように説明してくれる正直な経験者に、つくってもらうのがベストです。
金儲け主義で、大切なことは知らないふり、見えないところで、石を削られてしまうかもしれません!