- 原産国:
- 日本(愛媛県 宮窪町)
- 吸水率:
- 0.111%
- 圧縮強度:
- 117.99N/m㎡
- 見かけ比重:
- 2.649t/㎥
特徴
愛媛県今治市の北部、近くに「しまなみ街道」がはしる瀬戸内海に浮かぶ大島で採掘されています。
関西・中国地区を中心に墓石材として大変人気があり、全国的にも高級墓石材として人気のある石です。
墓石として建立した際の、凛としたたたずまいから、御影石の貴婦人とも言われ、美しい石肌と石目、気品のある雰囲気、堅牢で美しさが永続きすることなどから、「百年品質」といわれます。
採掘される丁場から多くの銘柄が存在し、色調と目合いから細かくランク分けがされます。
良質のものほど色調に青味をふり目合いも細やかです。
なかでも特級は希少とされ、青味をふった色調と細やかな石目は青磁の肌のように見え歳月を重ねるほどに、威厳と風格が漂います。
水を吸いますが、撥水性が高く、水を吐くと表現されますが、石の内部に水分を残さない特徴があります。
その為には、天目取りと言って、水が抜ける方向にカットをして、加工をしなければなりません!
歩留まりは悪くなりますが、石目が違い、水が抜かなくて変色しますので、
加工の際に注意が必要です。
大島石の中でも、特級は石目が細かく、主に宮窪町で採掘されていますが、採石量も少なく希少価値の石種です。
注意点
特級、一級等のランク付けは、採掘業者ごとに違います。
その為にたいへん分かりにくい販売になっています。
つまり販売する側が、特級として販売すれば特級になってしまうのが現状です。
また極上、特選等のランク付けでの特級以上の価格販売もありますが、色の濃さの違い位です。
価格が大きく違う場合がありますので、ご注意ください。
(株)かしこでは、丁場や採掘会社で、色の濃さや石目の違う特級をお見せして、お好みの石をお選びいただくようにしています。
主な建造物
国会議事堂、大阪心斎橋、西郷隆盛銅像の台石、宮窪石文化運動公園、村上水軍博物館等