「墓石のホゾで、耐震化ですか?」
「効果はあると思いますが・・・?」
「またマニアックな石屋さんから、お話を聞かれたんですね!かなりの技術と自信をお持ちの方なのでしょうかね~!」
ホゾは、図面上凹凸を作って、積み下げる時に差し込む構造の事です。
私の会社でも、ホゾを使用して墓石をお作りする事もありました。
特に、五輪塔や宝篋印塔をお作りする時には、よく用いていました。
石同士をはめ込む加工なので、横揺れや風には強いと思います。
最近では、ホゾを使用した墓石をお作りする事が、少なくなりました。
ホゾにする事で、耐震性は有ると思いますが、凸部分の石材使用量は増え、凹部分の精密さが必要な加工料が増え、施工にも手間が掛かりますので、お客さまのご負担が増えてしまいます。
石と石を差し込む構造なので、正確な加工と熟練の施工技術が無いと、大きさが合わなかったり、石が当たって欠けてしまったりするからです。
もう一つ、私がこの加工に二の足を踏んでいるのは、何年も経過すると、石と石の間から水が浸入して、溜まってしまう事です。


墓石の解体時の画像ですが、水が溜まっているのが分かりますか?
長い間水が溜っていると、石の劣化が早くて、ヒビが入ってしまう事があります。
隙間をコーキング等で埋めても、20年も経過したら、劣化して水が浸入してきます。
費用をかけて頂いて、横揺れには強くても、縦揺れには大きな効果は無さそう?なので、自分の中に迷いがあって、積極的にお薦めはしていません!
40年後、50年後、それ以上の年月を考えた時、何がベターなのか?迷う事ばかりです。
今日のボンド(接着剤)は、石が剥がれる位の接着力があります。

タイプの違う2種類のボンドを出来るだけ多く使用して、ガッツリ接着する様にしています。

「地震対策は費用対効果です」
必要に応じて耐震ピンを入れていますが、ご希望であれば、ご負担も少な目なので、入れさせて頂いています。
今回、耐震化をご希望のお客様でしたので、地震対策のお話をさせて頂きましたが、基礎もボンドも無しで、石積みだけのお墓づくりをご希望されるお客様もおいでになります。
勿論、ホゾを使用した墓石づくりも、対応させて頂きますので、遠慮なくお申し付けください。
お気軽にお問い合わせください。
フリーダイヤル 0120-953-574