日本の石は、ランク分けが多くて分かり難いです。
「日本の石でって、言われているの!」
故人が日本の石が良いと仰っていたそうで、国産材の国内加工をご希望でした。
石材店毎に、薦められる石や値段が違うので、どの石が一番良いのか?ご相談がありました。
「どの石屋さんも薦める石が違います。大島石に、真壁石、稲田石と言う石も有りました。庵治石が良いと薦められるのですが、高すぎてとても無理です。他にいい石は無いですか?」
「そうですね~!庵治は高かったですか?墓所は何平米ですか?」
「1.7だったかしら?庵治石は墓石だけで500万から!他の石は200万位からと言われたり、もっと高かったり」
「白かグレーの石をご希望なのですね?」
「ええ!そうです」
「墓所の大きさから、そんなに掛からないと思いますが・・・?日本の石はランクが複雑で、お電話でお話しするのは難しいので、墓所まで伺ってご説明しますが?如何ですか?サンプルをご覧して頂いてご説明させて頂くだけです。もちろん墓地確認の費用は無料です。近くまで伺った時で良いですか?」
「相馬ですよ!」
「そちらの方面なら、他にもご相談者がいます。お待たせしないと思います」

「お気に召したらお作りします」
石の良し悪しは値段じゃ無いです。
御影石(深成岩)なら頑丈なので、お好きな色目や石目とご予算で選ばれても良いと思います。
石材名と値段だけで判断できないのが、日本の石のランクです。
庵治石には細目も有れば中目もあり、細目の綺麗な石と中目の値段を比べると、3倍位違います。
中目よりも細目の石が高級とされますが、同じ細目でも奇麗な石目、色目、独特の麩といわれる紋様の美しさで、また値段が違います。
良い石かどうか?を石の硬さや吸水率を考えると悪くは無いですが、それ以上の性能で、もっと安い銘石は沢山あります。
庵治石には、カサネとかニバンと呼ばれるスジが東西南北に走っています。
このスジを交わしながら、色目や紋様を職人さんが、丹精込めて合わせる至高の逸品の値段なのです。
大丁場で採れる最高の庵治石ですと説明されても、大丁場では、細目も取れれば中目も採れて色んな石が採掘されます。
霊園でご覧になるのがベターです。
大島石等はランクが大変多いです。

「説明しにくいんですが・・・?」
大きく分けると「特級」「1級」「二割」「カレイ」「二等」の5段階なのですが、石目が細かくて均一で青みが強い石が特級とされています。
この特級は採掘会社毎にあるので、其々石目が違います。
同じ会社で複数の特級を出している会社もあります。
「二割」は1級で販売するにはどうかな?の石を二割引きで売っているから「二割」です。
二割があれば三割もあり、綺麗な1級を特級で販売してしまう石材商社もあるそうです。
何が何だか分からなくなるのが石のランクです。
私の会社のショールームでは、特級のサンプルを何枚か置いてありますので、そにの中から選んで頂く事にしています。
大島石の国内加工では、天目通しと言って、石目を通して水が抜けやすい様に、加工する技術が使用されるので、歩留まりが悪くなります。
簡単にランクのお話をしましたが、お気に召した石で、予算に合わせて信頼できる会社の産地証明、加工証明、販売証明を付けて貰ってください。
複雑すぎて上手く説明出来ないので、現地でサンプルと墓石の経年変化等をご覧になって頂くのが一番ですね!
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