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「クンナムで見積もりが欲しいのです!」「クンナムですか?」

しばらくクンナムの問い合わせも落ち着いていたのですが、ここ一ヶ月ぐらいですかね?お問い合わせを何件か受ける様になりました。

「ご紹介か何かでしょうか?それとも、どちらかの会社が、クンナムで販売という事ですか?」とお尋ねすると「他社からクンナムを薦められています!HPを見て、本物なのか?心配しています。本当にクンナムなのか?つくれるのなら幾らぐらいなのか?知りたいです」とおっしゃるのです。

価格だけの相見積もりを希望される事が多い中で、このご相談者の様に、石にも拘っておつくりになりたい方は大切にしたいです。

お話を伺って行くと、春節前の墓石の作成を薦められているようです。

正直なお気持ちでご相談なので、こちらも誠実にお答えしなくてはなりません!

私自身も、お返事に迷う部分も有ったので、少しお時間を頂きました。

「今の中国で、本物のクンナムがあるのか?」黒御影の工場2社と、知り合いの公司(中国の商社)3社に問い合わせをしました。

これだけ聞けば、殆どの工場の情報は分かるはずです。

結論的には、私がいつも小難しい事を言っているので、アンタが気に入るクンナムは無いと言う返事でした。

回りくどい話はやめて、ご相談者にした内容をお話します。

ストップしていた採掘は、以前クンナムの丁場が有った近郊で動きはじめています。

ただそれが中国に入っているかは、分かりません!中国の石材商社も売り上げが欲しいのでしょうね!

私の会社にも、あの手この手で、もっともらしい写真やサンプルを、ガンガン送ってきます。

インドで撮影されたタルミナード州鉱山会社の原石ペイントを見せられても、それが中国に入って、その石を使って加工しているのか?確認することが出来ていません!

コロナ下の現状では、サンプルで確認するしかありません!

一応全部のサンプルを見ますが、クンナムとは石目だけでなく、同じ黒でも色目が一目で違います。

ダメじゃん!

「これはクンナムじゃないですよね!どこで採れた石なの?」

「場所は分かりませんが、中国では、今これがクンナムなんです」と返事が帰ってきます。

あきれてしまいますが、一旦中国に入ってしまうと、何が本物なのか?偽物なのか?分からなくなってしまいます。

何百キロと離れていても、クンナム村との間で、緑やグレーの石が採掘されていても、黒い石ならクンナムなのです。

日本もバブルの時には、イタリアと言えばバレンチノ!

バレンチノと名前が付けばブランド品で、高価で高級品!と言った時代がありました。

バレンチノなんて日本で言えば、佐藤さん!鈴木さん!田中さん!の様な名字で、何処にでもある名前でしたね!

何処までをクンナムとするかで、人によって考え方が違うと思います。             

以前はクンナム村を中心に、幾つもの丁場が有ったのですが、北にも南にも丁場が広がると、石目が全く違ってしまう地点があるのです。

私は東西南北その範囲内がクンナムの鉱脈じゃないかな?と勝手に考えています。

今回はその範囲内で、採掘許可が下りています。

その丁場が、石が小さくて採算が合わなかったり、枯渇して採掘中止にならなければ、いずれ中国にも潤沢に入ってくると考えています。

その時までお待ち願ってご紹介するか?クンナムと比べても遜色の無い石が有りますので、ご紹介をして行こうと思います。

それでもクンナムに想いがあり、お急ぎであれば、インド加工でクンナムをおつくり致します。

インド加工は中国加工より歴史は古くて丁寧です。

価格も中国加工と比べて高くはありません!ただ加工を依頼してから、輸入までの納期で、3~4か月のお日にちを頂いております。

ご希望であれば、お問い合わせください。

フリーダイヤル 0120-953-574 の無料相談をご利用ください。

追伸

私の会社は、価格表を出したことで、激安、格安、薄利多売と、同業者には言いたいこと言われていますが、石にも加工にも施工にも拘っておつくりしています。

お墓は、それぞれの想いで、皆さんがおつくりになります。

こんな仕事をしていると、天寿を全うされた方の納骨にも、まだ早すぎる悲しい納骨にも立ち会うことがあります。

私はただの石屋なので、何も出来ませんが、お墓をおつくりすることで、グリーフケアの手助けになればと思っています。

勿論商売ですから、利益は頂戴していますが、正直にお墓づくりをしたいと思います。

予算を中心のお客様には、質を譲らないでコストカットを、石に拘るお客様には、頑丈で綺麗な石をご紹介したいと思っています。

だから私の会社のインパラブルーは、ブルーのチップがしっかり入っています。

私自身が不安であったり、疑問に感じる様な石のご紹介は出来ません!

クンナムは、1970年代初頭から半世紀に渡って、信頼と実績をつくってきた石です。

だからこそ信頼できる本物でおつくりしたいのです。

拘り爺ですいません!

インパラブルーの墓石をお求めなら、ご相談ください!

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