「原価は幾らですか?」って!
「ハァ?原価ですか・・・?」
最初のご質問が、「金具を付けますか?」
「私の会社は、付けていますね!」
「竿石には耐震棒を入れますか?」
「無垢のステンレスを入れていますね!もっとも竿石の厚みで変えていますが、必要だと判断すれば入れていますよ!」
「金具や棒の、原価は聞いたので分かるんだけれども!必要なのですか?」と、おっしゃいます。
ここまでのお話で、間違いなく何社も回られてから、うちの会社に連絡されています。
ステンレス金具も耐震棒も、必要だと思うから施工に使用している訳で、聞かれても困ります。
「あんな物、付けなくてもボンドだけで十分です」と言った石材店もあったり、「耐震棒も、地震の時に抜けて、変な抜け方をして墓石が破損してしまった事が有るんですよ!耐震棒も1本2千円まで位です。施工で売っている石材店は高いですよ!」とも、言われたそうです。
施工で墓石を売っている訳ではありませんが、建築とか土木に詳しい方は、お話をしていると安心されます。
高いと言われたことは無いですね!
1本2千円までしか頂いていませんからね!
「金具の原価は大きさで変わりますよ!その石屋さんは、金具を付けるアンカーボルトの原価も教えてくれました?(笑)」
「そこまでは・・・?」
「他にも、ドリルで穴を開け損じたり、石を破損してしまった時のリスクを考えた、職人さんの手間賃もあるんですよ!(笑)」と、笑いながらお客様とお話しするしかないです。
「阪神淡路大震災や、熊本地震の直後にも行きましたが、耐震棒が引っかかって破損した墓石は見ることは出来ませんでしたがね?竿石の形、耐震棒の長さ、地震の揺れ方で違いがあると思いますが、引っかかって破損する確率は、何万分の1の確率なんでしょうかね?(笑)それよりも入れた方が耐震性も高いと思いますので、私の会社では入れています。」
不安になる事を石材店に言われると、どうしても何万分の1を、お客様は考えてしまうのでしょうね!
「原価まで教えて、物凄く親切そうですが、、安く売る為の理由付けを、もっともらしく説明している様にしか私には思えませんね~!」
「それで金具を取り付けて貰うと、原価は幾らなんですか?」
「ダメだな!話が通じていない!」
「相済みません!原価はお話し出来ませんが、見積もり金額は、完成価格でお出ししています。施工内容も記載されていますので、それで判断してください」と申し上げて、ご相談を終わりました。
安い事は悪い事ではないですが、ご相談者は原価にばかり興味が行ってしまっている様です。
金具の原価を言った石材店でも、さすがに施工代が幾らなんて、そこまでは言っていないと思いますがね!
その石屋さんのセールストークなんでしょうね!
同じ様にお返事に困るご相談で、「いい石は普通の石と比べて、何パーセント高いですか?」と聞かれても、特別綺麗な石であれば、倍近い金額もあれば、もう入手出来ないかもしれない希少品の場合、それ以上の値段で買ったことも有ります。
激安販売している会社などでは、在庫が無くて、追加も出来無い様なB品を、二束三文で買い取っている話も聞きます。
B品とは言わないで、数に限りがあるお値打ち品と聞くと、印象が違いますよね!
「安過ぎるには、必ず理由があります」
石材使用量(石の量)は、墓石の価格を決める上で、大きな要因なのは皆さんご存知です。
簡単なデザイン図面を送って来られて、「他社は何才ですが、御社は何才ですか?」と聞かれても、墓所の広さ、墓石の高さ、部材の厚み等を、どう考えてもあり得ない才数?「基礎工事の量も入っているんじゃないか?(笑)」と思う時があります。
何パーセントだとか?
総使用量で何才だとか?
お客さんでは判断できなくて、お互いに説明に困るセールストークの応酬が、安売り合戦で行われているのかもしれませんね!
「そのご質問!お返事が出来ません!」
激安でお墓を作ってくれる石材店さんとは、石も工場の加工も、何もかもが違うので、私の会社では、質を譲ってまでの安売り合戦は無理なのです。
「安くつくって貰いたいので、少々雑でも早めに磨きをやめて、バフで艶出しをしてくれればそれで良いので」と頼んでも、「他所の工場に行ってくれ!」と間違いなく言われます。
その工場のラインに流れたら、同じ様に墓石加工されます。
特別に手抜きをお願いしても、それは迷惑な話なのです。
その辺りは、安くつくるのが得意な会社に、お任せした方が良いと思っています。
私は石頭で頑固なので、今更物づくりのスタンスを変えようとは思いません!
安心できる石を選んで、きめ細かい真逆の物づくりを追求をして行きたいです。
お客様が、納得できるお墓づくりを考えられた後に、販売価格をギリギリまで抑えようと思います。
拘ってお作りになる墓石の見積もりで「こんなに安くつくれるなんて、思いませんでした」と、言って欲しい
「ごめんなさい!また爺のボヤキになりました。」
お返事できない事もありますが、お気軽にお問い合わせください。
無料相談は何時でも歓迎です。
フリーダイヤル 0120-953-574