「大きな墓石を安くつくる方法ですか?」
「幾つかありますが?」
新規でも建て替えでも、初めて墓づくりを考えられて、石材店の見積もりが数百万で出て来ると、ビックリされますよね!
金額に驚いて、「そんなにするものか?」と、ご相談がありました。
墓所の広さをお聞きすると、10平米弱ですから3坪区画の墓所でした。
画像も送って頂いたのですが、3メートルの間口から想像すると、周辺はかなり立派な墓石が立ち並んでいました。
どなたも今までお参りしていた墓石が、普通の大きさだと思っていらっしゃいます。
墓石の全国平均価格なんて、当てにならない物はありません!
1平米の平均価格と12平米の平均価格の様に、分かれていればいいのですが、150万とか?250万とか?其々の石屋に都合の良い数字が、並んでいるだけです。
新しく購入する場合は、墓石の予算を考えて購入できますが、以前から購入してある墓所が、10平米以上、時には50平米を超える墓所の場合もあるのです。
購入された御父上がお亡くなりになり、ご子息が初めて墓所に行かれて、墓所の広さと周辺墓石の大きさにビックリ!
石材店に見積もりを聞いて唖然!
お困りになってご相談のご連絡を頂くことも少なくありません!
「どの石材店も、予算オーバーなんです!」
「ご予算はどれ位のご予定なのか?分かりませんが、画像から想像して、概算のお見積もりをお出しさせて頂きます。お役に立ちそうなら、墓所確認をさせて頂けませんか?周りの墓石の大きさ、地盤状況、勾配、施工条件を確かめさせて頂いて、ご希望のデザイン等伺った上で、正確なお見積もりをお出しします。最終的な金額をご覧になって、ご縁が無くてお断りになっても、墓所確認の料金は頂いていません!その代わり日程はご相談しますが、墓所の確認には、立ち合いをお願いしています。それでよろしいですか?」と申し上げました。
「勝手に見て行ってくれは困ります!」
以前、ご相談者のご都合が付かないからと、了解してもらって墓所に入りましたが、別の方に「アンタ誰?そんな話は聞いてない!」と、咎められたことがあります。
依頼、墓所確認には、必ず立ち会って頂いています。
爺の悪い癖で、ズルズルと前置きばかりが長くなってごめんなさい。
ここからが本題です。
隣接する墓石が大きい場合、墓石の大きさを確認しなくてはなりません!
画像を送って頂いて、墓石の大きさ図面を仮作成して、石材使用量をお出ししています。
その石材使用量を元にお見積もりをお出ししていますから、墓石の大きさで金額が変わってきます。
広い墓所の場合は、後々金額が増えない様に、大きめの墓石で仮見積もりをしています。その為、墓石が思ったほど大きく無くて、金額が下がる事もよくあります。
同じ大きさに見えても、石材店毎に墓石の大きさが違います。
高さが同じでも、太めの墓石もあれば、細い墓石もあるので、大きさの確認が必要なのです。
最初に、同じ大きさの墓石が、どれ位の石材使用量なのかを調べます。
①周辺の大きな墓石と同じ大きさの墓石本体にする。
②墓石を据え付ける舞台の高さを同じにする。
③外柵(隣接する墓石と、境界石)の高さや厚みを同じにする。
①~③で、周辺の墓石と比較しても、見劣りしない大きさの墓石になります。
この段階でお見積もりをしても、利益率の違いでお値打ちにおつくり出来ますが、何年も前につくられた墓石は、石代金も加工料も安い時期に作られているので、石の量が必要以上に多く使われています。
施工方法も以前とは、比べ物にならない位進歩しています。
新しい施工方法を用いて、耐震強度を維持しながら、石材使用量を減らす事が出来るようになりました。
石材の量が減れば、施工代金や物流費も減りますので、原価を抑える事が出来ます。
見劣りしない様な大きさで、最もコストパフォーマンスの高い石でご提案をしました。
限界まで下げた見積金額でしたが「他社より随分安いです。ここまで安くしてもらって言いにくいのですが、もう少し安くなりませんか?」とお願いされてしまいました。
「もう少し何とかなりませんか?」
「言いにくいって、言っちゃってるじゃ無いですか?」(笑)
それでも何とかするのが、石屋の心意気なのですが、気持ちだけで何ともならない予算なのでしょうね!
私もマジシャンでは無いので、流石に大きさと強度を維持したままに、原価を落とす事は出来ません!
「墓石本体の大きさは変えないで、周りを石張りにして、墓所の面積を減らしては如何ですか?」とご提案して、何とかご希望のご予算にはめる事が出来ました。
これなら舞台や外柵に使用する石の量を、削る事が出来ますので、金額を抑える事が出来ます。
何ともならない事を、強引に何とかしようとする為には、何処かで販促まがいの事をして、結局石質や強度等の、何かを譲らなくてはならない事になります。
周辺と全く同じデザインでなくても、全面石張りで墓石本体の大きさが同じであれば、見劣りしない墓石が出来上がります。
最も10平米前後なので、この方法が出来ましたが、15平米以上、中には50平米を超える様な墓所も有ります。
その場合は、張り石の石材量が増えてしまいますから、玉砂利にして防草コンクリートを薄く入れる事をご提案しています。
広すぎる墓所や、周辺墓石の大きさに悩まれる方が多いです。
墓所に伺ってお話をしていると、解決する事も多いので、お気軽にご連絡ください。
フリーダイヤル 0120-953-574
遠隔地でも伺います。
広い墓所であろうと、0.36平米の墓所であろうと、想いを伺いながらお墓づくりのお手伝いをさせて頂きます。
お気軽に墓地確認のご依頼をされてください。