クンナムに近い石?何ですか?それ?
「あやふや販売の天才だな!」
何度もブログに書いていますが、見積もり相談で、相変わらず曖昧販売の魔術師が多いんですよ!
特に最近多くなってきたのが、石種の曖昧販売です。
中国産白系御影石、最高級インド黒御影(クンナムに近い石)!
石には其々名前があるのです。
そのお店独自の石材名は問題外ですが、中国白系御影石なんて、何種類もある訳です。
「最高級白御影」なんて見積書を見せて貰っても、相見積もりの金額を出して上げようがありません!
最高級インド黒御影でクンナムに近い石?「何ですか?それ?」
インド黒御影なんて、そこら中で採れていますから何種類もあります。
大体クンナムに何が近いんですか?性質ですか?色目ですか?石目ですか?丁場の位置ですか?クンナム村周辺の採掘が中止になって、クンナムが採れる丁場の範囲をドンドン広くして解釈されています。
広げた範囲内の石かどうか?怪しいですが、クンナムで販売されていた石のトラブルの情報も聞きました。
近い石なんて表現は、天才的ですね!
逃げ道がシッカリ作ってある曖昧販売です。
以前、山西黒を、スウェーデンブラックと販売されて錆びてしまった墓石を見ました。
その内、細目の山西黒(中国)を、ファイングレイン(スウェーデン)に近い石なんて売りかねません!
「近い石販売がブームになったりして!」
ロイヤル、インペリアル、エクセレントにリアル!
こんな名前が付いていたら、高そうな石に感じますが、こんな名前の石はありませんからね!
名前を聞いただけで、どの石材店もが分かる石種を使った方が安心です。
「扱った事無いですね!」
グレー系で、コストパフォーマンスが高い石として流通し始めていますが、カンボジア654や時雨石(レイニーグレー)は、まだ何年も経過していないので、もう少し様子を見たいです。
最近は、海外からの売り込みも多いんですよ!
「B品ですが安いです。大島、天山の良い石沢山持っています。今なら安いです」
「特級ですか?」
「1級ですが、特級と同じですから安いです」
「欲しいのは特級だけです。いりません!」と断っています。
B品とか1級には、これ位は?1級ですから!といった言い訳が入るのです。
海外からの売り込みで、安いのは残り物です。
良い部分から先に使用しますから、安く売る理由があるのです。
そんな物怖くて扱えません!
このあたりの石は、安く仕入れて売るのが得意な石屋さんに、任せる事にしています。
私の取引がある地域も違えば、加工している工場も全く違うのです。
新規の工場と取引するのは、相手が分からないだけに、騙されないか?と怖いですね!
私の会社にご相談のお客様は、石も構造も施工にも、こだわったお客様が多いのです。
墓所確認に伺いますと申し上げるのに、わざわざショールームに来社されるお客様もおいでになります。
ご予算の大小に関わらず!皆さん本当に一生懸命なのです。
そんな方に「残念でしたね!自然の物ですから!」なんて、簡単に言えないですよ!
慌てないで、納得できる墓石をつくりましょう!
値引きや急がせる業者には、注意してください。
とにかく「今なら安く出来ます!もうすぐ値上げになります!」最初から値引き金額を提示して「何日までに契約してもらえば、販売強化期間なので安く出来ます」なんて、貴方の会社は、年中強化期間なのでは無いですか?
中国からの値上げ情報など、全くありません!
急がせるのは、石種や、石材使用量等、落ち着いて考えられたら、まずい事がある石屋の都合です。
施工代金を叩かれて、簡単に終わらせる為に、雑な施工をされては堪ったものでは物ではありません!
最近、日本の各所で頻繁に地震があります。
施工も任せっきりにしないで、耐震構造、耐震施工の確認もしましょう。正直な石材店なら、親切に説明してくれます。
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