お墓(墓石)の地震対策のご質問でした。
耐震と免振が有ります!
耐震は、揺れに対してガッチリ頑丈に作り、免振は揺れを逃がして墓石への影響を減らして行く物です。
今年は元旦早々から、北陸で震災と言える様な大きな地震がありました。
現在も震度5とか6の余震が続いている様です。皆さんご心配なのでしょうね!
お客様から、地震対策についてご質問がありました。
日本全国でお墓をおつくりしていますので、今回大きな揺れが有った石川、富山、福井でも、墓石をおつくりしています。
最も揺れが大きな地域ではない事、おつくりしてからまだ10年以内で、ボンドも十分に接着している事、ステンレスの金具も使用しています。
少し強めの施工を心がけていますので、あまり心配はしていません!
基礎工事と耐震構造は、地盤とデザインで変わってしまいますので、今回はボンドとステンレス製金具についてご説明いたします。
私の会社で使用しているボンドは、耐震用のコーキングボンド、ニ液混合タイプのエポキシ系ボンド、クイックボンドの三種類です。
コーキングボンドは、粘りがあり、墓石を支える部分から、揺れを吸収できるように、上部の石にまで使用しています。
石と石の繋ぎ目の目地等に使用していますので、最も多く使用しているボンドです。
エポキシ系のボンドは、大変強力ですが、硬く固まりますので、墓石を支える下の部分に、コーキングボンド、セメントと共に使用しています。
エポキシ系は、石が剥がれる位に強力ですが、粘りがあるコーキングボンドと併用する事で、更に耐震性が高くなります。
クイックボンドは、1分位の短時間で接着出来ますので、仮接着をして施工を進める事が出来ます。
このボンドの登場で、セメントが乾くのを待ってから、次の施工をしていた昔ながらの方法から、格段に進歩しました。
ステンレス製金具で最も多く使用しているのが、L型コーナー金具です。
石材にも、基礎工事にも、ボルトを打ち込むのが三次元金具です。
寒冷地や地震対策の為に、追加補強として使用しています。
もう一つはステンレス継板金具(木の葉)です。
高さが高い部材等、揺れの影響を受けやすいので、補強用として使用しています。
L型コーナーは、石にボルトを打ち込んで、ボルトを締めると中で広がって抜けなくなる構造になっていますが、揺れの強さや、何度も繰り返す余震の補強として使用しています。
高い外柵の一番下に三次元、中間にL型コーナー、最も上に木の葉を使用して耐震施工をしています。
その他、免振用のグリップ、ジェル、耐震ピン等、ご希望に合わせて対応していますが、ケースバイケースで、費用対効果をお話して、使用する様にしています。
使用している資材には、震度7対応になっていますが、横揺れが大丈夫でも、直下型の縦揺れには、正直難しいのではないか?と思っています。
追伸
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
今年も、交通安全を願いながら、ご依頼があれば、何処でも伺いたいと思います。
昨年も古くなった外柵の修理、カロートの入り口の修理等、値段をお知りになりたいご相談を幾つも沢山頂きました。
墓所の場所や現地の写真を送って頂くだけでも、大まかなお見積もりは可能です。
中には「写真では分かりにくいので、ご都合よろしければ、見に行きましょうか?」と申し上げると、遠慮される方が何人かおいでになりました。
お待たせする事もありますが、近くで施工がある時や、幾つかの案件を合わせて拝見に行きます。
安全運転!
年金生活の爺が、楽しみながら運転をしていますから、お気遣いはいりません!
大きな地震が起こった後には、怪しい人間がウロウロするようです。大まかな金額が分かるだけでも、ご安心かと思います。
お気軽にフリーダイヤル 0120-953-574にお問い合わせください。