多磨霊園のアーバングレーが、今年最後の墓石になりました!
アールを大きくしただけで、ソフトなイメージに出来上がりました。
このデザインは、直線と曲線を組み合わせた美しいラインで外柵をおつくりして、間口も広くご使用して頂けます。
墓誌をつくらずに、直接故人の名前を外柵に刻まれていますので外柵のラインが綺麗ですね!当社デザインのアールを大きくカスタマイズされで、大変シンプルな出来上がりです。
細目の黒御影と中目のアーバングレーの組み合わせも、メリハリがついて綺麗ですが、共石でおつくりになっても、高級感が出るのがこの石の特徴です。
黒系の御影石には、シャープなカットが合いますが、アーバングレー(MD5)の様なグレー系の石には、このアールの方が合うのかもしれませんね!
グレー系の御影石としては、その硬さと吸水率の低さが、抜きに出た性能です。
40年位前、採掘された当時は、硬くて加工が難しいとされた石が、切削技術の発達で加工が出来る様になりました。
強靭な硬さと吸水率が低いので、経年変化にも強い石です。
インド材の高品質をけん引して来た石の一つです。
磨けば磨く程、艶が出るのが硬い石の特徴です。
シッカリ磨きましたので、永く綺麗でいてくれると思います。
アーバングレーは、性能だけでなく、青目の石目に、透明な石英がキラキラと綺麗に光って、大変綺麗な出来映えになります。
東海や関西では、霊園を見渡せば、必ず建てられている位に、大変多く使用されている石です。
関西に比べて関東は、扱いが少なめです。
どこかにないかな~!
都立霊園でも、探すよりも手っ取り早いので、当社でおつくりした墓石をご案内しています。
先日、群馬県の墓地確認に伺った時に、アーバングレーの墓石が、大変多くつくられていました。
石材店の好みもあるのでしょうが、冬は寒い地域なのでこの石を多く使用しているのかもしれません!御影石は、大谷石の様な凝灰岩や安山岩に比べて、硬くて強いですが、水を吸って凍る事を繰り返していると、さすがに劣化してきます。
私も寒い地域や、沿岸部で塩害の可能性のある地域では、黒系の御影石やアーバングレー等のインド材をお薦めするようにしています。
その霊園に建てられていた墓石は、私が観ても青目の綺麗なアーバングレーでした。
日頃から、頻繁に扱っている石だと、石材店の目利きが、確かになって来ますからね!石材店には、石の得意不得意が必ずあります。
インド材専門工場でも、黒系の石を扱う工場、グリーンやグレー系の中間色を扱う工場があります。
インパラブルーやバイオレットブルー等も、其々得意な石がありますので、ケースバイケースで、工場を分けてお付き合いしています。
工場にも得意な石があり、情報の質も量も多いので、安心してご提案出来るからなのです。
今年最後のブログになりました。
コロナで大変な1年でしたが、来年もシッカリ感染対策をして、仕事をさせて頂きます。
先の見えない難局ですが、乗り越えて行くしかありません!皆さんご健康で、新年をお迎えください。
今年もありがとうございました。
アーバングレー情報
実績と抜群の安定感があるアーバングレーですが、最近トラブルの情報もあります。
昨年から採掘されている石が、あまり良くない様です。
自然の物なので、採掘される石の質や大きさが、変わることはよくある事です。
インドからの石材輸入が滞っている情報なので、工場には「販売して大丈夫か?」と問い合わせると、「綺麗な石が出ていた時の石を、手配して在庫しているから心配ない」と回答がありました。
「良くない石もあるのではないか?」と聞くと「悪い石は売ってしまった。綺麗な石の在庫はあるので、安心して注文ください」と返事をして来ました。
売ってしまった石は、何処に行くのでしょうか?もう分かりますよね!
取り扱いが多く、石の事に詳しい石材店を選びましょう。