墓石デザインやバランスを考えるだけで、存在感がグット増します。
「大きいのね!」墓石の完成を観に来て頂いたお客様の第一声です。
「大きいですよ!」こんなに大きくしたのは、お客さんなのですがね!
山梨県の山肌につくられた霊園なのですが、区画が10平米以上の墓所ばかりで、この区画も14.5平米なのです。完成写真が収まらないので苦労しましたね!
周りの殆どが高い外柵で、大きな門柱がつくられ、正面の階段を上って、お参りをするタイプの大型墓所ばかりです。
悩まれるのですよね!周りが大きいと!周りは、中国材の中国加工が安い時期に建てられていますので、石は使い放題状態です。
安かったので、体裁を保つために、競って大きなお墓をつくられた時代があったのです。
これから新規や建て替えで墓石をおつくりになるのに、同じ作り方をしては費用がかかり過ぎます。
近年では、中国加工と言っても30年前とは全く違う輸入金額です。私が幾ら安くつくるからと言っても、安心できる石材と施工をすると、それなりの費用になってしまいます。
地域で墓石の大きさや形は違いますので、大きな墓所や周りの墓石が大きくても、気にされる事は無いと思います。
お墓は体裁でつくるものではありません!
想いを込めて、大切な方を安置する場所を、綺麗に堅牢におつくり出来ることが、何よりのご供養では無いでしょうか?
こちらのお墓の施主さんは、デザイン墓石にすることで差別化を図り、思い切ってシンプルな外柵にして、墓石本体を大変オシャレに企画されました。
石も良い石の中から選んで頂けて、本体が周辺のどの墓石より大きいので、存在感のあるお墓が出来あがりました。
今後、このタイプのお墓の提案も有りかな?と考えた出来映えでした。
ご自分がお参りされる霊園にあるお墓を、どうしても墓石のイメージとして考えてしまいますが、大きさや形は、地域や納骨形式で変わってしまいます。
HPの墓石のデザイン(形)は、地域・宗教で変わりますをご参考にされてください。