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想いが一杯の墓石を、熊本までお届けしました!

どの墓石も、それぞれに想いが込められていますが、その中も今回の墓石は、記憶に残る一つになると感じています。

施主様のご了解を頂けましたので、ご紹介させていただきますね!

一周忌の4月までにお建てするスケジュールで、ご主人とお墓の企画を進めてまいりました。

中国加工では、春節(旧正月)の前に、腕のいい職人から、徐々に加工の戦列を離れます。

そのため1月加工はどうしてもトラブルが出やすいリスクがあり、春節明けの3月は新人が多いので、12月までに加工を終えるのが当社の生産サイクルです。

春節で故郷に帰って、戻ってこない職人さんが沢山います。

初めてご連絡を頂いたのが、8月最初のメールでのお問い合わせだったでしょうか?

企画を進めながら、9月中旬でしたでしょうかね!インパラブルーのブロックからサンプルをカットして、墓地確認に伺いました!

納得いくまでデザインの修正をして頂きました。

随分お考えになったと思いますよ!

竿石の文字、バラの立体彫り、正面の桜のサンドプラストに至るまで、お墓の隅々に奥様への想いが込められています。

12月加工が間に合う、タイムリミットぎりぎりまで、悔いのない様、想いをこめて頂きました。

低床型ですが、納骨は、7寸の骨壺で8個、半地下カロートの石棺をGL(グランドライン)より上に作ってあります。

もちろん耐震施工で、ガッツリおつくりしました。

ご主人のご希望で、ブルーのチップが宝石のように綺麗に見える様に、5000番の研磨機でしっかり磨きました。

国内検品時の連絡は受けていましたが、チップの大きさと数も、問題なく入っていましたので、ホッとしました。ここは大きな霊園ですが、インパラブルーは、1基も無かったですね!

扱っている石材店が、少ないのかもしれませんね!

今回一番高かったハードルは、施工でした。

出来るだけ現地に近い提携店と、私が立ち会って施工するのが常ですが、地震と豪雨震災の影響もあり、施工をお願いしている協力会社と、スケジュールが合いませんでした。

兵庫か岡山から、向かってもらう事も検討していましたが、岡崎(愛知)の会社が手をあげてくれました。

岡崎採掘の石を国内加工している職人さんですから、彼らが来てくれれば、安心です。

「施工日程に、余裕を持って行きたいので、積み込み含めて1週間位は開けて欲しいのだけれど、大丈夫かい?」

「大丈夫ですよ!時間のある時に積み込みをしておけば、ユニックで、前日の午後6時くらいに出ます。交代で運転して睡眠捕れますから、翌朝の9時くらいには着きますよ!それなら日当も付けなくて済みますからね!現地でトラブらないように、会社で検品しますから、名古屋港で上げて、送ってください」と言ってくれました。

私は乗用車なので、870キロなら10時間ぐらいで走りますが、彼らは、15時間はかかりますから、ありがたい限りです。

出発を決めた時点では、大丈夫と判断したのですが、天気予報が刻々と変わるために、苦労しました。

現地では、例年になく厳しい寒さで、晴れたかと思うと北西から雪雲がおくりこまれて来て、時折氷の固まりが降ってくるような天候でした。

そのため中断しながら養生をして、施工をするしかありませんでした。

施工は、重さの大きくかかる部分には、準備してあった基礎石を入れ、12時間で固まる特殊コンクリートに変更して、18時間後に作業を開始出来る様にする等、変わって行く状況に合わせて、作業を進めて行きました。

「マイッタナー!予想外の出費になっちゃった!」

余裕を持ったスケジュールでしたが、思わぬ時間が経過してしまいましたが、雪が降りこむような状態で、コーキングはやりたくありませんでした。

1名を新幹線で返して、もう一日宿泊を延長して、仕上げをすることも検討していました。

施工の最終日は、前日までの天候がウソのような晴天で、早朝から頑張ってくれたので、無事お墓は完成しました。

(きっと亡くなられた奥様が、晴れさせてくれたんでしょうね!ありがとうございます!)

翌日、納骨のお手伝いをしてから、帰ることにしましたが、施主さんの涙をこらえてらっしゃる傍にいると、私たちまで胸が熱くなります。

仕事なので、もう少しドライに務めなくてはいけないのに、どうしてもダメですね!

特に今回のケースなどでは、20年前の自分を思い出してしまいます。

「あれもしてやればよかった!」「もっとしてやれたのに!」と思っていらっしゃるだろうな!と感じてしまうと、たまらないですね!

私はタダの石屋なので、出来るのは、お墓づくりぐらいです。

お墓づくりで、少しでもお気持ちが癒せるなら、そのお手伝いをしたいと思っています。

帰り支度をしながら職人さんが、「社長、来てあげてよかったですよね!

僕らも、何度納骨のお世話をしても、納めて蓋を閉める時は、ご家族のお気持ちを背中に感じるんで、チョットやばいですわ!」

「ありがとうな!遠いところまで来てくれて、お疲れさま!何処かのサービスエリアで、食事でもどうかな?」と尋ねると、「ありがとうございます!僕たち学校の仲間に聞いて、資材調達や産業廃棄物の処分場を紹介してもらいました。

これから行ってきます。

いつでも九州の仕事を、受ける事が出来る様に、準備しておきますから!」と頼もしい事を言ってくれるではありませんか?

晩飯の時には、酔って「いつでも来ます」と言っていましたが、彼らは、マジだったようです!

施主さんが喜んでくれたのと、職人さんの気持ちのせいですかね!帰りの10時間が、大変短く感じました。

墓石屋の熊本晩飯ボヤキ編

彼らとは、ここ何日か毎晩酒を酌み交わしながら、雑談を一緒していました。

彼らも九州出身の方が東海地区でお墓を建てられた時に、何度か施工したことはあっても、震災後で、現地のお墓の施工を見るまでは、不安もあったそうです。

彼らは墓石の構造や施工についてはプロなので、一目見ればどんな作り方をしてあるのかが、わかります。

「何処に行ってもいるんですよね!あの薄い板を、ボンドだけで接着しているだけですよね!アンナンもう一度何かあったら壊れますよ!」(職人A)

「大きく見えるけど、中は空洞かコンクリートでしょう?上台まで四ツ石になっているのは、初めて見ましたよ!社長、いつもの施工会社じゃないと、気に入らなかったんでしょう?」(職人B)

「ここはここで、地元のやり方があるやつだからね!相性のいい石材店に、中々出会いが無いだけかな!」(私)

「施工の方法は地域ごとに、やり方が違いますが、施工の強度も、新しく建てられている墓石より、絶対頑丈につくる自信はありますね!」(職人B)

「でも社長は、来てくれるから助かりますよ!昼間声をかけてきた石屋さんいるでしょ!あの岐阜ナンバーのワゴンの人が、元請けさんかって?何処の現場でも、ほとんど立ち会われますと言ったら、ビックリしていましたね!ホントに社長、よく来ますよ!」(職人A)

「値段で問い合わせのあるお客さんもいるけど、安いだけじゃ遠くから依頼をするには勇気がいるよ!

もの凄く勇気がいると想う!

遠くても僕の会社選んでくれて、特殊加工や磨きの相談をして、何重にも想いがこもっているお墓なんやぞ!

お客さんの想いに応えるのは、もう誠意しかないやろ!

俺が墓地確認に来て、それでお客さんが安心するなら来るよ!

後はいい石選んで、いい加工して、アンタらみたいなプライド持った職人さんに、建ててもらうことで、応えるしかあらへんやろ!」(私)

「今回、メチャメチャ持ち上げてくれますね!」(職人B)

最初はビールですが、せっかくの九州だから6:4のお湯割りで、ゆっくり楽しんでいましたが、疲れているからお酒の回りも早いようです。

「社長、インパラブルーのチップが入って無くて、この間クレームになりましてね!あの石は、そんな難しいんですか?」(職人A)

「ん~!難しい事は無いよ!水かけて、チップが入っているかどうか見るだけやから!いいブロック探すのに手間がかかるぐらいかな?後は綺麗に出そうとすると、歩留まりが悪いけど、分かっている工場なら大丈夫だよ!どうしたんや?」(私)

「この間ね・・・!」(職人A)

言いにくそうだったので、何度も聞くともう一人が話してくれました。

彼が商社に頼まれて、他の現場でインパラブルーを建てたそうなんですが、チップが入っていなかって、クレームになったらそうです。

元請けから連絡がきた石材商社から「何で一言、連絡が無かったんだ」と言われたそうで、面白くない思いをしたらしいです。

「検品は何処でやったの?」とたずねると、現場で木箱を開けて施工したそうで、元請けは立ち会わなかったそうです。

「商社のいいそうなことやな~!気にせんでいいよ!つくって検品するのは商社の仕事!

現場で検品してダメだったら、仕事を止めて、日当と経費を保証するのが、元請けの仕事!

そんなもの商社に持たせればいいだけだからね!

あなたに検品して欲しいなら、予めクレームの可能性があるなら、施工を止めてください!

経費は負担しますと伝えるべきだろうな!

丸投げしている奴が悪いの!

そんなこと気にするな!

気にせんで飲むぞ~!」

「またお願いするかもしれないので、頼むよ!ありがとうな!お疲れさん!」

九州まで来てくれたんですから、焼酎と熊本と言えば、馬刺しとレバ刺しですよね!

居酒屋のマスターがいい人で、以前大分で食べた事のある「りゅうきゅう(魚の刺身の醤油漬けに胡麻)」の話をしたらつくってくれました。

周りのお客さんが頼んでいたので注文しましたが、抜群に旨いモヤシ炒めのお店の見つけ、晩飯は、何処へ行ってもウマウマでした。

九州は美味しい物がたくさんあります。

旨いにゃ~!

霊園の中をくまなく見て回りましたが、石材使用量を削り過ぎでしょうかね?

正直言って、コーナー金具も使えないほど薄くした石板を、ボンドで付けているだけの墓石を見た時には、首を傾げました。

今のボンドは強いですから、何事も無ければ15年は大丈夫だと思いますが、お墓に求められているのは、そんな短い年月じゃ無いですよね!

ボンドが剥がれてきたら、作り直しも石屋の仕事だから、それも商売と思っているんでしょうか!

いつもお願いしている職人さんでは、考えられなかったでしょうね!

(全てのお墓がそうではありませんが、素人さんでもよく見れば、それとわかるお墓がいくつもあります。)

価格表を出してから、「遠隔地だと、遠い分高くなるんでしょうか?」とご質問を受けますが、そんなことはありません!

関東墓は関東で建てた金額で九州墓は九州で建てた金額です。

墓地状況で金額は変わりますが、それは地元の石材店も同じです。

遠隔地価格にはなりませんので、気軽に見積もりの依頼をしてください。

今回のお客様も、価格表をご覧になって安心されたそうです。

石材店のお見積もりが、5平米の中国産黒系御影石で300万円は、如何なものでしょうか?

安心できるインド材でも、リーズナブルな石をチョイスすれば、半分に近い金額で出来ると思います。

たくさんは、掲載できませんが、人気のあった墓石デザインと、価格表はこちらです。⇒ https://kashiko-ohaka.com/value/
(デザイン的なディテールや使用石材は変えています)

墓石ごとに値段は変わりますが、ボッタクリに合わないように目安にして頂ければ幸いです。

当社でよければ、お気軽にご連絡ください。

フリーダイヤル:0120-953-574

メールアドレス:mail@kashiko-ohaka.com

LINE:電話番号検索(058-322-9888)株式会社かしこ

必要な事項をお聞きするだけで、何種類かの石材でお見積もりいたします。

駆け引きも、ハッタリも、ミエミエの値引きも、ゴマカシも、売り込みもありません!

何~~にもありませんので、ご安心ください。

私からのお願いです。

(このブログをご覧になっていただくと、お分かりになって頂けるかと思いますが、私の会社は、墓地確認と建て上げの立ち合い、工場検品を基本にしています。

全てお受けしたいのですが、売り上げの為に、質を落としたりしたりすることの無い様に、能力以上のお仕事は、お受けしておりません!

納期をお尋ねして、タマタマお約束が重なって、対応が難しい場合は、大変申し訳ございません!

無料相談は何度でも大丈夫です。

お見積もりも喜んでさせていただいておりますが、最近お一人のお客様で、他社デザインのお見積もりを、何型も次々にご要望される方が増えてきました。

出来るだけ対応しておりますが、CADがあっても、簡単に図面が出てくるわけではありません!

他社図面が付いていても、最初から図面を作成しています。

その為、今回の様に真剣なお客様の企画対応や、新規お見積もりの図面作成に、支障が出てきています。

2デザインぐらいのお見積もりで、同じ石種にすれば、石材店の比較は出来るかと存じます。

無料相談や墓地確認をさせていただき、お話を聞いてからのお客様におかれましては、何十回変更されても、喜んで対応させていただきます。

もちろん墓地の確認は、無料でさせていただいておりますので、ご理解していただけます様お願い申し上げます)

熊本番外編(熊本城見学)

最終日の施工が早く終わって、「少し早いけど、ホテルに帰ってゆっくりして、飲みに出かけますか?こんばんは、何がいいかな?」

「社長、まだ明るいんで、間に合うなら、熊本城の石垣を見たいんですが?連れてってくれませんか?」

私は熊本に何度も来ているので、観光は考えていませんでした。

「それにしても石垣って・・・?根っからの石屋だな~!」

せっかくなので、懐かしい路面電車に乗って、熊本城に行くことにしました。

震災後の修理で、堀の周りを一周して見ることになりましたので、ずいぶん歩く事になりました。

石垣の崩れた様が、震災の凄さを物語っていますね!

お城の下が殆ど無くなっているのが見えますか?

石垣の中は、割栗で埋めてあります。初めて知りました。

石の大きさ、形状の画像データーをコンピューターに取り込んで、一つ一つ番号を付けて、積み直すんですね!気が遠くなる作業です。

これが崩れていない部分の石垣です。

どうやったらこんな綺麗に積めるんでしょう!

どうやって積んだのか?想像も出来ないです。

積んでいるさまを想像すると、言葉が出なくなっていました。

簡単に積めるはずは無いですよ!

何度も崩れて!自分の無力さを知って!必死に考えて!腕を磨いて!美しく頑丈な石積みを残したい!

「これでもか~!」と、名もなき職人の想いがあったんだろうな~・・・!

ゴマカシをして、金の事ばかり考えていたら、こんな物つくれるはずがありません!

「お金の大小にかかわらず、想いはいつまでも残ります」

3人とも見入ってしまったので、あっという間に時間が経ってしまいました。

暗くなって来たので、繁華街の下通り商店街を案内して、熊本ラーメンを食べてホテルに帰りました。

「何ですか?にぎやかなところに、行かなかったのかって?」

「軍資金がタリマシェ~ン!」

食事を済ませて、ホテルに帰りましたが、朝までグ~スリでした。