中国産のG654は、どう言う石ですか?
「はい、福建省のグレーの御影石ですが、白い線、黒玉、白玉が出やすい石ですね!」
「それは、どこのHPにも載っているので、わかるんです。石材店に薦められているのですが、どのHPを見てもメチャクチャ言われているんで・・・」
「あの、それなら北大青にされてはどうですか?」
「それも、色々なHP観て、石材店に言ったんですが、もの凄く高くなるんですよ!30万ぐらい高いです。予算を完全にオーバーなんですよ!」
ここまでお話しすると、何となくご事情は想像がつきます。
確かめるために「墓地と墓石の大きさは、どれくらいですか?」
「二平米で9寸の墓石です」
「民営ですか?指定石材店ですね!」
「そうです。墓石を頼めないんで、申し訳ないですが、相談無料になっていたんで、すいません!」
「そんなことはかまいません!全然いいですから、しんぱいしないでください」
墓石の大きさから想像すると、北大青と654の原価の差は、3万円ぐらいなので、間違いなくボッタクリです。
「他に何か薦められていますか?」
「614と言う石ですが、グレーの方がいいかなって、思ってですね!」
私が何か言うと、ドンドン金額を上げられると思うんで、聞いたんですが、654と614では、選択のしようが無いので、好きな色がいいでしょう。
なんか、八方ふさがりで、王手、飛車取りをされている気分でしたね!
結局、G654には、「長楽」、「長泰」、「角美」、「平和」、「甫田」とあるんですが、長泰の細目をお薦めしました。
これなら小さな黒玉は出ますが、白い線(ナデ)は無いです。
細目なので、吸水率は高いですが、ほかのG654に比べて、若干安いので、高くなることは無いだろうと思ったからです。
もう少しご説明すると、G654は、耐光性に弱く、焼けて経年変化がしやすいので、出来上がった時の高級感は、10年持たないかもしれません!
寒暖差の激しい地域では、割れる情報がありますので、地域によっては、薦めない様にしています。
みなさん地域的な墓地事情がありますので、何とも言えませんが、墓地選びで墓石が選べないケースがありますので、ご注意ください。
後悔しないための墓地選びを参考になさってください。