- 原産国:
- 日本(佐賀県)
- 吸水率:
- 0.09%
- 圧縮強度:
- 198.1N/m㎡
- 見かけ比重:
- 2.69t/㎥
特徴
九州を代表する銘石です。
他を寄せ付けない圧縮強度や曲げ強度等、大変高品質な石種で、採掘された80%以上が墓石に使用されています。
吸水率も国産材の中でNo.1~No.2の低さと硬さを誇っています。
主に九州方面で使用されていましたが、急激に人気が上がり、西日本を代表する銘石の一つになりました。
佐賀県唐津市七山の玉島川上流で採掘される花崗岩で、天山御影(てんざんみかげ)又は鍋島御影(なべしまみかげ)といいます。
青みを帯びた斜長石を多く含んだ閃雲花崗閃緑岩に属します。
中目、紫色がかった濃く深い青味が、済んだ紺碧の海を感じさせて、長年変色しない銘石です。
雨の後などにも、変化がほとんど見られません。
天山石材の石と田中石材の石を天山石として、近隣の椿石、七山石、富士みかげと区別しています。
七山御影、椿石、富士御影は、同じ天山系の石材で高品質ですが、天山石としては区別をしています。
特級は1級に比べて若干青みが濃いです。
採石場により石目が異なり、一般的には色味の濃いものが高級に扱われるようです。
大島石同様に中国生産が大変多く、産地証明を中国の商社が出しているといった現状があります。
中国にも輸出されていますので、天山石に間違いはありませんが、製品の品質管理の出来る石材店が望ましいです。
今までは、特級と一級等のランク付けが、取り扱う商社によって、曖昧な部分がありました。
天山石材では、特級中でも特に青みの強い極上石を「紺碧」として産地証明をだしています。
またコストパフォーマンスを追求した特級を「銀剛」として産地証明をだして、他の天山石と差別化をしています。
尚、石目の中に赤い点が混じる事がありますが、これはガーネットです。
ガーネットは宝石なので、ここから錆びる事はありません!