カンボジア産出654系の石のお話です!
「お約束でしたね!」
カンボジア産出の654系の石は、白系のOW-1に比べるとまだ新しいです。
中国市場では、カンボジア深山654とカンボジア654中目、カンボジア654細目の3石種が、主に流通していました。(以降カンボジアを省きます)
654細目は、黒玉が多くて、日本向けの墓石には不向きで建材中心で扱われていました。
654中目は中国国内向けが中心で、一部日本向け墓石も作成されていた様です。
最も日本向けの墓石として流通しているのが、深山654です。本格的に日本向けの生産が始まって、やっと3年位です。
当初、加工後1週間ぐらいで、若干の変色がある情報も有りましたが、現在大きなトラブル情報は無さそうです。
研磨後の時間経過で、色が落ち着くのかもしれません!

「3年か~?・・・?」
私は気が小さいので、どの石も流通が始まってから、3年~5年は扱わないで、様子を見る事にしています。
吸水性や耐光性による経年変化のトラブルが無いか?を確認する為です。
654細目は、東方山崎の名前で流通していたそうで、カンボジア山崎の名で販売されていたのは、この石らしいですが、石在庫が無くなっている情報が有ります。
丁場が枯渇しているか?需要が無いのか?大きな石が採れずに採算不良になり、丁場がSTOPしたのかも知れません!
どちらにしても、墓石には使用できないそうです。
(新しい石はこれが有るから怖いんです。だから取り扱いの躊躇してしまいます)
港湾工事や道路工事をしていたら、出て来た石を売りこまれたことも有りますが、工事が終わったらそれまでです。
そんな石は怖くて扱えません!
3年待てば丁場は続きそうなので、現在の石目、色目を確認したいので、深山654と654中目の、サンプル依頼をしました。
これから現物のサンプルを見ながら、カンボジア654系の施工実績を観てみたいと思います。
新しい石種は価格が安目なのと、相見積もりがされにくいので、挑戦的に扱う会社もあります。
私は、誰かが扱った後に、トラブルが無い事を確かめて、扱う事にしています。
だから私の薦める石は、面白味が無いかも知れません!
でも、石選びはギャンブルをするものでは無いと思います。石で不具合がでても、知らん顔できるズル賢さは無いですからね!
深山654と654中目は、カンボジアグレー・カンボジアブルーの石材名でも、流通している様です。

(この画像は、工場から送ってもらった物です)
G654は元々中国福建省の石で「長楽」「長泰」「角美」「平和」「甫田」「屏南」等の種類がありましたが、福建省の丁場は、採掘されていません!
「深山654」も同じ654系で中国産です。まだ石在庫は有ると思います。
私たち石材店は、「深山」と名前が付くと、福島県産出の花崗岩「深山ふぶき」が頭に浮かびます。
ところが中国ふぶき、次に深山654が出て来て、今度はカンボジア深山654です。

「名前の使い回し過ぎでは?」
カンボジア深山654は、福建省産出の深山654と区別するために、新深山654とか新長泰の名前でも流通もしています。
石目としては似ていますが、長泰と言えばグレー系で細目の綺麗な石です。
石目の大きさが違えば、全く違い石に見えます。
654長泰とカンボジア深山654との比較画像
大きな石が、深山654です。
名前が似ていても、原産国が違ったり、新○○の石材名は、全く違う石だと思った方が良いです。
カンボジアの654系は、グレー系の新石種ですが、白系のOW-1の価格程、安くは無いです。
若干金額は上がりますが、実績のある山西省産出の北大青、もう少し上がればインド材のアーバングレーで墓石の作成が可能です。

「よし!」
吸水率は低めの情報なのですが、もう少し安いと良いのですが?
もう少し待てば、OW-1の様に安くならないかな~?と思っています。
江西省辺りで654に類似した石が、カンボジアより安い価格で、採掘されています。
慌てないで、深山654の品質を確かめながら、販売しようと思います。
石選びは自然の物だから、用心に用心を重ねて、選びたいと思います。
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