「入ります」

緑の石をお探しの方でした。

石材店の営業さんに、霊園内を同行してもらい「こんな緑の石、綺麗ですね！」と石材名を聞くと「Ｍ１Ｈだと思います」と説明されたそうです。

展示場でサンプルを見せて貰って「この石ですか？もっと緑が強くて、小さな柄だったみたいな・・・？」

「石目の大きさには違いがあります」

「これがM1Hのサンプルです。インドグリーンの中でも、高性能で特に緑が綺麗です。自然の物なので、入ってきた時々で、サンプルとは、若干色が変わることも有ります」と、説明が有ったそうです。

ウソも言っていないです。

間違った説明でもありません！その通りです。

石材経験の浅い営業マンに、通り一遍の教育をして、後々問題にならない様に、保険をかけた説明です。

緑の石をご希望なら、M1Hを薦めておけば大丈夫！と教えられたんでしょうね！

「違う石なのかもしれません！」

私は墓石を観ていないので、M1Hなのかな？とも思うのですが、緑が強くて石目を小さく感じられたのなら、もしかしてC‐1として流通した石かな？とも思いました。

HPの「墓石の種類と性質」の中に掲載してありますので、ご覧くださいとご案内しました。

インドグリーンと言っても、M1Hの他にも、Mー1、M－5等のMシリーズやSR、やインド山崎等、緑系の石は沢山あります。

確かM1Hは4丁場位有ったと思うのですが、丁場毎、採掘された時期や深さで、石目も色調も違います。

ご覧になったサンプルが黒なのか？緑なのか？説明が無かったそうですが、この二つは比べたら色目が違います。

「丁か？半か？緑か？黒か？」壺や木箱を開けるまで分からないでは困りますよね！

私の付き合いのある工場では、緑のM1Hと黒が強いM1Hの2種類をリスクしています。

更に緑をご希望のお客様には、Cー1を薦めてきます。

インドグリーンには明るい緑から、落ち着きを感じる深い緑まで、沢山の緑があります。

お気に召した緑をチョイスされると良いと思います。

他のお客様からご要望でCー1を工場に問い合わせましたが、あまり大きな墓石は、難しいと返事がありました。

「高いですか？」と聞かれましたが、M1Hと同じくらいの価格です。

価格が同じでも、質に拘ると、今度は原石の大きさが問題になったりします。

石は旬があるので難しいですね！

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