懐かしい石材名が出てきましたよ!
「万年青ですか? 」
過去には、緑系中国材の高級石材として扱われていました。
何年も前に丁場がSTOPした石です。
枯渇前には、良質な石が採掘されなくてなっていました。
だからお問い合わせがあっても、新規にお墓をお作りになる方には、お薦めしていませんでした。
部材のお取替え以外の何軒お断りしたかは覚えていませんが、この石材名は数年間聞いてないです。
「万年青は、中国の河北省産出のG1135だと思うのですが、閉山しているはずです。部材のお取替えですか?それとも新規・・・ですか?」
「新規です!そんな事言われませんでした。緑の綺麗な石が採れている説明でした」
「そうですか!私の情報不足かもしれません!中国工場に確認しますので、一二日お時間頂けませんか?」と確認の時間を頂きました。
以前、突然丁場再開なんて事もありましたので、確かめないと不安でした。
私の付き合っている工場からの返事は、「本丁場は閉めたままです。副丁場は動いていますが、以前の緑では無いです。画像を送ります。それと値段がね~!」と言って来ました。

茶系に見えます。
緑じゃ無いですよね!
建築材を扱っている工場では無いので、サンプルも古そうですが、副丁場の石らしいです。
墓石工場が集まっている石材工業区(崇武)では、扱っている工場は無いそうです。
もし本当に緑が綺麗なのであれば、違う場所で採掘された石を、万年青で売っているのかも?と思ってしまいます。
その方が高く売れるかもしれませんからね!
建材工場なら石を持っていますが、値段もインドのM1Hと変わらないそうです。
それなら性能的にも緑の強いインド緑方が綺麗なので、そちらでご案内をする様にしました。
相も変わらず、知らない石材名をお客様に教えてもらっています。(笑)
知らない石材名には、かなりへこたれています。
インド〇〇、インド黒御影○○○、何度も工場に聞くのが、申し訳ないと思う様になって来ました。
スウェーデンブラックとまでは言わなくても、インド黒御影と付けば、高く売れるとでも思っているのですかね!

誰でも分かる石が良いですよ!
実績があり、誰もが分かる石の紹介をするのは、当たりまえ!
銘石とよばれる石でも、石質の良し悪しが、掘り進めていくとあります。
良質の石を選んでご紹介するのが、石屋の仕事です。
以前、伊予大島石の1級を頼んだ時に、どう見ても特級に見える石がありました。
「今回送ってもらった墓石だけれど、特級じゃないの?1級でお願いしたはずなんだけど?」
「そうでしょ~!今採れている石は全部綺麗なんですよ!1級の値段でいいですら!」
「そうなの?お客さん喜ぶよ~!」なんて事がありましたが、その逆もあるのです。
お客様のご希望の石でも、お薦めできない時期には、正直にお話して行こうと思います。
迷っていないで、墓石の事なら何でも、無料相談にご相談ください。
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お見積りも無料です。お気軽にお問い合わせください。