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インド材が、何でこんなに安いの?

「間違っていないか?この価格?」

090から始まる番号で着信があるので、お客様かと電話に出ると、中国の新規墓石工場からの、売り込みです。

「価格のメール送りました。見てくれましたか?」

「昨夜送られてきた価格表の営業さんね!新しく仕入れ先を増やすつもりは、無いんだけれど・・・?昨日のメールの工場さんですか?価格は大変安いですが、FOB?それともCIF?」

「CIF安いですね!いい石沢山あります。見積りの協力したいです」と電話が入って来ます。

チョットビックリしたのが、インドのアーバングレーが、中国材の北大青よりも、安く価格設定してあったのです。

工場の通訳も会社を移りますので、私の会社がインド材に強い事、支払いが安心できる事等、情報も入っているのでしょうね!

普段から使用している石が、特に安くなっていましたからね!

既存の工場に、「アーバンが北大青より安くなっちゃったよ!」と連絡をすると、「何ドルですか?」

「○○ドルだけど」

「私の会社もアーバングレーを、その値段で出せます」と言うのです。

「オイ!そんな事言うなら、今までの値段は何だったんだという話になるけれどな!(笑)」

「綺麗な石も混ざっていますが、大きな石じゃ無いですよ!5尺は作れないです。社長が気に入る様な、青目で長尺が出来る石じゃないです」

「何?その石、倒産?廃業?」

「・・・」

「とにかく売ってしまいたい石だろうけど、そんな値段でかき回されるのは、嫌だな~!今まで通りの石で、同じ加工基準で、価格表の協力を頼むよ!」

「安い石はどうします?」

「4尺か~?大きなお墓でないなら・・・?一応価格表は見たいから、送ってくれますか?」

石の価格は大きさでも変わります。

アーバングレーは、インドを代表するグレー系の石で、吸水率、強度共に高品質です。

大変硬い石で塩害にも強いので、お薦めの石です。

採掘量も安定していますので、インド材としては、リーズナブルでコストパフォーマンスがあります。

今回薦められた価格は、流石に安過ぎましたので、何か理由ありの石なのでしょう。

同じ石種でも、良質な石が採掘されている時期もあれば、墓石に使用するには難しい石の時もあるのです。

インド材だから、アーバングレーだから大丈夫なんて事はありません。

石なので、錆び、キズ、タマ、ナデ等も入っています。

だからゴマカシにも注意が必要です。

「これ位は・・・?」と、なんだかわからない基準をであやふやな言い訳をする石屋さんもいる様ですが、ゴマカシが後から出て来た時点でアウトです。

工場にとっては、小難しいい爺かもしれませんが、自分が嫌に感じる物は嫌なんですよね!

今回の安売り提案も、5尺以内の小さな石しかない話で、何となく理由が想像できます。

私の会社では、耐震性を高める為に、出来るだけ部材を分けずに、1本で加工しています。

この石は12尺(360センチ)以上の部材が加工出来る位の大きな原石があるので、重宝しています。大きな原石ほど高くて、小さな石程安いのです。

大材が採掘されるのに、部材が幾つにも分けてあるのは、安くつくる為に設計してある可能性があります。

5尺の部材を加工出来ない大きさのアーバングレーは、あまりいい石では無さそうです。

石選びは、後になってから結果が出てきます。

同じ石種でも、出来るだけリスクの少ない選び方をして行きたいと思います。

初めてのお墓づくりで、分らないことや不安に感じる事も多いと思います。

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