墓石掃除の仕方ですかね!残ったのは水ジミでした!
「二年前にお世話になった○○です」
「ご無沙汰をしています。その節はありがとうございました」
「実は、墓石の竿石から上台にかけて、白い線が出ているのです。心配なので観てもらえませんか?」とお客様からご相談がありました。
「えっ!チョットお待ちくださいね!」慌ててパソコン上のデータを確認しながら、白い線が出そうな原因を、頭の中で探しました。
使用した石は黒山崎!建て上げ検品をしているので、ナガレやキズのゴマカシは無かった!コーキングも黒を使用しているので、白い線など出るはずも無い!竿石部分でエフロレッセンスの可能性は無い!「おかしいですね?○○さんの墓石で、そんな事が起きるハズが無いと思いますが・・・?ご心配でしょうから、早めに見せて頂きます。ご都合の良い日程はありますか?」とお返事致しました。
お客さんは、急がなくても良いとおっしゃいましたが、私の方が気になって仕方がないので、スグ伺いました。
拝見すると、確かに白くなっていましたが、触れてみるとザラついていましたので、白い物が墓石に付着していると思われました。
「頑固な水ジミの様ですね?多分落ちると思いますので、やってみますね!」と、水垢落としを取り出して消しにかかりました。
擦るとミルミル落ちてきましたので、間違いなく水ジミでした。
「落ちて良かったです。厄介なもので無くて!正直言って、見るまではチョット心配でしたがね!」(笑)
「本当に水ジミなのですか?こんなに?」と、今一つ納得されていない様でした。
「お墓に水をかけられた後に、柔らかい布で拭きあげていらっしゃいますか?」とお尋ねしました。
お水をかけて、お参りされるだけで、拭きあげはしていらっしゃらないそうです。
白い物の原因は、黒い車を洗車機にとおして、車を拭きあげないと「イオンデポジット」・「ウォータースポット」なんて言われている白い点々が残ってしまいますが、簡単に言えば水ジミです。
水道水に含まれた塩素、ミネラル、マグネシウム等、水が蒸発した後に残った残留物で、特に塩素では無いでしょうか?夏場になれば、石の上で卵焼きが出来るくらいに熱くなります。
お参りに行かれて、ご先祖様が暑いだろううと水道水をかけて差し上げます。
拭きあげないで、そのままにされると、たちまち水が蒸発してしまいます。
最初は目立ちませんが、それを繰り返していくと、残留物の上に、更に水が付いて蒸発を繰り返します。
黒山崎は、黒系ですから、白い付着物だと目立ちましたが、経年変化も無い石です。水拭きだけで、いつまでも綺麗でいてくれます。
お水の拭きあげをお願いして帰ろうとすると、遠くから来てもらって申し訳ないと費用のご心配をされました。
水ジミを落としただけですからいただけません!
今回のケースは初めてで、私も心配で急いで来ただけです。
私の会社は、日本全国対応していますが、サービスは地元の石材店と同じです。
戒名(法名)の追加彫刻も、修理もいたします。
本部から離れていても、提携している施工業者は全国にいます。
石材店でなければ出来ない事は、全て対応させて頂きますので、ご安心ください。
遠隔地でもお気軽にご相談ください。