千葉県市原市の墓石ですが、マハマブルーの配色が綺麗です。
マルチカラーの石と、細目の石の組み合わせですから、メリハリがついてどちらも綺麗な石目を感じる事が出来ます。
二種類の石を使用される場合、細目と中目、細目とマルチカラーの石材を合わると綺麗に感じます。
色の組み合わせは、施主さんの感度ですから、お好みの石で画像合成をしながら、検討して頂いています。
私の場合、建て上げには必ず立ち会って、石や加工の確認をしています。
今回、トラック上のマハマブルーを見て「アレ・・・?」と思い、慌てて仕様書の確認をしました。
マハマブルーと北大青になっているので、間違いないな!とホッとしました。
「よかった!」
墓地確認に伺った折のお話しでは、霊園周辺石材店の見積もりでは、全く予算に合わなかった様で、「本当にこの値段で出来るのですか?」と尋ねられた記憶がありました。
ご予算を聞きながら5平米なら、コストパフォーマンスの高い石の方が良いだろうと勝手に判断して、サンプルをお見せしていました。
50~60枚位のサンプルは常時積んでいますので、マハマブルーも持っていたはずですが、お見せしてなかったですね!私の仕事は、墓地確認、石の説明、加工や施工の確認なのです。
その為、ご予算や石種、デザイン等のご希望をお聞きするだけで、企画や見積もりは会社に任せてしまいます。
てっきり中国材のコストパフォーマンスの高い石で、周辺と同じ様な和墓だと思い込んでいました。
墓地との画像合成を見ながら、アレコレ考えていらっしゃる内に、デザインも変えたい!石も変えたい!になられたのでしょう。
インド材に変えてもこれ位の違いなの?ならデザインも変えて見ようかしら?になるのでしょうね!
一生に一度の事ですから、色々検討して頂けばいいのです。
私の会社は、企画や加工の管理が仕事なのですから!マルチカラーの石材は、同じ紋様が出る事は無いので、唯一無二のオリジナルの墓石が出来るのが特徴です。
注意が必要なのは、このデザインの様に入り口の4枚をマハマブルーの配色に使用した場合、一枚だけが全く違う紋様の石にならない様に、雰囲気を揃える様にしています。
完成度が全く違いますので、若干歩留まりが悪くなっても、会社の負担でおつくりする様にしています。
その点は、いつもの事なので、会社が工場との間でやってくれていたようです。
もう一つ私の仕事なのですが、マルチカラーの石の場合はその独特の紋様に沿って、弱い個所がある時があるのです。
職人さんが、木箱から出した時に、確認はしてくれていますが、もう一度私が目を皿の様にして確認をします。
「大丈夫かな?」
その為に、建て上げ時の確認に行っているのですからね!
デザイン、石目、色のバランスも大変オシャレな墓石ですね!
ワンポイント!竿石の一部に、それと無く桜の線彫りがしてあります。
女性のデザインらしいですね!
いいお墓ですよね!施主さんならではのデザインセンスです。
どのお墓をお引渡ししても感じる事ですが、誰かの為に!と考えながらおつくりになるからかもしれません!みなさん本当に一生懸命なのですよ!
お墓づくりは、大切な人を想う事から始まります。
墓所にお参りに来られた時は、日常を離れた非日常!大切な人を想い、語らい、感謝して頂く空間です。
そしてその方の分まで、今を生きていらっしゃる事を、楽しんで欲しいです。
お墓で眠られる方のお気持ちは、残した方の幸せしかないのですから!
石屋は売れれば嬉しいですが、喜んでもらえる事も嬉しいです。
だからお引渡しするお墓には、「永く綺麗でいてね!」といつも話しかけています。