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「石の産地証明?中国加工なのですか?無いよりはマシですが・・・?」

最近お墓をつくられた方でした。

お友達との話で「クンナムは、今採れていないらしいぞ!」とお聞きになったそうです。

これから墓石をおつくりになるお友達との話題に出たそうです。

お友達も悪気は無かったのでしょうが、そんな話を聞いてしまうと、気になって仕方が無いのでしょう。

石の鑑定のご依頼でしたが、おつくりになった墓石にケチをつける様な真似はしたく無いので、ご辞退を申し上げると、「あの時、産地証明が有料だと言われたので・・・?貰っておけばよかったな!」とおっしゃいました。

何か言われると、気になって仕方が無い人っているのですよね!

私がブログに出しているのは、これからお墓づくりをされる方の参考にして頂きたいだけです。

既にお墓をおつくりになった方は、その石材店を信じて、聞きたくない事は、聞こえなかった事にしてください。

今日は、産地証明の信頼度の事をお話しますね!

国内加工の場合は、採石者、加工者が記入されますから、かなり信頼度が高いです。

クンナムでも日本に直接輸入されて、国内加工された石なら、採石した場所も、加工した場所も分かっているから大丈夫です。

でも一旦中国に輸出された墓石材が、間違いなく日本に輸入されているかを、誰がどうやって証明するのでしょうか?

以前にインドから中国に送ったインボイス(通関書類)をクンナムの証明にしようとしたバカがいましたが、こんなもの送り状ですから、それ以降どうなったかの証明が出来るものでは無いのです。

委託加工で出していても、日本人が常駐している工場は一握りです。

確かに、日本の山元に直接買い付けに来ている中国の工場なら、国産材の産地証明を持っていますので、出してもらうといいですが、無いよりはマシという程度です。

ましてや外国産の石材が、中国に輸入されて加工された墓石の石種等、取り扱う石材店の目利きの力量が全てです。

産地証明というのは、建てられた墓石の石種が何かという事です。

建てられた墓石が分かるのは、販売店か施工業者な訳です。

もちろん石の専門家が、建てられた墓石を確認に行ってですよ!

その方の名前と鑑定の日付が、産地証明に記載されていて、この墓石の石種は、○○ですと証明されるなら、信用度は高いです。

ですが、現実問題として、専門家が北海道から鹿児島まで、ノコノコ出かけて行って鑑定したら、とんでもない金額の産地証明になります。

つまり団体に所属している石材店を信用して、その団体から産地証明が出されている訳ですから、販売店の目利きと言う事です。

つまり石材店に責任があると言う事なので、契約書に原産地や石材名を乗せてもらえば、産地証明と同じです。

国産材の国内加工なら、どの丁場で、誰が採石して、誰が加工したかが分かりますが、原産国や加工地なんてアバウトな証明では意味がありません!

中国の商社の証明が付いても、彼らが騙されている事なんて日常茶飯事です。

それよりも、お客様のお墓づくりを、石の目利き、加工、デザイン、構造、施工等の知識でサポートしてくれる、誠実な石材店を選んでください。

いいお墓をつくっている誠実な石材店なら、契約書に石の原産国や石材名は明記してくれます。

自分の目利きで、自信の無い石種を薦めないものです。

クンナム情報

クンナムが流通から消え一年、在庫を探しても無くなって半年以上経ちますが、未だに問い合わせが多いです。

クンナムに関しては、他の黒御影と比べて、クンナム村近郊で採掘された石には、素人の方が見ても、石目、色等ハッキリした違いがあるのです。

現在インド州政府の採掘認可が下りないので、クンナムは採掘されていません!

インドでも沿岸部から発展してきていますので、住宅の近くで採掘の許可を、州政府の役人が、採掘認可を降ろさないのでしょう。

今後の事は分かりませんが、現在どの丁場も採掘されていません!

クンナム人気にあやかって、全く違う石をクンナム8なんて名にして、一儲けした金の亡者が、黒い石が採掘されれば、クンナム村から全く離れていても、片っ端からクンナム○○の名前で売っているのが現状です。

クンナムは塗っても黒くなりません!

黒く塗らなければ売れない石や、ピリキズのある石は全くの偽物です。

クンナムの採石地はここまでですと言う定義は無い訳ですから、クンナムだと販売しても、反則では無いのです。

あんな大きな国ですよ!

北海道で採掘されても、鹿児島県で採掘されても、同じ石種で販売されている様なものです。

そんな事ありえませんて!

私が扱った「クンナムは無いです」とその都度お返事申し上げていますが、市場にあるのは、偽物のクンナムだらけです。

「闇で採掘された希少品です」「当社の工場は在庫を持っています」なんて大ウソつきです。

クンナムは、何十年もの経年変化がもたらした安心が、人気につながっているのだと思いますが、インドには、PAN、TVK、MU等、実績のある黒御影があります。

スウェーデンブラックのボナコードなら、クンナムより若干金額が上がるくらいでおつくり頂けます。

現在クンナムの名前が付けて販売されていたら、まず別の石です。

絶対に騙されないでください。

クンナム村近郊で、採掘認可が下りたら石目の確認をして、ブログで報告します。

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