どれもが大島石の特級なのです!丁場でこんなに違います!
先週、国内加工のブログを載せたのですが、大島石のお問い合わせが増えましたので、ご紹介させていただきます。
「とにかく青くて綺麗な大島石を探して、何社も石材店を訪問したが気に入った石が無いのです。御社は青い石をお持ちですか?」とおっしゃるのです。
「取引先の何社かに問い合わせて、青い石が採れているか確かめることは出来ますが、何処かで青い大島をご覧になりましたか?」と申し上げました。
島根県の菩提寺でご覧になったそうですが、さすがに島根県まで行けないので「写真はお持ちですか?」とお尋ねすると無いとおっしゃるので、特級の幾つかの画像をお送りして、ご覧になっていただく事にしました。
HPやブログでもご説明していますが、丁場(採掘場)で石目が違い、違う会社が等級を決めていますので、同じ特級でも石目や色目が全く違うのが大島石です。
画像で並べてみましたので、みなさんもご覧になってください。
実は同じ会社の同じ丁場でも、特別綺麗な大島が出ることも、今一つの時もあるのです。
自然の物なので、旬と申し上げた方がいいのでしょうかね!
特別綺麗な石が極上品になるのでしょうかね!
京都にあるお寺の本山で、極上の庵治や大島ばかりで、石屋のメンツの張り合いの様な墓地を見ました。
確かに特別綺麗な大島を見ましたが、値段も特別だと思いますね!
個人の好き好きの問題もありますので、トコトン拘りになられるなら、産地まで行っちゃった方がいいかもしれません!
もちろんお供させて頂きます。
もう一件は、「大島なら何でもいいから安くつくりたい」とおっしゃるのです。
愛媛県の石に想いをお持ちなのかもしれませんが、こうなってしまうと、私では約不足です。
特級だけで会社の数だけあるのに、1級、カレイ、二等があって、1級の下に、二割引きで取引される二割なんて等級があっては、産地の方で無いと、私ではとても無理ですわ!
私は性格的に、分から無い事を分かる振りをする「知ったかぶり」は出来ないです。
そんな訳で、特級中心に販売しています。
自分が分から無いのに説明も出来ないです。
「特級で、加工も施工もガッツリおつくりして、1級やカレイよりもお見積もりが安ければいいかな?」なんて考えなのですが、ご依頼を頂いているので、そうみたいですよ!
儲けが薄くても、とにかく綺麗な石でおつくりしたいだけなのです。
価格を特に拘っている訳ではないので「すいません!特級でお見積もりしますので、ご予算が合えばお願いします」と申し上げて、お見積もりをお送りしました。
最後のご相談は、ご契約のお話しが進んでいるのかのしれないと感じました。
「大島石特級で、国内加工の天目取りをしてもらって、八寸ならいくらぐらいですか?」
「関東の方ですか?関西の方ですか?」
「大阪です」
「関西型ですか!墓石を囲む石の大きさや墓地の広さで違いますが、みなさん100万円ぐらいでおつくりしていますが?」
「・・・・!」
「もしもし?」
「そんな金額で出来るんですか?基礎工事もやってもらえるのですよね!」
「もちろんやりますよ!特別な基礎工事や、クレーンがとどかない様な難しい場所で無ければ、大体それくらいです!」
「石は特級なのですね!」
「特級ですよ!産地証明も加工証明もお付けします」
「そうですか・・・?」声のトーンで、明らかに気落ちされているのを感じました。
どうしようかと思ったのですが、「お見積もりだけでもお送りしましょうか?」と申し上げると「お願いします!」とおっしゃるので、「ありがとうございます。是非ご検討されてください」と申し上げました。
70万円原価の墓石を、180万円で販売しなければならない体質の石材店もあれば、更に加工と施工に費用をかけて、80万円原価でも、100万円で販売できる体質の石材店もあるのです。創業年数やお店の構え、価格に惑わされること無い様にしてください。
石って本当に難しいんですよ!
特に私の場合、国産材だけでは無く、黒御影や世界中の綺麗な石が大好きで、扱う石種が多いのです。
だからこそ実績があって、トラブルの無い石を扱うようにしています。
最近特に天山石の紺碧、銀剛のお見積もりが多いですが、天山石が錆びると言っている石材店がある様で、ご心配のご相談が何件かありました。
関東では殆ど見ませんが、西日本では大変扱われていて、大島より多く建てられている墓地もあるくらいです。
本格的な採掘は、昭和40年ですから50年以上経過しています。
私の扱った天山石で錆が出たものは無いです。
何処かにあるのかもしれませんが、錆の出た墓石を見たこともないですね!
庵治でも大島でも、サビが出ている石を見たことはありますから、余程粗悪な石を使ってつくられたのかもしれません!
滅多にないことを話して、不安を植え付け心配につけ込む商売です。
安心できる石を扱いなさいよ!
墓石が違うように、どの石材店もお墓づくりに対する考え方が、それぞれ違います。
値段、デザイン、加工、構造、石等、それぞれが拘りを持っています。
石材店ごとに物差しの長さと言った方がいいのか?
バーの高さと言った方がいいのか?
うまく表現できませんが、どの基準を示すバーも合格点でも、拘った部分のバーが高いと言う事です。
ご自分の拘りに合った石材店をお選びになるのが一番です。
正直な石材店なら、バーのメモリを誤魔化したりはしない物です。
年金ジイの会社は、経費を圧縮して価格を何とか抑えています。
加工と施工は手間をかければ何とか自分で決めた合格点、構造はまだまだ学ぶことが多いですが、日本中の石屋さんに教えてもらって「それ位やっていれば立派だよ!」と言ってもらえるので、なんとか及第点まで来ましたかね?
でも、石だけは自然の物です。
だから「選ぶ」ということなのです。
国産材でも、インド材でも、中国材でも、安全な石種で、とにかく綺麗な石質には拘りたいですね!
私の場合、石選びのバーが高いのかもしれませんね!
「石には拘りたいけれども、予算もね!」とお考えの方は、お気軽にご連絡ください。予算内でおつくり出来るかもしれませんよ!
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