これはアーバングレーじゃ無いですね!
とにかく青いアーバングレーが欲しいとおっしゃるお客様した。
このお問合せは、よくあるんですよ!
確かに青目のアーバングレーは綺麗で、青い石をお探しの方からのご相談は多いですね!
このお客様も、随分探されたのでしょうね!
「何社ものサンプルを見せてもらって、この石が一番青いと感じたのですが、これより青い石がありますか?」と、遠くから来てもらっても、買えるかどうか分から無いからと、画像を送ってこられました。
拝見して「この石アーバングレーによく似ていますが、違う石ですね!」と申し上げると、そんな事は無いはずだ!他所の石屋は、アーバンの青目だと言っているし、私もアーバンは沢山見てきているので、分かるとおっしゃるのです。
一生懸命な方なので、出来るだけ興奮させない様に、言葉を選びながらお話をしました。
「アーバンの青目と言う表現は、その石に関して間違ってはいませんし、その石屋さんは、ウソを言っているわけでは無いと思います!この石はよく似ていますが、アーバングレーとは、丁場の場所が全然違うんですよ!」
「・・・?」
このお客様が、青目として薦められたのが、アーバン青として流通している石で、カルナータカ州のバレイ近郊で採れている石のようです。
この丁場には、私も行ったことがありません!
流通段階での交通整理が出来ていないので、工場で名前が違いますが、アーバングレーでは無いことは、一致しています。
私が現在扱っているアーバングレーのサンプルと、二枚合わせて撮影をしてお送りしました。
左がアーバングレー、右がアーバン青
見た感じはアーバングレー赤目の様に、錆びる様な感じでも無く、黒っぽさと青さを感じる石で、新しい石なので何とも言えませんが、品質も良さそうです。
値段的には、才あたり5ドル位の違いですから、善意で考えて、値段ではなく青さでお薦めになったのでは、無いでしょうか?
私はどうしても、磨かれた表面の、ガラスの様な透明感が好きなので、アーバングレーをお薦めしています。
アーバングレーは業者間では、MD5として取引されていますので、アーバングレーをお求めなら、MD5であるかを確かめてください。
ムドッガル地域産出でMD5なのですが、最近MD6、MD9等の石が流通していますが、アーバングレーではありません!
磨かれたMD5の青目は大変綺麗です。
墓石にお使用される石としての品質は最高峰で、コストパフォーマンスにも優れています。
とにかく大変バランスのいい石材ですが、悪い奴がいるんですよね!
それらしい名前を付けて、高額で販売しょうと言う輩が、大変多いのでご注意ください。
お客様からお問い合わせがあって調べると、アーバングレーなんて事が、何度もありました。
それなりの価格の墓石で、1社の石材店だけの扱いならその石材店だけの名前です。
騙されないHPの観かたは、何社かの石材店が、同じ名前で紹介をしていれば安心ですが、石材店は1社だけで、それ以外は異業種のサイトの紹介は、信用しない方がいいです。
比較サイト、紹介サイト、墓石の通販サイトは、石材店HPのコピーをしているだけです。
石材店では無いので、彼らは石のことは知りません!
石材店の数には入りませんので、ご注意ください。