墓石の低価格協力工場を求めて!
中国石材加工の現在は、政府の環境政策はますます厳しくなり、設備改善が出来ない工場は、強制的に取り壊しが始まっています。
従業員の健康管理の為に、写真の様なファンを取り付けや、排水の浄化設備の投資が必要で、小さな工場でも50万元(日本円で1千万)以上の投資が必要になっています。
今年に入って、組合が加工賃の値上げに踏み切ったのが、人件費とこの辺りの投資にあります。
中国の値上げとは逆に、日本では価格の安い墓石への要求が更に強くなってきました。
石材店以外のネット紹介サイト、SEO会社、葬儀社等の参入で、市場が荒れて、反則のテンコ盛り墓石や、詐欺まがいの販売方法が横行している始末です。
かく言う私もお客様のご要望で、価格訴求墓石の加工先を探しに渡航してきました。
石材加工会社の集積地である崇武地区では無いので、知り合いの現地商社の案内で、日本の商社が出している工場を視察に行きましたが、会社名の看板も上がっていない処です。
でも皆さんの大切なお墓を安いからってこんな所で加工して欲しいですか?
こんな小さな原石のブロックを幾つも継ぎ合してつくったら、いずれ石目の違いや色の違いが分かるようになって来ます。
黒御影は高額なので、安くつくらせようとしたらお決まりの油塗り(色塗り)です。
「この石種は何ですか?」「クンナム8かPON」と指で書いて教えてくれました。
そりゃ塗っちゃったら分から無くなっちゃいますよ!
彼らだってやりたくて、やっているのではありません!
ゴマカシで塗ってもいいから安くつくってくれと、日本の石材商社がつくらせているのです。
現地商社には申し訳なかったのですが、尻尾を巻いて崇武に帰って来ました。
夜ともなると、工場の社長連中と飲み会なのですが、「何処へ行ったか?」と聞かれたので、正直に「康美まで行ったけどダメだ!」とありのままを話しました。
みんな顔を見合わせて笑っています。
「社長みたいに、墓石に触って検品なんかしたら、崇武の人間でも嫌がるのに、気にいる工場なんか無いよ!」
そんなつもりは無いとか!少しだけ気にすることもあるとか!グダグダ未練がましく言って、ため息まじりに「諦めるしかないな!」と言って話題を変えようとしたら、「頼まれて、つくったことのある知り合いの工場があるので、紹介しようか?」と言ってくれるではありませんか?
「本当か?ありがとう!社長の工場を通して貿易できれば尚ありがたい!あんな田舎のまで行けないので、どちらにしても商社に頼むしか無いと想っていたからから、御社で出来るならありがたい!」
中国での商談は、遠慮なしです。
お互いメリットがあれば商談は成立なので、さっそくアモイまでの帰り道に案内してもらいました。
前々日に見た工場の感覚でいましたので、現地に行ったらビックリでしたね!
野球場が2面以上取れる様な大きな工場で、原石も大きなブロックが綺麗に山積みになっていました。
私の会社など、とっても直接取引できるレベルの工場ではありませんでした。
ただこの工場もアモイ市内から1時間と近いので、5年後は、工場の認可取り消しが、政府から通達されているようです。
発展して行く中国経済は、更に加速度を増しているようです。
石材業界の加工は、これからどうなってしまうんでしょうかね!
最後に、今回値段の低い価格表を出しましたが、今までに価格の目安として表示した人気ベスト30と比べると、金額が大きく違うのに、驚かれるかもしれません!
墓石の種類も加工も違いますが、画像で分かりにくいのが、石材使用量です。周りの墓石と比べて、チープにならないように図面設計した墓石と、大きく見えても、安く売っている他社並みに削ってある図面設計とは、部材の大きさが全然違います。
同じ物が安い訳では無く、作り方で価格のコントロールは容易にできると言うことです。
2018年度(最新版)安い値段でつくる墓石の種類とデザイン(形)の価格表
はこちらです。
もちろん値段が一番大切ですが、値段だけを見て、安い墓石を高く買わないように、少しだけお墓のことを知ってくださいね!
私は頭の古い人間なのかもしれませんが、墓石の値段でお墓の価値が決まるものではありません!
お墓は、車の様に何度も乗り換えるものではありません。
お客さんにとって、一生に一度の想いを込めた墓石であれば、金額にかかわらず、いいお墓をおつくりするのが、石屋の心意気では無いでしょうか?
だから「かしこはセールはやりません!」
300万円の墓石も、30万円の墓石も、ご予算に合わせて正直におつくりします。
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