修理してもらったら、石が違うみたいなんです!
「黒御影でも、経年変化で色が変わっていますので、全く同じには出来ないと思いますよ!
ただ、おっしゃる様に石目が、明らかに違うなら取り替えてもらえばいいと思います」
黒御影を区別できる石屋さんは、ほとんどいないです。
私だってわからない石の方が多いです。
私が知るクンナムかどうかがわかる程度です。
現在では、クンナム8に代表されるように、クンナム村から100キロ以上離れていても、クンナムの名前を付けた曖昧な石が氾濫しています。
クンナムでこの価格で格安ですなんて、何でもありの価格競争なんです。
この方は、ご住職に紹介された仏壇屋さんに修理してもらったそうですが、いつも扱っていないと、少し無理がありますね!
ご住職は、お願いすれば、紹介していただけますが、宗教のスペシャリストで石の専門家ではありません。
出入りの業者さんをご紹介されるでしょう。
仏壇屋さんも石材商社や施工業者に頼めばやってくれるので、売れなくなった仏壇の売り上げ補てんに扱っているだけです。
石の画像を送って、解析してもらってからサンプルを取り寄せれば、こんなトラブルは起きません!
分からなくても、ひと手間かけて納得していただく事が大切なのでは!
右がクンナムK、左がクンナム8です。
石目と黒さが全く違いますが、わかりますか?
画像では見えない細かいキズが無数にあります。
何年か経過すると色が変わってもっと大きく違ってきます。
ちゃんと説明して、妥当な金額での販売は全くかまわないと思いますが、曖昧なネーミングですよね!