墓石の種類で、価格が高いからと言って、必ずしも高品質とは限りません!
墓石をおつくりになる時、どんな石を使用して、どんなデザインでおつくりになりたいか?をお考えになることでしょう。
天然石は、色、文様、独特の風合いを持っています。
インドM10とアーバングレーの組み合わせです。
シンプルなデザインと、吸水率の低い高性能の石に、拘ってお選びになりました。
インド黒山崎とマハマブルーの組み合わせです。
柔らかいカーブを使用したデザインに、黒系細目とバイオレットでマルチカラーの御影石を合わせて、
優しさを感じさせるオリジナル墓石をお作りになりました。
天然石は、色、文様、独特の風合いを持っています。
デザイン墓に!洋墓に!伝統的な和墓に!お気に召したデザインに、色目、石目の大きさ、文様を、イメージにされながら、自由に組み合わせて行くことで、オリジナルなお墓が出来上がってきます。
現在、墓石に使用されている石は、花崗岩を中心に黒系の閃緑岩、斑レイ岩等、マグマが地下で固まった御影石と呼ばれる硬い深成岩と、地上で冷えて固まった比較的柔らかい安山岩が多く使用されています。
主に流通しているのは、日本産、インド産、中国産ですが、南アフリカ、ヨーロッパ、アメリカ等、世界中の石が使われています。
現在採掘されている石、以前採掘されていた在庫の石を含めると、400種類以上にも及ぶ石が市場にありますが、よく使用される石種を150種類程に絞り込んで、特徴や注意点のご説明をしています。
高性能な石は、人気がありますので、需要も多くて価格も高めです。
高性能でも、多量に採掘されている石は、比較的リーズナブルです。
逆に採掘量が少なく、希少価値の高い石は、大変高額です。
価格や産地に惑わされない様にしましょう。
高いからと言って、必ずしも高品質とは限りません!
このページをご覧になって頂けば、必ずしも日本の石は、高くても高品質、中国産が粗悪で、インド産なら大丈夫では無い事に、お気づきになって頂けると思います。
墓石の検討をされる時に、石の何処を重視して選ばれるのか?大きく分けると5つのポイントがあります。
① 耐久性や経年変化等の性能で選ばれる
② 色や石目の美しさで選ばれる
③ 国産墓石(日本国内産出)等、想いがある石の種類や産出地で選ばれる
④ デザイン(和墓・洋墓・デザイン墓)に合った配色、出来栄えを考えて選ばれる
⑤ ご予算を優先して、その金額でつくれる石の中から選ばれる
墓石の種類によっては、吸った水が抜けなくて変色する石、耐光性に弱く日焼けする石、鉄分を多く含み錆が出る等の特徴があります。
ここでは、石の産地、強さ(性能)、経年変化、注意点等、特徴を数値と共に、画像で色や柄をご覧になりながら、ご説明させて頂いています。
墓石に求められる性質で、最も多いのが、①の耐久性と経年変化です。
つまり硬くて頑丈で、何年も美しさが変わらない石なのです。
このページでは、石の性質を見分けるための数値で表しました。
それでは、石の性質を比較する数値、吸水率、圧縮強度、見かけ比重を、簡単にご説明いたします。
・吸水率
石は雨水と主に、不純物を吸収し、水が抜けても不純物が残る事で変色します。
値が低い石ほど水を吸いません!
・圧縮強度
圧縮強度はどれだけの力に砕けず耐えられるのかを計測した値です。
・見かけ比重
一定の体積あたりの質量を算出した値です。
重い石のほうが強度もあると考えられています。
・経年変化
年月が経過すると、雨風や紫外線等の影響を受けた石が、劣化や変色するのが経年変化です。
墓石に使用されている石の中でも、御影石は深成岩で大変硬くて経年変化にも強いです。
石を選ぶ時に注意5ポイント!
①粗目の石目より、細目の石目の方が硬くて良質だとお考えの方が多いのでは無いでしょうか?見た目の石目がきめ細かくても、必ずしも目が詰まっていて、強い石ではありません!白系で細目(石目が細かい)の石ほど、水を吸う傾向があります。吸水率の数値をご確認ください。
②性能の良い石は人気もあり、仕入れの値が高くなる傾向があります。また採掘量の少ない石や、歩留まりが悪く、採掘された石の一部しか墓石に使用出来ない様な時も、希少価値として値が高くなります。安定して豊富に採掘されている石は、値も安定していて安くなります。石の原価は、希少価値や需要と供給にも左右されますので、必ずしも高い墓石が高性能とは限りません!
③採掘期間が長くて実績のある石は、性質を示す数値も出ていて、長所短所が分かっています。また継続して採掘されている石は、既に建てられた墓石から、経年変化も確認する事ができます。逆に新しい石は、採掘後、2~3年で枯渇したり、小さな石しか出なくて、採算が合わないために、閉山になることも多いのです。
④日本の石や、海外でも銘石と言われるような石は、大変高額で取引をされています。それだけに、石屋毎の売値には、大きな違いが出てきます。ブランド石は、店舗の利益率が高くなることを、見込めるからです。見積もり金額を比較して、て購入する事はもちろん大切ですが、同じ種類でも安い価格で販売する為の等級(ランク)が低い石、粗悪品、偽物を購入しない様にしましょう。
⑤石の石目や色目は、ネット上の画像でも確認は出来ますが、現物サンプルを確認しする事や、既に建てられている墓石の経年変化を見る事が大切です。石の性質を詳しく説明をしてくれて、色や石目が変わりやすい石については、古いサンプルでは無く、原石からカットして、確認してくれる様な、手間を惜しまない会社がお薦めです。
深く掘り下げられていますが、一定の深さまで掘ると、作業員の安全確保の理由で、丁場がストップされる事があります。
また雨季の水害で、一時的な採掘中止もありますが、石質が悪くなったり、小さな石しか採掘されなくなり、採算が合わなくなると、その丁場は完全に中止になります。
採掘中止になると、原石コストが上がり、在庫が少なくなると、良質の石が残っていないケースがあります。
ご希望の石種が現在採掘されているのか?在庫は十分にあるのか?を確かめる事も大切です。
石の性質を更に詳しくお知りになりたい方は、
必見!失敗しない墓石(お墓の石)の選び方をご覧ください。
このHPには、予算ご検討の金額と、デザインをお知りになりたい方の為に、何ページもの金額表が表示されていますので、そちらをご覧ください。
もっと詳しい、更に詳しく石種の性質や金額をお知りになりたい方は、お気軽に無料相談・見積りをご利用ください。