墓石の加工

stone cutting

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墓石の加工には、国内加工、中国加工、インド加工、ベトナム加工がありますが、今日では、全体の90%近くを生産しているのが中国で、日本、インド、ベトナムが残りの加工をしています。(カンボジアでの加工もスタートし始めました)

特に国内加工は、塵肺等の影響もあり、後継者不足が深刻です。

ここでは、原材料の採掘から、最も多く加工している中国加工で、墓石が港を出荷されるまでのご説明をさせて頂きます。

今日、世界の石材工業の中心となっている中国ですが、技術力は工場によって大きな差があります。

当社は、中国でも最高レベルの技術を持つ工場と、提携しています。

厳しい品質チェックの下、最高品質の石材と墓石加工で、価格を抑えてご提案が出来るようになりました。

品質の基準は、面倒でも現地に出向いて、伝え続けていなくては意味がありません!

誰だって楽が出来て、お金が儲かればそれに越したことはない訳です。

黙っていたら、任せっきりの安売り会社の基準になってしまいます。

(国内加工・インド加工でもおつくりしています。お気軽にお問い合わせください)

墓石の原石から、最終の加工品までの工程

採掘場(丁場)

(中国)G654長泰丁場

(インド)SR丁場

(南アフリカ)インパラブルー丁場

日本の石をはじめ、インド、アフリカ、ヨーロッパ、アメリカ、中国等、世界中の数えきれないほどの丁場から採掘されて中国に集まって来ています。

採掘され始めて新しい丁場、既に採掘STOPになった石の在庫は、400種類を超えるのでは無いかと想うほどです。

同じ石種でも数十の丁場があることもあり、その一つ一つで石目や色が違ってきます。

原石置き場

墓石づくりは、いい石選びからです。

どんなに凄い板前さんでも、材料が悪ければいい料理がだせません!

一流の板前さんが、自ら市場に出かけて仕入をする様に、いい墓石づくりは、いい原石を選ぶことから始まります。

黒系の御影石の原石置き場です。

一つの工場が全ての石種を保有している訳ではありません!

日本の石、中国材、インド材中心の黒御影など工場によって、得意な墓石の種類を絞り込んで保有しています。

この原石置き場を観るだけでも、わかることが幾つもあります。

原石のブロックがいくつも積んでありますが、大きくて四角いブロックを幾つも積んである工場は、石のいい部分を吟味して選んでいます。

値段で走っている工場は、小さくて不揃いのブロックが多く、安い原石を接ぎ合わせて、ゴマカシをしてつくっている工場が多いです。

もちろん綺麗な石は高額ですが、同じ石種でも大きなブロック程金額が高くなります。

一般石材店の石の相場は、商社経由の加工賃込みの値段が殆どです。

本当にいい石で、少しでも安くつくりたいなら、現場!現場!汗水流して真剣勝負です。

ここで、原石を吟味します。

上の原石がY-1、下がインパラブルーです。

水をかけて、ブルーチップの大きさや石目を確かめます。

石畳の上に打ち水をすると、石の紋様がよく分かった経験がありませんか?

水をかけるとチップの大きさや数が、よくわかります。

屋外クレーン

原石を工場内に運びます。

ブロックの大きさが3メートルぐらいですから、どのくらい大きなクレーンなのかが、お分かりになっていただけると思います。

原石カット(大口径)

最初に原石を大きく切り分けるダイヤモンドカッター(切削機)です。

直径72インチ以上の物を大口径と言います。

この段階で、キズ(ナデ、オビ)や色むらが出れば、原石を取りかえます。

この大口径は、日本の三大石材産地の岡崎でも、5機ぐらいしか動いていません!

ここに注意!

みなさんが、墓石を作っていると思っている石材店は、これが動いていますか?

この大口径や中口径の動いていない石材店は、加工していません!

ほとんどの石材店は、石材商社に丸投げで、ほこりだらけの動かない機械が置いてあるだけです。

あなたのお近くの石材店は、機械が動いていますか?

つくっているふり、専門家のふりをしているだけの人に、高く売りつけられようとしていませんか?

任せっきりは止めましょう!

原石カット(中口径)

中口径で、スラブ切りして、更に墓石の形に近くして行きます。

大きなアールを削っています。

墓石の大きなアールは、こうして出来上がります。

アールを削るとロス分がでますが、このロスの部分も、使用した石材として、料金がかかります。

石は削ったり、斫ったりして加工をして行きます。

もったいないようですが、この隙間で小さな部材は取れません!

中台のアール部分です。

ここまでくると、墓石の形に近づいてきます。

サンダー加工

さらに装飾を施して行きます。

この加工は、熟練者で無いと出来ません!

特に蓮華の加工は、やり直しが出来ない彫刻です。

何年もの経験が無いと加工させてもらえません!

この段階でも、目立ったキズ(ナデ、オビ)や色むらが部材に出れば、取りかえをしてもらいます。

ここまでくると取りかえたくないのが心情ですが、お客さんのことを考えるなら、取りかえてもらうしかないですね!

検品の基準や会社としての姿勢が大切になります。

この加工をヤクモノ加工と言いますが、日本で出来る方は、一握りです。

この部分だけを中国で委託加工している商社もあり、四角い大きな部分を国内で加工したので、国内加工で販売されている事があります。

墓石の大部分を形にした所を、加工地としていますから、違法では無いでしょうが、グレーゾーンですね!

花立のステンレス部分です。

花立の上部は、磨きがしてあるので、すべらない様に目あらしをしてから、穴を空けます。

ステンレスの花ずつを入れると、穴が中心からズレても目立ちませんが、これはアウトです!(目立ったずれは、つくり直してもらいましょう)

磨き粗削りされた墓石を研磨して艶出しをして行きます。

バフによる研磨の風景です。

バフによる研磨は、砥石による研磨に比べて短時間で磨けるため、研磨の主体になっていますが、熱を加えないと艶が出にくいです。

大量の水を出し、石の表面を冷やしながら磨いていきますが、ここで水の量や時間を短くし過ぎると石の表面を傷めます。

当社協力工場では、砥石の研磨を主体に行いますので、日本国内の研磨との差を感じません!

日本では、白御影を2000番、黒御影は3000番の細かい研磨をして磨きますが、ご希望で5000番を使用しています。

安くつくっている工場では、この工程を500番~800番で止めてしまってバフで艶出しです。(石の性質もありますが、経年変化が早いのは、この工程の手抜きも、原因の一つです)

アーバングレーやバイオレットブルー等の、表面に透明感のある石は、丁寧に磨いてあると艶の違いがわかります。

また黒御影は、黒さが際立つと言う表現なのでしょうか?

黒の発色が違ってきますね!

5000番の研磨は、光をあてないと検査が出来ませんが、経年変化で艶持ちが違ってきます。

字彫り(文字彫刻)

ゴム貼り確認画像です。

文字彫刻の後では、トラブルがあっても修正は出来ません!

どの墓石も、確認画像が無ければ、彫刻の承認をいたしません!

画像は通常彫りですが、様々な文字彫刻の方法や点刻や石を埋め込んで行く象嵌の様な特殊加工もあります。

詳しくは、墓石の文字彫刻方法と特殊加工をご覧ください。

検品(加工完成検査)

出来上がった墓石が、仕様通りに完成しているかの検査です。

当社では、社長自ら定期的に完成検査に行きます。

品質を維持し、作り手と買い手の妥協点を、同じにするための作業です。

検品は、伝え続けないと意味がありません!

丸投げでは、いい墓石はできません!

検品では、直接墓石に触れて確かめます。

触れてみれば、丁寧に加工してあるかどうかは、直ぐ分かります。

完成の建て組み写真を含めて加工中の画像も日本で確認出来る様になり、大変便利になりました。

でも見るだけでは、分からないワズカナ凹凸が、触れるとわかります。

私の下手な中国語では、うまく伝えることはできません!

検品員に、「ここを触ってほしい!」「これはいいけど、これはダメ!」と肌感覚で伝えます。

石は自然の物ですが、「これくらいは仕方がないですが、同じ物でもこの部分に出たら、絶対作り直してください」と、毎回伝え続けています。

これを伝える手段は、差し当たり現地まで行かないと難しいですね!

梱包(ラッピング)

墓石に緩衝材を挟み、キズが付かない様にラッピングします。

木箱で頑丈に梱包します。

コンテナに積み込まれて日本に運ばれますが、木箱を開けてからの最終検品が待っています。

加工やラッピングまでは大丈夫でも、コンテナの積み下ろしなどで、破損している事がありますので、建て上げが終わるまでは気が抜けません!