お墓の構造

grave structure

る場所であり、お骨を安置する場所だからです。

カロートの語源は日本語で、「カラウド」(漢字で唐櫃)で、「死者を葬る棺」という意味で、墓石の下にある、お骨を納めるところを指します。

従来はコンクリートで施工していましたが、大切なお骨を納める場所なので、近年御影石などで施工される方が増えてきました。

納骨の形式は、地域で大きく違いますが、この納骨形式の違いで、お墓の構造が大きく違ってきます。

地下カロート

骨壷を納める場所が、墓石の下(地下)にある形式のもので、収納部分が地下に収まる分、高さが低くつくることが可能で、欧風のシンプルな作りにすることができます。

開け方には、花立や香炉の下の蓋を開けるタイプと、花立香炉の後ろに穴が開いていて、花立や香炉をずらすと納骨ができるタイプがあります。

更に骨壺のまま安置する納骨形式と土に還っていただく納骨形式に分けられます。

関西方面での納骨方法の多くは、骨壺の状態で納骨するのではなく、サラシの布でこしらえた骨袋にお骨を移し替えて納め土に還っていただく納骨形式が一般的です。

宗旨・宗派やご家族のご希望で、骨壺のまま納めることもありますが、納骨室の土の上に骨壺を置いて納骨をします。

土に帰っていただくタイプのお墓

納骨室が作ってあるお墓

納骨室がないお墓

実は、早く両親を亡くした私が20代で建てたお墓は、納骨室のつくっていないお墓でした。

自分がこの仕事をすることが無かったら、この可哀そうなお墓のことがわからなかったでしょうね!

骨壺のまま安置するタイプのお墓

地域で焼骨を拾う量が違い、骨壺の大きさが違いますので、納骨の数と大きさを打ち合わせをして、お墓の設計をしてもらいましょう。

GL(グランドライン)より下に骨壺のまま納骨する場合は、水はけがいい条件の墓地がいいでしょう。

また骨壺は、水につからなくても、空気中の水分を吸収して、骨壺の上部まで水になってしまうことが多いです。

最近では、骨壺の下部に穴を開けたタイプが販売されています。

半地下カロート

地上カロート型の墓石ですが、納骨室(カロート)の一部で土のままのスペースをつくったタイプです。

カロートの画像です。

この方法だと、納骨室が一杯なった場合、古い遺骨を骨壷から出してまくことができます。

霊園によって規定が違いますが、地上カロートの納骨室をつくる場合、隣との境界から50センチ離す等の規定があり、納骨室が狭くなってしまう事がありますが、半地下カロートだと境界ギリギリまでカロートをつくる許可が出ることが多いです。

土に直接まいた場合、遺骨が増えてもスペースが失くなる心配をする必要がありません!

この世に生をうけ、自然にや大地に育てられ、また大地に還って行くという仏教本来の考え方からすると、土に還ってもらうのが本来の納骨の仕方かも知れませんね!

同抜き型(くり抜き型)カロート

納骨室部分の壁を、板石や柱でつくるのではなく、一つの石をくり抜いてつくります。

もちろん上(天板)も下(根太)も一つの石でつくります。

天板

根太

カロート

この構造は、間違いなく強いです。

耐震にこだわる方には、おススメです。

水も入りにくく、究極の耐震構造だと思いますが、デメリットとしては、くり抜いた部分の石材が無駄になりますから、石材使用量が多くて、高額になります。

(施工上での修正は、まず出来ません!技術と経験のある工場に、精密な加工精度が要求されてつくられます)