どんな石材店なら安心か?

STONE STORY

(投稿日) (最終更新日)

数多くのお墓づくりを手掛けて来た老舗の石材店であれば、安心感もありそうですがそれだけでは石材店を選ぶ決定的根拠とはなりません。

神戸製鋼、三菱マテリアルと東レのデーター偽装、日産、スバルの検査不正、大手ホテル、百貨店レストランのメニュー偽装、木曽路の松坂牛メニュー偽装、赤福や白い恋人の賞味期限偽装や「大阪・船場吉兆」のように、大手企業、老舗の店の偽装事件の例もあるので、老舗石材店の創業何年だけでは安心できません。

墓石の種類が変わり、施工方法も日進月歩で、5年前と比べても全く違います。

東北の震災時に、コーキングボンドでは無く、モルタルの接着をしていた昔からの石材店の施工の殆どが倒壊しています。

新しい技術、施工方法、デザイン等、新しい物を取り入れて、伝統を生かすのが老舗です。

創業何年だけで石材店を判断できる時代では無くなりました。

基礎工事や施工の内容も説明をしてもらいましょう。

クレームでよく聞くのが出来上がったら想っていたお墓と違うという事です。

これは石材店の営業が売りたいという一心で、お客の話をちゃんと聞いていないことが原因です。

最近では石材商社に頼めば簡単に墓石が出来るので、仏壇店や葬儀社等の異業種でも取り扱うことが出来る様になりました。

実は初めてお墓づくりをする貴方と、それ程知識の差が無い、実は何にも知らない営業マンや店主が大変多いのです。

専門家のフリをしていても、自社で輸入や検品せずに石材商社へ丸投げしていては詳しい説明はできません。

最近のご相談では、こんな事がありました。

富士山の彫刻で、山頂ではなく裾野に雪が積もっているお墓が出来上がってしまいご相談がありました。

山頂に雪が無い富士山の彫刻は、石材店の確認ミスです。

ミスならいいのですが、中国に丸投げした彫刻原稿を理解して、チェックできなかったのでしょう。

怠慢で確認をしなかったのかもしれませんが、いずれにせよ情けない話です。

直してもらいましょう。

現在の中国工場は、依頼すれば画像を送ってくれますが、出来れば定期的に直接工場へ出向いて、品質の管理をしている石材店がいいですね。

便利になりましたが、直接逢って話す以上に有効な、コミュニケーションはありません!

面倒だとか、「国内はともかく、外国に行くのが怖い」なんて言っていたら、いい墓石はできません!

日本の石でも、同じ石種を扱っている工場が、その石のことを知り尽くしていて安心です。

海外に行けない人間が、日本の産地を回っているなんて考えられません!

お客様も少しだけ勉強して頂けば、インスタント専門家の化けの皮が剥がれます。

石に関しては、丁場(採掘場)は、STOPになっていないか?

在庫は十分にあるか?等のリアルタイムの情報を入手して、お墓づくりのご提案をしなくてはなりません!

石は自然の物ですから、木の年輪のような物や帯状の模様が出ることがあります。

加工で取り除きながら墓石の制作をするのですが、目立つところに出るのは、あまり気分のいいものではありません!

時期的にいい石が採掘されていない時があります。

時には、お客様からのご要望でも、いい石が採掘されていない場合は、正直に伝えて代替品を薦めてくれる石材店が良いでしょう。

石の特徴に詳しく、長所短所の性質説明までしてくれる石材店が安心です。

無料で墓地確認や要望をよく聞いてくれて、設計図や画像で納得できるまで対応してくれる会社がいいですね!

墓石の加工料の値上げや為替の変動、消費税等をセールストークで販売をする石材店もいますが、契約を急いだり、連日の電話や自宅への押しかける石材店はNGです。

ガツガツしている営業からは、いいお墓はつくれません。

お墓は一つ一つが心を込めたオーダーメードです。

お客様が納得できるまで何度でも作り直してくれる石材店を選びましょう。

墓石の制作後に彫刻の誤りがあると、作り直さなくてはなりません!

メモ書きに戒名(法名)、建之者名などを書いて渡して、石屋に任せてください的な石材店はNGです。

何年か過ぎてから、誤って彫刻されたひらがなの「き」と「さ」の違いで、どうしても気になって、つくり直されたお客様もみえます。

証拠が残って無ければ、石材店は責任を取らないで、とぼけるだけです。

「修理には、これくらいかかりますが?」と平気でいいます。

つくり手の愛情だと思って、わずらわしくても何度も確認してくれる石材店がお薦めです。

彫刻の原稿は、間違いないと、思い込んでしまう事が一番危険です。

お客様も面倒ですが、何度も確認に、付き合ってあげましょう。

契約書は必ずつくってくれる石材店でなければなりません。

使用する石材名、原産地、石の性質、デザイン、彫刻の原稿、字体、加工する工場、納期、基礎工事、施工の方法、建立後の保証の説明を受けた上で内容を契約書に記載か添付して、更に納期、建立場所、支払い条件等を明記して、契約してくれる石材店が安心です。

最低限上記の条件を満たして少しでも価格を抑えて販売している石材店です。

ここに注意!

ここまでご説明をすると親切に説明をしてくれて、お客様の要望に応えてくれる石材店が良いと言うことになります。

そんな事は商売なので当たり前の話なのですが、売りたいがために、何でも聞いてしまう石材店も危険です。

お客様は安くつくりたい!石材店は利益を残したい!そこで登場するのは、粗悪な石を誤魔化したり、危険なほど石材使用量が抑えられた構造です。

現実に10㎝×10㎝×300㎝の図面を持ち込まれたことがあります。

加工することが出来ても、輸送や施工で破損する可能性や、建てることが出来ても、何年も経過しないうちにヒビが入る可能性もある箇所の部材で、どう考えても強度無視の図面でした。

もう一つの案件は、現在お参りしている墓石の移動のご依頼でしたが、劣化が進み過ぎて、破損の可能性がある場合がありました。

これらのケースでは、お客様に図面の修正や、建て直しをお薦めして、ご依頼をご辞退したことがありました。

始めのケースでは、「石材店がつくった図面だから大丈夫なはずだ!」と言われて、後のケースでは、「何とかならないか?」と粘られました。

想いを叶えて上げられないので大変申し訳なかったのですが、責任を考えるとお受けできる内容ではありませんでした。

価格以外の事で、石材店に考え直しを薦められたら、更に新しい石材店にその内容について、確かめられると良いでしょう。

石材店の選び方で、石材店のタイプ、見積書の比較の仕方等を、ご参考にされてください。